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新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
  だれにもわかる「生命の科学」


 第9課 宇宙的細胞と肉体の細胞の活動  第2部

悪魔的細胞の救出法

 それでは具体的にどのようにすればよいかといいますと、118ページのはじめにありますように「異常な、すなわち悪魔的細胞をコズミツクな(宇宙的秩序ある)細胞に変えるには、−コズミツク細胞の助けをかりてセンスマインドが化学的な変化を起こさねばなりません」ということです。 ここで「異常な」というのは原文ではabnormalと書いてあります。それから「悪魔的」が、最初の説明にも出てきたcarnalですが、ここでは「悪魔的」と訳しました。 そしてcarnal cellを「悪魔的細胞」と訳したのですが、われながらうまく訳したなと思っています。 

 それでこの悪魔的細胞を変化させるのは大変難しいことです。「異常な細胞は習慣によって自己の権力を失いたくないから」〈p118、3〜4行目)です。それではどうすればよいかといいますと「ときどきあなたは高い発達を遂げた人と接触することが必要です」。その理由は「環境が人間の発達に大きな影響を及ほすからです。このことは世の中を見ればすぐわかります。人間は環境によって支配されがちです」というわけです。

 これも非常に重要なところです。イエスは刑務所を訪れて、ハシにも棒にもかからない、虫けらのような囚人たちと仲よく話し合って、しかも相手の影響を受けなかったということですが、私たちはそれほど高い発達を遂げているわけではありませんのでどうしても周囲の影響を受けがちです。ですからせめてときどき、非常に精神的レベルの高い人に接触してすがすがしい気持ちになることが必要になります。それが悪魔細胞をなくす方法のひとつであるというわけです。

 もちろん程度が低い人と接触してはならないというわけではありません。接触しても相手の影響を受けないだけの強い信念があればいいのですが、普通の人はどうしても影響を受けがちです。私は以前出版屋をやっておりましたが、あの実業界というのはまるでキツネとタヌキのバカし合いみたいなものですね。特に私の場合は環境がひどすぎました。その当時の環境について具体的にはあまり詳しく言えませんが、これが人間かと思われるほど悪質なことをする者が何人かいるというような環境でした。結局私はそこを離れることになり、助かったわけですが、もしそのままいれば私はすっかり汚染されてひどい目に合っていたと思います。

 それから118ページの中央に「コズミツク細胞は常に悪魔細胞を救出しようとしていますが、これは心の強力な応援によってなされねばなりません」とあります。「心の強力な応援」ということは、自分が常に宇宙的な想念を発して自分の細胞に呼びかけるということです。

 これによって病気を治すこともできます。私はこれをしょっちゅうやっています。体の具合が悪いときー特に持病が出てきそうになったときは猛烈な信念でその部分の細胞に呼びかけます。「自分は健康である。絶対に健康である!」というようなことを唱え、そして自分自身の意識を拡張して、自分の体がこの大字宙全体の中にスポツとはまり込んでしまったかのようなフィーリングを起こすのです。けさもここへ来る前に、家のベッドであお向けになって30分ほど猛烈な思念をしてきましたが、これはきように限らず、早く目が覚めたときはいつもやっています。

 これは宗教家がよくやるようにきちんと正座して手を合わせたりする必要はありません。あれはひとつの形式にすぎませんので、あお向けになろうが、逆立ちをしていようが、あるいはひざを組んでいようが、イスにゆったりと腰かけていようが一向に構いません。ただ敬けんな感じを起こそうとするために宗教の信者はよくそういう格好をするわけです。しかしそれも長時間やっていますと手がだれてきます。それを無理をしてやっても効果はありませんからそんなことをする必要はありません。なるべく体をゆったりさせてそういう思念をすればそれでよいのです。

 それで私は特に肉体の細胞が想念の影響を受けやすいらしくて、ひどく心配したり何か非宇宙的な想念を起こしますとたちまち体のどこかが悪くなってきます。逆に非常に晴れやかな宇宙的な想念を起こして全身の細胞に呼びかけますと、たちまち胃がグルグルと動きだして、そして腹がすいてきます、みるみるうちに(一同笑)。これは非常にはっきりしています。そのように私の体は想念によって変化しやすいということがよくわかっているものですからとにかく悪い想念を起こさないように重々気をつけています。普通の人もだいたいそうでしょうね。

全身が宇宙の意識

 さて、人間の体を構成している細胞は60兆もあるということは前にもお話ししましたが、それだけの細胞を全部粘土を囲めるように固めてこういう人間の体というものをつくり上げているものは、アダムスキーが”内部に宿る宇宙の意識”と言っている宇宙的なひとつのパワーです。そして「人間はこの半身を見つけ出すまでは落ち着いたり満足したりできるものではありません」(p119、10〜11行目)とアダムスキーも言っているように、確かにそういうことを認識しないでいては、いくら多額のお金や財産を積んでも人間というものは安心できないものです。それは有名な大金持ちが自殺したり家出をしたりする例がいろいろあることでもわかります。それから「正常な細胞のすべては、右の可能性を心に印象づける意識として働いています」(p119、14行目)とありますが、ということは宇宙の意識というものは体のどこか一部分に宿るというのではなく、全身を形成している正常なコズミツク細胞自体が宇宙の意識だと言ってもよいでしょう。すなわち全身のコズミツク細胞が宇宙の意識であるわけです。

  ところが一時期GAP内に、宇宙の意識は太陽神経そうに宿るのだという情報が流れたことがありますが、それはおかしいです。体のある一部分だけに宇宙の意識があって、ほかにはないのだということになれば人体はたちまちバラバラに分解してしまうはずです。60兆もの細胞がこの空間の中でバラバラにならずに一定の形を保っているー早く言えばヒモで結ぶようにつながれて固まっているというのはやはり全身に宇宙の意識あるいはパワーというものがあるからです。そしてそういう意識やパワーが流れている部分が正常細胞〈宇宙細胞)であると言ってよいと思います。ですから悪魔細胞というのは全身のなかのほんの一部分であって、それはど多くはないと思います。

俳優のように

 ところで、私たちが受ける印象というのはその正常な細胞から来る宇宙的な印象と、悪魔細胞から来る間違った印象の二つが私たちの体の中で増幅されて与えられているものです。

 悪魔細胞というのは、例えば10万円ぐらい入っていそうなほどふくらんでいる財布を見つけたときに「だれも見ていないから今のうちに持って帰れ」というような衝動を起こすのがそうです。 どうしてそんな悪魔細胞ができたかといいますと、私たちが地球に生まれたからです。私たちは幼いころから、ドロボーや強盗などの事件をずいぶん見聞きして育ちましたから、いつのまにかこの地球ではそういうことがあるのが当たり前だと思い込んでいます。その想念によってだれでもある程度は「人のものをちょっと盗んでみようか」というような欲望を起こさせる細胞がどこかに潜んでいるに違いありません。そこからそういう印象が起こるわけです。

 ところが「そんなことをしてはいけない。ちやんと警察へ行って届けよう」という印象を与える細胞もやっばりあります。このほうがむしろ多いと思いますが、それが宇宙的な細胞です。そのように人間の印象には二つの種類があるというわけです。そして121ページの8行目から「次のように説明することができます。『高い建物の上におりさえすれば、眼下で行われるすべての物事を観察できる。本人は混乱状態を見るけれども、それに影響されないし、その中に巻き込まれることもない』これこそあなたが自分の意識を通じてセンスマインドの状態を観察する場合になし得る事なのです」とあります。つまり自分自身の心の混乱状態をはつきり知るためには、1歩高いところから自分の心の状態を見つめるような見方をすればよいわけです。言いかえれば外部からもう一人の自分が自分を観察しているといぅような態度です。俳優や女優などはしょっちゆう人から見られていますからこういう感覚が割と身についているものですが、一般人はなかなかそうはいきません。ですから早く言えば自分が俳優になったつもりで「今自分は演劇をやっているのだ。大勢の人が自分を見ているのだ」という感覚をもち、しかも自分もまた観客になったつもりで自分を客観視しながら生活すればいいのです。

 と、口で言うのは簡単ですが、実践となるとなかなか難しいものです。自分自身を客観視することなどとっくの昔に忘れて、いつの間にか自分自身の目と耳に振り回されている自分に気づいてがっかりしたりします。例えばこれもよくお話しすることですが、外国へ旅行したときは特にそういうことを感じます。先月も日本GAP企画の「エジプト・ヨーロッパ宇宙考古学の旅」でエジプトやヨーロッパ各国を回ってきましたが、西ドイツやフランスあたりは美人が多いですからたちまち目が狂い出し、「ああ、みんなきれいだな。嫁さんにすればいいだろうな」などとつまらないことを考えたりします。本当ですよ。そして旅行も終わりごろになってからようやく自分がいかに目や耳に振り回されて歩き回ってきたかということを痛切に感じたわけです。ほかの人はどうだったか知りませんがー。

 それから122ページヘ行きますと、1行目に「しかし宇宙的印象は確実に存在しています」とあります。そして「心がその印象に気づくようになるf唯一の時は、自分自身にたいする関心を捨てる時です。」ということですが、これは大変重要なところです。さっきも言いましたように普通の人は自分が自分にあまりにもとらわれてしまっていて、自分の目と耳に振り回されていますから、自分にたいする関心を捨ててしまうことが第一です。言いかえれば外部から自分を見つめるように自分を客観視するということです。そうすれば自分の心が印象によく気づくようになるわけです。

自分の想念でよき運命を

 124ページに行きますと「2種類の人間」という小見出しのところに「”信ずること”は生活で最も重要な要素です。多数の人が人類の改善に関心を持っているからです。各人は他人を信ずるペきで、人間の改善に関心のある、特に宇宙的な分野に関心を持つ人々を信じなければなりません」とあります。ところがこれもなかなか難しいことです。大変悲しいことですが、同じアダムスキー問題を研究しているグループ間で反目したり相手にしなかったりというような対立があります。私は決して対立なんかしようとは思いませんが、よそから対立してくることもありますからしようがないですね。こっちではせいぜいよけるようにするしかありませんが−。どうせお互いにアダムスキー問題を研究しているのならば、もっと信じ合って手をつないで一緒にやっていくということになればいいのですが、なかなかそうはなりません。それはそうでしょう。政党の自民党でさえも「日本の自由を守る政党」でありながら、党内で対立を起こし、だれが次の総裁になるかというようなことでもめています。「人間の住むところ、必ず闘争あり」と言えるのかもしれません。

 しかし人は人です。他人がどんなに悪口を言って攻撃して来ようが一切耳を傾けず、ひたすら己の全身の細胞を宇宙的な細胞に切り変える努力をしていればそれでよいと思います。そうすれば必ずよき運命が開けて来るでしょう。

 ところで124ページのしまいから2行目に「2種類の人間が現れます」とありますが、そのひ宇宙的な細胞によって宇宙的な方向へ行こうとする
人間であり、もうひとつは物欲または肉欲的な人間です。この二つの複合体が地球の人間であるというわけです。

 そして次のページヘ行きますと4行目から「物欲人間またはエゴとして知られるこのような結果は、外来細胞をはびこらせ、本人の肉体を不健全な不完全なものにします。こうして本人の不快な表現によって多くの種類の構気がひき起こされることは以前に述ペたとおりです」とあります。そしてその次が非常に重要なところですが「だれも知っているように、人間は自分で思うとおりの者になるのです」ということです。ここは第9課の最大のハイライトですね。人間は自分の思うとおりの者になるのです!「自分は弱いんだ、弱いんだ」と思っている人間は本当に弱いのです。体も弱いですし、精神も弱いですね。逆に「自分は強いんだ、強いんだ!」と思っている人は強いのです。その人の想念によって体つきも達命も想念どおりに変わってきます。

 こういう話は出しにくいのですが、GAPの内部の人にも性格的に弱いとか体が弱いとか、あるいは仕事や学業がうまくいかないといってはくよくよ悩み、私に相談をもちかけてくる人がありますが、なぜもっと力強い想念を起こして堂々とぶつかっていかないのかなと、こっちが歯がゆくなるような人もいます。それを怒ってもしようがないですから私は適当な助言はしていますが、この宇宙哲学をやっていればもっと力強い宇宙的な強烈な信念を起こして、人生を堂々と前進していくほどの力強さが起こりそうなものですが−。

 もっとも本人にすれば非常に難しいことなのだとは思います。そういう方はとにかくこの『生命の科学』を何十回も何百回も読むことです。そうしているうちにあるとき突然パーツと目が覚めたように自分の悟りの境地に達するときが来るはずです。ただしそれは読んで読んで読みまくっているうちにそうなるのであって、全然読みもしないで、ある朝日が覚めたら突然高度な悟りに達していたということはあり得ません。

 そのようにして「人間が自分の足を正しい道に乗せるや否や、本人の肉体細胞の化学的な構成が変化し始めます。本人が持っていた苦痛や病気などは消滅し始めます」(p126、2、3行目)というわけです。
これは医学的にもはっきり言えることです。科学的に研究されて、今では心寮内科(精神身体医学ともいいます)というものが大きな大学の医学部にもできています。日本では特に九州大学の医学部の研究が有名です。結局心の持ち方によってある程度病気がなおるということらしいのですが、実際はガンでも治るはずです。ともあれ医学的にもこういう知識が次第に認められて、日本の一流大学の医学部や附属病院で研究されているということは非常に喜ばしいことです。

無限の知識

 それから126ページの7行目から「忘れてならないのは、われわれ各人は”宇宙の意識”の中の単一細胞であり、われわれがひとたびこの意識と一体化するや必要な知識にたいして制限はなくなるということです」とありますが、早い話、何でもわかってくるということです。そんなふうに宇宙のどんなことでもわかってくるということが実際にあるのかと不思議に思われるかもしれませんが、だいたいアダムスキーがそういう人だったようです。あの人はあまり本を読まず、いわゆる勉強らしいことをしないにもかかわらずどういうわけかいろいろなことをよく知っていて、野球のことなどもかなり詳しく知っていたということです。それはもちろんある程度は週刊誌や新聞などを読んだりしていたでしょうが、それにしても不思議なくらいにものをよく知っていたということです。それはある程度は内部からわき起こった知識だったのでしょう。

 ですから私もこのごろはほとんど本を読まないようにしています。ノストラダムスがどうのこうのというような本が出ていますが、ああいうのは絶対読みません。たまに読むといえばせいぜい『リーダーズダイジェスト』とか『日本カメラ』(写真雑誌)ぐらいです。写真に関してはやはり専門的な知識を絶えず持っておく必要がありますので私は読んでいます。それと新聞を読むぐらいで、それ以外の学問的な本はほとんど読まないことにしています。決して学問を否定するわけでもバカにしてかかるわけでもありませんが、あまり雑多に読みますと、確かに内部からあまり印象が起こらなくなるような気がするのです。

 一番悪いのは週刊誌です。日本の週刊誌ぐらい低俗なものはありません。ですから私は全然読まないことにしています。しかしたまに床屋へ散髪に行ったりしますと−これでも多少はつむところがありますので 〈一同笑〉 −待たされている間に近くに置いてあるボロボロになった週刊誌をたいくつしのぎにちょっと目を通すことがあります。30分か1時間ぐらいなのですが、それを読んだあとはたちまち自分がドロ沼に落ちたような感じがして「ああ、しまった! 読まなければよかった!」と必ず後悔します。アメリカの週刊誌の『タイム』や『ニューズウイーク』などは週刊誌といっても立派な内容ですからたまには読みますが、日本の週刊誌は、何度も言いますが全然ケタ外れに問題にならない、いわばカスみたいな雑誌です。その週刊誌に関係しておられる方がいらっしゃいましたら大変申しわけありませんが。

 これまで私はUFO研究家として週刊誌に取材されたことが10回ぐらいありましたが、ある週刊誌のインタビューのときは、誠心誠意を込めてアダムスキー問題を話したにもかかわらず、いざ発行されたものを読んでみると、からかい半分にめちゃくちやなことが書いてありました。それを私は駅の売店で買ったのですが、あまりにデタラメなので半分に引き裂いてくずかごに投げ込んでやりました。ああいうところには何を言ってもムダですから抗議もしませんでしたが、結局その週刊誌ば今ではほとんど没落しかけて、あんまり売れていないようです。当然のことです。いいかげんな雑誌はいずれ売れなくなるのです。

 とにかく程度の高い人に交わることと、あまり俗悪な本や雑誌を読まないこと、またはそういう光景を見ようとしないことが大切です。そしてなるべく純粋な人、純粋な物、純粋な光景に接するようにしていきませんと自分の悪魔細胞はなかなか取れないと思います。難しいことではありますが、お互いにがんばりたいと思います。

 それではこれで置くことにいたします。どうもありがとうございました。

(1982年9月4日 科学技術館にて〉

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