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新アダムスキー全集

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中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 質疑応答 ジョージ・アダムスキー

第2回 1部 UFO Contactee No.91より


問(21) 米政府はUFO問題に関する政府の情報を、いつ発表するでしょうか。

答 おおやけにこのことを予告するのは不可能です。しかし私宛に次のような書簡を書くほどに勇気のある人がすでに存在しているのです。書簡自体がそのことを物語っています。

ワシントン市 米国国務省発
ジョージ・アダムスキー教授殿

当分の間、本書状を個人的書簡と考えることにし、本省の公式連絡とみなさないようにして下さい。

いま論争の的になっているUFO問題に関して、私はここで省内の一部の職員団にかわってこれをしたためますが、私のグループは政府の政策を遠慮なく批判してきたとつけ加えてもよいでしょう。

また私たちはUFOに関する主要調査機関としての役割を横取りした米空軍の自己欺瞞的な役割をも批判してきました。あなたにはいろいろな体験がありますから、本省が(UFO問題の)独自な調査を行ってきて、多くの健全な結論に達することができたということが早くもおわかりになると思います。 これは私たち双方が認めねばならぬこ とですが、議論の的になっており、広く論争されてきた、あなたご自身の主張(注:アダムスキーの宇宙的な体験に関する主張)を確証する非常に多くの確実な証拠を本省が集めてきたことを知られれば、間違いなくあなたは喜ばれるでしょう。

たしかに本省はあなたの体験を公式に確証することはできませんが、そのことは、あなたが 「アメリカの大衆に知らさねばならない」とまじめに考えておられる事柄に関するあなたの仕事や啓蒙活動を適切に助長すると思います。

ワシントンへ来られましたときは、非公式な話し合いにお立ち寄り下さい。 私は二月中の大部分、ワシントンから出かけますが、その月の最後の週までには帰るつもりです。

R・E・ストレイス   文化交流委員会

この書簡はワシの透かし模様の入った紙に書かれたもので、国務省の公印が押してあります。

ストレイス氏は私が「アメリカの大衆に知らさねばならないとまじめに考えている」事柄を一般に伝えるのを助長しますので、この書簡をここに掲載しました。この書簡のコピーが各国GAPの代表に送られています。 (注:アダムスキーがこの書簡を発表してから多数の読者が米国務省へ照会したために、狼狽した同省はR・E・ストレイスなる人物と文化交流委員会というグループの存在を否定して騒ぎが大きくなった。これが有名なストレイス書簡事件である。この書簡を専門家が調査したところ、本物であり、文化交流委員会も存在したことが判明したとアダムスキーは述べている)

問(22) ブラザーズ(注:友好的な惑星から来た人々) は地球の人工衛星についてどのように考えていますか。1956年11月6日に、水爆の核弾頭をつけたロケットをソ連が月へ向けて打ち上げましたが、これはブラザーズの宇宙船によって破壊されたのですか。

答 これはでたらめな噂です。宇宙空間へ破壊的なミサイルを打ち上げた国はまだありません。

この質疑応答集の第一分冊 (注:本誌前号に掲載) の原稿を印刷所へ渡した後、私は再度オーソンに会って人工衛星のことを尋ねてみました (注:オーソンというのはアダムスキー全集第一巻『宇宙からの訪問者』 に出てくる金星人の名)。彼が言うには、最初のスプートニクが大気圏外に出たとたんから、6機ないし24機の彼らの宇宙船 (UFO) が常時それを注視していたということです (注:スプートニクというのはソ連が1957年10月4日にR7大陸間弾道ミサイルによりバイコヌール宇宙基地から打ち上げた世界最初の人工衛星)。このことは、その人工衛星に数個の”砲弾型物体”がつきまとって飛んでいるのが見られたという矛盾する報告が正しいことを裏づけています。スプートニク2号も同じく密接な観察を受けました。

ときどき彼らの宇宙船 (UFO) の一つが人工衛星に接近しすぎて、そのフォース・フィールドにより人工衛星にわずかな影響を与えるために、別な惑星が人工衛星の正常な運動に干渉するのだといわれています。この説明はバカげていますが、理解していない人々が信じています。

その人工衛星は他の惑星よりも地球に近い軌道を飛んでいましたから、もし惑星が人工衛星に影響を与えるとすれば、その惑星は地球であるはずです。 地球とそれに最も近い惑星の間の莫大な距離を思い起こして、人工衛星の軌道の高さと比較してごらんなさい。

私が聞いたところでは、地球人の究極の目標もまた宇宙を旅行することにあり、その目標に向かって科学的な努力がなされているにすぎないことが綿密な観察でわかったということです。 宇宙空間へ送り出される人工衛星の目的がこの状態を続ける限り、別な惑星の人々からの干渉はないでしょう。彼ら異星人ももとはこんなふうにして惑星間旅行の方法を学んだのです。

しかし、もしどこかの国が破壊的なミサイルを宇宙空間へ送り出すならば、それは (異星人によって) 没収されて、その目的を達成することは許されないでしょう。地球のどこかの国がこんなことをやった例はまだないとオーソンは言っています。核廃棄物の捨て場所として月を使用することも許されないだろうとオーソンはつけ加えました。

二番目の人工衛星の小さな犬に関しては (注:スプートニク2号には実験用にライカ犬を乗せた)、地球人のレベルは、この種の実験用に何かの生物を用いないですませるような段階をまだ通過していないと聞いています。あらゆる国が科学研究用に動物を用いています。私たちはこの習慣を嘆き悲しむこともある一方、最初の実験で人間の生命を犠牲にするよりはよいと一般で認められています。その犬は人類を助けるために生命を投げ出したのだとオーソンは言いました。たしかに私たちが戦争における残酷な殺裁によって達成するよりも、小動物のほうがはるかに立派な奉仕をやっています。

またオーソンは次のように言っています。五年ほど前に私がコリアーズ誌へ送った記事の中で、私を通じて (異星人から)与えられた情報にアメリカの科学者たちが注目したならば−これは宇宙ステーションと建設に関心のある一人の一流の科学者の個人的要求にこたえて提出したものです−、地球人はとっくの昔に宇宙空間へ進出できたはずだというのです。

しかしあの記事は手紙を添えて返送されてきました。出版社には科学者のスタッフがおり、それらが私が与えた情報に同意しないと述べてありました。

問(23) 私はどうすれば異星人に会えて彼らの宇宙船 (注:円盤や母船など)に乗ることができますか。

答 正直に言って私はこの質問に答えることはできません。また、私と同じような体験をしたほかの人でも答えられないと思います。私はだれにたいしても個人的な会見の手引きをすることはできないのです。私自身にたいしてさえできません! 私が彼らに会わされるのは、ブラザーズ側が都合のよい時と場所を選んで行われるのです。

彼ら自身が自分の正体を明らかにすることは常に彼らにかかっています。 しかし各国でコンタクトが行われてきましたし、各国の指導者とも行われてきたと聞いています。彼らの去来は官界では秘密事ではありません。このことは『宇宙からの訪問者』 で報告されています。

しかも多数の地球人が相手の正体に気づかないで異星人に会ったり一緒に仕事をしたりしているというのは、一般で知られていない事実です。彼らにとって何か有利なことが完全にそなわっていない限り、自分の正体を洩らすことはしません。多くの国が旅行で実施しているわずらわしい手続きなどを考えれば、正体を洩らすと危険なことになるでしょう。

だからこそ、自分たちは別な惑星から来たのだと友人や同僚に自慢する人たちについては疑うほうがよいのです。

こうした人々の圧倒的大多数はペテン師です。これにたいする警告は問16に出ています。

一つだけ断言できることがあります。スペース・ピープル (注:別な惑星から来た人々) は地球人の個人的好奇心を満足させるために来るのではないという事実です。私が聞いたところでは、現在私たちがなし得る最上の方法は、人間同士が互いにもっと尊敬し合いながら生き始めることにあるということです。このような生き方が世界中で行われるならば、人種間の恐怖や敵意は減少するでしょうし、万人の向上を求めて働ける肥沃な畑を残すことになるでしょう。しかしこの最後的な成功は各個人にかかっています。

科学者のなかにはスペース・ピープルから援助を受けている人がいることを私は知っています。そして彼らが獲得しつつある知識は、すでに知られていたり、教科書に書かれていたりする事柄を超越していることを多くの人が認めています。今もなお多くの知識情報が与えられないで保留されているかもしれません。間20の回答を参照して下さい。

スペース・ピープルが宇宙船の推進動力に用いている自然のエネルギーの充分な理解が安心して地球人に与えられるようになるまでに、私たちは生長を求めてやらねばならぬことが沢山あります。この同じエネルギーは人類の進歩に応用されるのと同じほど容易に恐ろしい破壊にも悪用できるからです。

私たちは皮膚の色や社会的地位のいかんにかかわらず、同胞を尊敬しながら謙虚に生きることを学ぶ必要があります。しかしこれは各人、各国家が個々に解決しなければならぬ問題です。

問(24) 1957年11月上旬に多数のUFO目撃ブームが発生した理由をご存知ですか。

答 ブラザーズによりますと、この数年間に目撃されたUFOのすべては、ソ連の人工衛星打上げの試みにすぎなかったと、ある政府 (複数) が公式声明を出す計画があったということです。これは明らかにUFOの実在を疑わせようとする別な試みにすぎなかったのでしょうが、このことは、いぶかる大衆の心に疑惑を生じさせたでしょう。

そこで24時間以内に6千機の宇宙船(UFO)が投入されて、人々が容易に目撃できるように地球各国上空を低く飛んだのです。

当時宇宙空間に2個のスプートニクが軌道に乗っていましたが、全世界上空であのようなショーを演じることはどこの国にも不可能でした。その結果、各政府は報告を公表しなかったのです。

この大UFO群の出現は二つの目的に役立っています。いままで多くの人が、「この種の出来事が発生すれば、各国の人々が頭上を飛ぶUFOを同時に見るので、地球の大気圏内を進行する別な惑星の宇宙船の実在について疑問の余地はなくなるだろう」と言っていました。したがって大挙して出現したことはこの要求に応じたことにもなります。以上はブラザーズによって私に与えられた説明です。

あのとき無数の人が宇宙船(UFO)を見たという証言が世界各地から私宛に届いています。あの出現中に、テキサス州のハイウェーで何台かの車が停止したという報道を覚えていますか。 この現象はテキサスだけでなく、私はアメリカの他の場所からも多くの同様な報告を受け取っていますが、報道はされませんでした。その当時、円盤の着陸や個人的コンタクトなどが行われました。こうした事件のなかには報告されたのもありますが、私の知る限りでは一般に報道されていません。

問(25) スペース・ピープルは私たちを救いに来るのですか (注:これは特定の人々だけを救出するかの意)。

答 ちがいます! 人々のなかには、スペース・ピープルは核戦争の場合や大災害発生時などに”少数の選ばれた人”を救うために来るのだという誤った考えを持っているのがありますが、、これは完全な間違いです。大災害発生時にスペース・ピープルが近くにいれば、可能なら救出に全力を尽くすかもしれませんが、彼らは実際には、地球 人がみずから作り出してその中に自分自身をおいてしまった状態から救い出すために来るのではありません。各惑星、各個人は自分自身の諸問題を解決することによって、自分の宿命を果たさねばならないのです。

同胞愛の法則がはるかな大昔から私たちに伝えられてきました。ブラザーズはこの法則を生かしています。したがって彼らがどこかの諸民族を救うならば、ただの”少数の選ばれた人”ではなくなります。それは手の届く範囲内の万人ということになるでしょう。 彼らは差別をしないはずです。彼らは地球人の人種的宗教的区別をしないことを覚えておいて下さい。

問(26) スペース・ピープルはこれまでに何らかの方法で地球人を援助したことがありますか。

答 あります。彼らは私たちがほとんど気づかない多くの方法で地球人を援助してきました。少しだけ話しましょう。近年世界を苦しめてきた小さな争いのいずれも、もしスペース・ピープルの努力がなかったら、世界的な破壊戦争に発展したかもしれません。また、あれほど長く続いた冷戦にしても、彼らがあちこちでいろいろな方法で干渉しなかったら、大戦争になったでしょう。しかも彼らは地球の核爆発実験によって大気圏内に生じた放射性諸条件をだめにするように多大の努力を払ってきたのです。これに関する彼らの援助がなかったならば、現在よりももっと多くの放射能が広がるでしょう。時がたつにつれて大衆は彼らが援助している他の多くの方法にも気づくようになるでしょう。

問(27) ときどき爆発に伴う緑の火球の正体は何ですか。

答 火球は新しいものではありません。 それは自然界と同じほどに古い現象です。なぜならそれは電気的な嵐の最中かその後にしばしば見られる自然現象であるからです。それは実際には電気エネルギーの集中状態であり、しかも一つの自然力として惑星上の生命維持に役立っています。

しかし地球の核爆発実験の結果、大気圏内に誤った危険な状態が生じています。ときとして通常は目に見えないこの放射能の集中状態が集結して、ある条件のもとに大気から充分な元素を引き出して、”火球” のように見せかけることがあります。

すぐれた装置を持つスペース・ピープルは、このニセ火球すなわち放射能のポケット − 目に見えることも見えないこともありますが − を検知することができます。その場合、彼らはこれをとらえて高周波放射線で破壊します。これは彼らが地球人を援助する別な方法の一つにすぎません。

自然または人工の火球のいずれの場合でも、エネルギーの集中が中心にむかって激烈になりすぎると、自然発生的な燃焼に似た爆発が生じます。このことは近くにジェット機が飛んでいないのにソニック・ブームが記録される理由を説明しています(注:ソニック・ブームは飛行体が音速の壁を突破するときに発生する大きな衝撃波音)。

こうした火球は種々の異なる色で見えたと報告されていますが、最もよく見られるのは緑色です。しかし宇宙船(UFO)も飛び方やスピードによっては、ときとして火球によく似ることがあり、緑、赤、オレンジ、白などに光りますが、そのためによく火球と間違えられます。

>>第2回 2部へ 続く

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