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新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
  だれにもわかる「生命の科学」


 第12課 絶え間なき進歩の報い

 続いて第12課「絶え間なき進歩の報い」の解説をいたします。153ページに「本講座の要約」とありまして、第1課から第12課までの要点を簡単に説明してあります。たびたび申しますが、この講座では第1課と第9課が最も重要であると聞いています。

プラザーズは注目している

 さて、156ページのしまいのあたりには「ブラザーズ(他の惑星の兄弟)は読者の多くがこの講座を通じて十分に発達し、研究グループを組織することを望んでいます」、そして157ページのはじめには「あなたが研究してきたこの講座はプラザーズから祝福されています」とあります。
 私たちがやっているこのGAPという活動は、ここにあるようにプラザーズの指導によってアダムスキーが始めた活動で、Get−Acquainted Programの略です。これは「知らせる運動」及び「知り合いになる運動」という意味がありますが、後者の「知り合いになる」ということは、世の中のあらゆる人と知り合いになることももちろん含まれているでしょうが、それはちょっと無理ですから、せめてこのアダムスキー問題あるいは宇宙哲学などに関心のある人たち同士で文通したり、私たちのように一定の場所に集まったりしてお互いに知り合いになろうということではないかと思います。

 そのようなアダムスキーの考えに従って私たちは20年以上も活動を続けていますから、この日本GAPというのはGAP活動の本道を行くものだろうと私は思っています。これだけやっていればスペースプラザーズも注目していないはずはないと思いますね。その証拠に今年の6月の月例会の最中に、上空を黒い円盤が飛ぶのを見たという人があります。これは昨夜初めて電話で教えられたのですが、このことからも私たちはスペースプラザーズに注目されているのだと言えるでしょう。だからと言って妙なプライドを持ったり高慢になったりしてもいけませんが、とにかくそういうことがあるというのは大変ありがたいことです。

毎日読もう

 それから157ページの「毎日読むこと」というところでは「一日に一課の少なくとも1ページを読み直して、その中に述べてある事柄を思い浮かべながらその日をすごすのは賢明です。そうすればいつのまにか多くを身こつけている自分に驚くでしょう」とありますが、これも重要なことです。特につらいことや悲しいことや苦しいことがあったときに『生命の科学』・『テレパシー』・『宇宙哲学』・『宇宙からの訪問者』などを開くならば大いにカづけられるでしょう。これはどの本のどのページでも構いません。思いのままにパツと開いて目についたところをそのまま読めば良いのです。きっといいことが書いてありますよ。

 私もきのうは久しぶりにアダムスキーの『宇宙哲学』を開いて読んでみましたが、何て素晴らしいことが書いてあるのだろうと、自分で訳した本でありながら改めてその内容の素晴らしさに驚かされた次第です。ですからやはり時々読んでいないといけませんね。もちろん毎日読めればそのほうが良いでしょう。

すべてはひとつの海から

 それから158ページの「再び宇宙の意識とは」というところでは、宇宙の意識を噴水に例えてあります。噴水をよく気をつけて見てみますと、放出された水は本当に小さな水滴になって落ちてきます。このバラバラになった状態の水滴と、個々に肉体を持って生きている人間とは同じようなものだというのです。もともとはひと固まりであった噴水の水は、空中に放出されると弧を描きながらたくさんの水滴となってまたもとの水の中へ帰って行きます。それと同様に、人間も個々に肉体を持ち、また男女に分かれて、さまざまの環境でバラバラに生きているように見えますが、本当はたったひとつの生命の海から放射されたのだということです。

”創造主の確信”を持て

 それから159ページの「要約」というところには「この講座を応用すれば奇跡が起こる」という小見出しがありますが、これは間違いありません。その奇跡を起こすにはどうすればよいのかということは160ページに書いてあります。「創造主はカであるところの精霊に、すなわち諸元素中の英知にたいして命令または暗示を与えたことに注意しなければなりません。諾元素中にはその命令を遂行するための英知が存在する必要がありました。万物ばかりでなく人間がどのように創造されたかをあなたは聖書で読んだでしょう。一物体が果たして現象化するかどうかという疑惑は創造主の意識の中にはありませんでした。必ず現象化するという絶対的な確信があったからです」〈p160、7〜11行目)。「われわれ各人の内奥に存在しなければならないのは右の種類の確信です。換言すれば『どんなアイデアが思い浮かぼうともそれは必ず実現する!』という絶対的な確信が各人の中になければならないのです」(p160、13〜14行目)ーこれが最も重要なところです。そして続いて「この種の確信を持つならば、それは創造主が確信を持つことになるのです」とありますが、創造主が持つほどの絶対的な確信を持って命令を与えたならば、結局それは創造主の確信と同じことになるというわけです。

 161ページの「復習」のところを見ますと「まずわれわれはアイデアを生み出す意識なるものを考えてみましょう。いいかえれば、何かを現象化しようと思う場合に、それを生み出す意識の能力は無限であるという確信と共に、その物事の意識的な青写真を持つのです」とあります。「青写真を持つ」ということは心に望む物事が実現してしまったイメージを描くということです。「次にその青写真中のアイデアを捨てないようにし、それを現象化せしめるのに言葉による命令が十分な確信と共に与えられねばなりません。(訳注。「000は必ず実現する!」という強烈な反復思念を意味する)」。反復思念ということは繰り返しイメージを措き、しかも言葉にして、十分な確信を持って唱えるのです。

 これを私はミラクルワードと名づけていますが、これが本当に効果のある方法だということは多くの実例があることでもわかります。何度もご紹介しますが、神戸市に巽直道(たつみ・じきどう)先生という偉大な方がいらっしゃいます。この方は病気の人たちに「治る。必ず治る!」という言葉を唱えさせることによってどんな病気でも治してしまいます。ガンであろうと中風であろうと、普通の病院から見放されたような病気をどんどん奇跡的に治しておられます。これは言葉の持つ偉大なカというよりは、反復思念の偉大なカのおかげだと思います。 そのようにミラクルワードを唱え、反復思念をするならばだれでも素晴らしいものを手に入れることはできるのです。

理論よりも実感

 その次に進みますと「意識はアイデアの作り手であることに注意しなさい。”聖霊”とはカと英知です。その”息子”が、意識の有していた原型の似姿を持つ現象で、これにより三位一体となるのです」〈p161、7〜8行目)とあります。これはどういうことかといいますと「あらゆる生命体においてはまず意識があり、次に宗教界でいっている聖霊があり、その息子として現象がある」という意味であり、この3つを合わせて三位一体となるのであり、このどれも分離することはできないということです。ですから簡単に言えば意識というのはアイデアです。しかしアイデアだけではものが実現しませんからそこにカと英知が加わって、そして出てきたものが現象なのです。ですからこの3つは三位一体であると言えるわけですね。

 それから161ページのしまいに「意識と心が等しい釣り合いを保って融合すれば、人間は自己の肉体を完全な健康状態に復元できます」とありますが、それはそうでしょう。意識の世界というのは完ぺきな世界であり、そこには何ひとつ欠陥はないはずです。ですからそれを心によってそのまま現象界で実現させればやはり完全になるはずです。人間の体にしてもこれは本来「完全につくろう」という宇宙の意識の意欲のもとに創造されたに違いありません。したがって人間が意識の世界の完全さというものを意識して、それをゆがめないで表現するならば完全な健康体になるはずです。

 このようなことは私はもう何十年も研究を続けていますから理論的にはよくわかっているつもりですし、みなさんもきっとそうでしょう。しかしたびたび申しますように、理論でわかったというわけではまだまだ不十分です。これを実感としてとらえなければいけません。そのためにはさっきお話ししましたように、非個人的な人間になることが必要です。自分にはこのような肉体があって、名前までつけられているけれども、これは仮の姿であって本当は大宇宙空間の意識の一部分としてここに現れているのだというような実感を起こすようになればよいのだと思います。

 とは言っても私などは俗物ですからそんなことはすっかり忘れてたびたび現象の世界に目を奪われてしまいます。これを最近私は「人間の側につく」と表現していますが、これではいけませんね。私たちがしなければならないのは、自分が意識の世界に潜り込んでしまったというようなフィーリングを起こすこと−いわば「神の側につく」ことです。端的に言えば、人間であることをやめて神になるということです。

求めるものは”事実”

 そして162ページの「著者あとがき」には、しまいのところにこのように書いてあります。「プラザーズによって示唆された方法は次のとおりです。結成されたグループはこの講座で述べられた原理の研究と応用に努力して下さい。特に”生命の科学”講座の研究を目的として結成されたグループは宇宙の法則に従って行動し、あらゆる宗教、政治団体と関連なしに独自なグループとして活動して下さい。しかし啓発の目的をもって人間社会のあらゆる面に関心を持たなくてはなりません。建設的な分野で貢献し得る人をメンバーに加えるのは自由ですが、神秘主義を促進するような人は避けて下さい。われわれは事実を望んでいます。神話や神秘主義を望んでいるのではありません」とあります。ここに「神秘主義を促進するような人は避けて下さい」とありますように、心霊・オカルト・占星学・霊界通信など、神秘主義的なものは一切避けてくれとアダムスキーは言っています。これはけぎらいするという意味ではなく、こういう会合の場にそういう人が入ってきて、その人が会合の進行を妨げたり乱そうとしたりしたならば、そのときは「あなたは来る場所を間違えているのだから遠慮してくれませんか」と言っておだやかに排除するということです。これは必要なことでしょう。妨害されて黙っているのが愛ではありません。

 その意味で私も時々妨害者を排除するというきらわれ役をやるのですが、これはしようがないことです。ところがその本当の意味がわかってもらえないのか「久保田は差別している」と言う人もなかにはあります。しかしジョージ・アダムスキー財団のフレツド・ステックリング氏から聞いたところによると、アダムスキーは生前、宇宙哲学の研究をしているときにそれをかき乱すような人がいたらまずその人を追い出してから本当にやる気のある人だけでやりなさいと言ったそうです。確かにこの哲学の研究には次元の高い雰囲気が必要ですからそうせざるを得ないでしょう。

未来は若者たちの手に

 そして最後に「良き生活を望む十代の少年少女を激励しなければなりません」とあります。若いからというだけで年下の人たちをバカにしては絶対にいけません。若い人がいつまでも若者のままでいることはありません。若者もやがて大人になるのです。
そのことを考えて若者を激励し指導するということが必要だとアダムスキーは言っているわけです。
 それでは時間がまいりましたのでこれで置かせていただきましょう。大変ありがとうございました。

(1982年12月4日 東京文化会館にて)

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