ホーム ライブラリー レターズ ピクチャーズ ufo 掲示板 お問い合わせ リンク

GA Site -UFO Contactee-

articles

過去更新記事

 ├ 2009年度
 ├ 2008年度
 ├ 2007年度
 ├ 2006年度
 ├ 2005年度
 ├ 2004年度
 ├ 2003年度

最新更新記事

サイト内検索



GA Site内を

新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
  だれにもわかる「生命の科学」


第8課 宇宙の一体性  第1部

みなさんこんにちは。8月の暑いときであるにもかかわらず、本日も遠いところを多数ご来場いただきまして大変ありがとうございました。そういう方々のご期待におこたえするためにも、これからも人数の多い少ないに関係なく、本当に熱心な方々だけで探究していきたいと思います。

心の準備が必要

 さてきょうは第8課の「宇宙の一体性」というところに入りたいと思います。「宇宙の一体性」というのは原題では「Cosmic Oneness」となつています。Onenessというのは「1」という意味の数詞のOneが抽象名詞になつたもので、「ひとつであること」または「一体性」というような意味です。ここでは、宇宙の万物は本来一体化しているものであり、分離したものは何もないのだということをアダムスキーが言っています。

 まず最初のところでは「前課では土星における体験をお伝えしました」とあります。土星旅行でアダムスキーが大母船の中に入ったとき、船内は大変珍しいものばかりだったので心が浮かれ騒いだけれども、それをなるへく抑制して静めるようにしたというようなことがありましたね。というのも「土星における会議中に私は聴く¥備」をしなければならなかったからだということです。聴く≠ニいうのはもちろんただ耳で聞くということではなく、心の奥底の魂で聴くというような意味だと思います。そしてそのためには表面で浮かれ騒ぐ心をまず静めなければならないということを言っています。

 それで、よく円盤に乗ってみたいとか、別な惑星に行ってみたいと言う人がいますが、円盤とか母船などの中には恐らくだれも見たことがないようなすごい装置類があるでしょうから、心の準備ができていない普通の人なら圧倒されて気が狂うような状態になるのではないでしょうか。あるいは「金星で住んでみたいなあ」と言う人は、そこでなら素晴らしい天国のような生活が送れるに違いないと思うからなのでしょうが、それもちょっと考見てみる必要があります。地球の次元のなかに浸りきり、地球式の生活に慣れきって、ただマインドけで生きている私たちが、心の準備ができないまま、いきな神の住むような惑星に連れて行かれたときに本当に天国のように感じられるでしょうか。どちらかというと逆に気が狂うでしょうね。それは例えば、クラシック音楽に大変理解があり、これが大好きな人はブルックナーやマーラーなどの何時間もかかるような壮大な交響曲を「ああ、素晴らしいなあ」と感動して聴くけれども、クラシック音楽に全く関心も理解もない人は、何時間もそんな音楽を聴かされたら気が狂ってしまう、というのと同じだと思います。ですからまず理解カを持ち、そして心を静めてその準備をしておくことが大変重要になります。

 このあいだ(1982年8月1日〉、青森支部大会がありましたが、その前日の前夜祭的な歓迎会の後、ホテルに帰りますと、質疑応答のようなことをやりたいということなのである人の部屋に10人ぐらい集まりました。そうしますと、そこにテレビがありまして、その横にコインを入れるところがあり、コインを入れると大変特殊な番組が映し出されるしかけになつているわけです。こんなのは今では各地のホテルでやっているようですからそんなに驚くほどのことではありません。それを、人数がそろうまでの間、ちょっと見たわけです。たちまちみなさん方は動揺しましたね。私はそういうものはもう卒業していますから平気で見ていますが、若い人はずいぷん動揺している様子がよくわかります。それでもその時は黙つていましたが、ずっと後になってから「あんなものを見たぐらいでどうしてそんなに動揺しなければならないのか。テレビに映っているのはブラウン管から出る光−いわば人間の影が映っているだけで本物がそこにいるのではない。実在しないものを見て動揺することはないではないか」と言いました。

  つまり本来何もないものをあるかのように錯覚してマインドが浮かれ騒いで動揺していたわけです。しかしそういうのもたまに見るのはマインドの訓練に大変よいのだという説明もしておきました。ただ、それをいいことにたびたび面白がって見られては困りますが、訓練のつもりで見るのならばたまにはいいでしょう。 そうしますと人間のマインドがいかに外界の事物の刺激を受けやすく、浮かれ騒ぎやすいかということがよくわかります。

一体感を持つには

 それから「すべては意識から知らされる」という小見出しのところでは、101ページの4行目から「そのような気分でもって私は船内各装置の複雑な部分やその目的に十分に気づくようになりました。そして私自身がそれらの一部であるかのごとき感じが起こり、私の目的が他との協力にあるのだと感じたのです」とあります。

 船内こは非常に複雑で奇妙な装置がたくさんあったと思います。アダムスキーもはじめは心が浮かれ騒いだけれども、さすがに最終的には心を静めて、「自分の内部の意識はこれらの物体を生かしている意識と同じだ」というフィーリングを起こしたーすなわち「私自身がそれらの一部であるかのごとき感じが起こった」(p・101、5行目〉ということです。そして自分の目的は「他との協力にあるのだと感じた」というわけです。これは大変素晴らしいところです。

 およそ人間は自分で何か非常に愛好しているものがありますと、それはいつか自分の体の一部のように感じられるようになるものです。例えば私はメガネをかけて何十年にもなりますが、今ではこのメガネは私の体の一部のように感じています。よけいなものがぶら下がっていると感じることはめったにありません。かえってこれを外すと何か体の一部が抜けて落ちたような感じがします。

 あるいは楽器などもそうです。私は何十年とクラシックギターをやっておりました。田舎にいるころはあっちこっちのステージに出て入場料を取っていましたから、半分はプロと言えたかもしれません。それぐらいですから私が使いつぶした楽器は5、6丁になります。今では河野賢(こうの・まさる)という日本人ギター製作者で最高の方に作っていただいた手作りのギターを1丁だけ残してあります。このごろははとんど弾きませんからホコリだらけになっていますが。このギターを私は非常に気に入っておりまして、演奏するときに腹にぴたりとくっつけますと完全に私の体の一部のような気がします。何かおかしなものを抱いたという感じは全くありません。本当に体の一部になりきったような感じがします。そうなってくると自分の意識の一部がギターに移ってしまい、ギターもそれにこたえてくれていると感じます。つまり私とギターとが互いに協力し合うということもやはりあると思います。

 アダムスキーに至ってはその一体感が「私を運んでいた船をも包括して」いたというわけです。つまり母船がわれか、われが母船かというような状態でしょうね。

 そしてこの一体感を持つためには「いかなる物体の分子や細胞もその物の生命である意識が与えられているからです。この生命によって維持されていない分子は存在しません」(p.101、13〜14行目〉ということを認識しなければならないのです。

 その次が非常に重要です。「ちょうどあなたが他人のクツをはいてみて、その持主の気持ちがわかるのと同様に、万物にたいしてもそれがやれるのです。これは実行するのによい方法です。これによれば多くの誤解や心痛を排除することができます」

 他人のクツをたまにはいてみますと、中の形が自分の足に全然合いませんから「ああ、この人は自分とはまるきり性格が違うんだな」と実感できます。クツよりもゲタのほうがいいかもしれません。他人のゲタの歯の減り具合と自分のゲタの歯の減り具合が違いますから柏手の性格もよくわかるわけです。あるいは他人の服を着てみるのもいいでしょう。

 それと同じような調子で自分の意識を他人の体内にもぐり込ませてしまうというようなフィ一リングを起こします。そのようにして相手の気持ちになって考えてみるようにしますと、自分が相手を誤解していたことや相手が自分を誤解していたことがたちまちわかります。そうすれば誤解やトラブルは一切解消するであろうというわけです。確かにその通りですね。

 ですからこれは前にも言ったことがありますが、自分個人の基準を決めて、それに他人を当てはめようとしたら絶対に他人と調和できませんし、人の気持ちもわかりません。だいたい万人を当てはめるような基準を人間が作れるはずはありません。ですから仮に自分に意地悪をするような人がいても、相手の立蕩になって考えてみれば「なるはどな。この人が自分にたいしてこういう態度をとるのも無理ないことだ。それならこっちはこういう出方をしよう」ということになります。つまり客観的に見ることが必要なのです。

 ちょうど今日本と中国とが教科書の問題を起こしていますが、あれも同じです。日本政府があくまでも自分たちが正しいのだと、自分の作った基準を押し通していたのではすぐにヤリ玉にあげられます。ですからここは柏手(中国)の立場になって考えてみることが一番だろうと思います。

 ただ、これは本当に難しい問題で、日本政府の一部の人からは「日本だけが侵略したのではない。昔からヨーロッパ各国も侵略しているではないか。なぜ日本にだけ文句を言うのか」という意見も出ているようです。しかしこれも少し観点を変えてみれば、ヨーロッパ各国にたいしては文句を言わないのに日本にだけ言ってくるということは、中国人が日本に甘えているからだと思われます。日本人ならちゃんと直してくれるだろうという甘えがある。甘えがあるということは彼らはそれだけ日本人に親近感を持っているからです。同じ東洋民族として親近感を持つているからこそ甘えるのでしょうが、そこを理解してやらなければなりません。

 それから中国は今、日本にとって巨大なマーケットですからこれを逃してはいけません。ヨーロッパやアメリカは、日本のマーケットとしてはほぼ飽和状態になっていますので、これからは東南アジアや中国を開発する必要があります。もっとも利益本意で考えてもいけませんが−。

 それと同じように個人の付き合いにおいても相手の立場になって考えるということが大切だろうと思います。そのことをここでアダムスキーが見事に哲学的に表しています。

完全無欠の創造主

 そして104ページにいきますと、3行目から「人間とその創造主とのあいだの主な相違は、創造主は創造の目的を理解していて、その中に何らの失敗をも見いだしませんが、一方心に振り回されている人間は意識すなわち自身の真の部分を理解せず、生活を心に頼ってすごしているという点にあります。こうして人間は創造主の創造物に過失があるものと思い、自分で勝手に不愉快な状態を生み出しています」とあります。創造主の創造物に過失があるわけはないです。それはときどき不完全に見えるかもしれませんが、それは人間の側から見て不完全なように見えるだけであって、本当は不完全なものは何もありません。

 創造主というのは永遠に変わらぬカであり、英知です。それは人間をいつまでも若々しく生かそうとしていますが、残念ながら人間はそれに気がつかないでいます。そして、人間というものは一定の年を取ったら老いさらばえてどうしようもなくなるものだと決めてかかっているものですからやっばりそのようになるわけです。しかし、同じ老人でも、非常に若々しい人と、どうしようもないほどに体が動かなくなった人など、いろいろいますように、心の持ち方次第でどうにでもなります。ところが一般の人は心の奴隷になって、心に振り回されて生きているのです。みなさん方は違いますが一。

 だから105ページのはじめに「あなたは自己の心を決心させて、すペてを知る意識≠フ指導に従うように仕向けねばなりません。そうなるとあなたは次のように言えます。『心であるこの私がなすのではなく、意識が私を通じてすペての物事を行うのである』」ということです。ここの原文は「T,the sense mind, do nothing, but the consciousness does all things through me.」となっています。これは大変素晴らしい文句ですから原文をよく覚えておいて、いろいろなものに書きつけたり、記念品的なものに彫り込んだりして飾っておかれるのもよいでしょう。

 それで「これを実行すれば、生命の新鮮さが自分を通じて現れるのです。そして老衰は若さによって置きかえられ、病気は健康にかわり、生活を天国の状態にすることになるでしょう」とあります。なぜ病気が健康にかわるかといいますと、人間の体というものが本来病気になるようにつくられているはずはないからです。はじめから生涯健康体で過ごすように創造されているに違いありません。その証拠に生まれたときの赤ん坊はだいたいみな健康体で、心も純粋そのものです。なかには病気のままで生まれる赤ん坊もいますが、それは母体の不都合な影響を受けているからであって、本来は健康体のはずです。ですからそのままいけば7、80歳はおろか、150歳ぐらいまで完全な健康体で生きて、やがて自然に老衰死するのだと思います。

 ところが普通は既に30代から40代で病気になり、50代、60代になるとたいていの人が病気持ちです。70代、80代ではもう寝たきりという人もいるかもしれません。これはなぜかといいますと、人間が自ら「人間というのは弱いもので、そして休も健康体であるはずはない。病気になるのは当たり前なのだ」という考えを持ち、それに縛りつけられて、そのような生き方をするからそうなるのです。

 しかしさきほども言いましたように人間の体を生かしている宇宙の意識というのは全く病気も老衰も知らない、完ぺきで無限とも言えるようなエネルギーまたは英知ですから、それに従うようにすれば本当に健康体になれるはずだということです。こういうことは、今健康体である若い方々にはあまりピンとこないかもしれませんが、ある程度年を取るとそれが確かにそうだなということがわかってきます。

>>第8課 2部へ続く

home artcles letters pictures ufo bbs お問い合わせ link