■ 地球での生き方を学ぶこと
一人の青年が私に語りました。
「私は地球を出て金星または他の惑星へ行きたい」と。そうですね。そう言う人が沢山います。しかし地球に住めないというようなことで、どうして他の惑星に住めるでしょう!
人間は地球での生き方を学ぶ必要があるのです。私の英語をお許し下さい。あなた方は私の話しぶりを好まないかもしれませんが私は自分で感じるとおりに話しているのです(訳注=この部分はアダムスキーが非常な早口で話しているので、よく聞きとれないと思って詫びたものと思われる)。今こそ私たちはどこかで竜巻か雷光で奮い立たされ、眼覚めて常識に返るべき時です。
人間はあまりに長い間、眠っていたのです。(ここでアダムスキーは一段と声を張り上げてテーブルを叩きながら力説する)地球上で隣人と共に暮らせない人が他の惑星で暮らせるわけがありません!もし私がひとつの惑星の長であったとすれば、この地球で暮らせないという人をそこへ行かせると思いますか? ノウ。まずこの地球で同胞と共に生きることを学びなさい。人間対人間として生きることを学びなさい。みんながそこで生きているからです。あなた方や同胞や周囲のあらゆる物が、あらゆる創造物が、聖なる存在であることを知りなさい。
なぜなら、創造主自身がそれらを創造したのであって、自分以外の他の物を創造するはずがないからです(訳注=万物は創造主そのものの現れという意味)。私たちが自分のエゴでもって創造物から作り出す物は、創造主の過失ではありません。私たちがフタ代わりにして覆っていたゴミを取り除きさえすれば、まだそこには真の自我が存在するのです。
■ 万物について感覚的になろう
私たちが呼吸をしている空気は創造主の現れです。スタンダード石油会社または他の会社が空気を売っているのではありません。それなくして生きてはいられない空気は、どこへ行っても無料です。
後になってアダムと呼ばれた像、すなわち粘土の像に最初の息が吹き込まれたときから無料だったのです。それは創造主の口から出て、その像の鼻口へ吹き込まれました。それは今も人間の鼻口へ吹き込まれています。次のような言葉が述べられているのを、あなた方はどう思いますか。
「地によって誓うな。それは父の踏み台であるから。そして天によって誓うな」
天空とは父の王座であるからです。あなた方が今住んでいる場所(地球)の中に、これ以上聖なる場所があるでしょうか? これ以上聖なる場所は他の惑星にないのです! ですから、あなた方が人間の住むように意図されたように生きることができないならば、他の如何なる場所(惑星)でも生きられないでしょう。 眼覚めようではありませんか。そして創造主が人間に(そうあるべきように)意図された、そのような人間に少なくともなろうではありませんか!万物について感覚的になろうではありませんか!(訳注=このあたりでアダムスキーは非常な早口で絶叫するような調子で語っている)
■ 感覚器官をコントロールすること
私たちがこれまでに否定されてきた事こそ極端なものです。イエスでさえも中庸の中にこそあらゆる物事を応用できると言っています。人間の心が実際には如何にずるい性質のものであるかを示しましょう。
あなた方は、自分が自分の心にだまされてはいないと思っているでしょうが ―。人間は他の男または女をだますかもしれませんが、実際はいつも自分自身をだましているのです。
ここで一つの例をあげましょう。これは私たちが現在よりももう少し次元が高くなって、すでに次元の高い人々と匹敵しようとするのならば、学ばねばならないものです。あなた方が、或る花を初めて見るとします。この新しい創造物は大変美しいので、今まで地上で見た、または生長したすべての花よりも美しいとします。あなたがたの眼すなわちセンスマインド、すなわち視覚は、それを崇拝して、その前でひざまずくほどになるでしょう。それは大変豪華なのです。それは見る人にとってたいしたものでしょう。
こんなふうにして本人の心を作り上げている感覚器官の一つである視覚がこの花を賞揚するのです。すると本人の喚覚が言います。「わたしはそれを喚いでみたい」。そこでそれを喚ぐと、スカンクのような匂がします(訳注=スカンクという動物は防衛手段として非常な悪臭を放つ)。一つの感覚器官はそれを好まないという理由でそれを破壊したがり、他方はそれを賞美したがります。それが人間です。これらの感覚器官を全然コントロ−ルしようとしないで、互いにのさばらせながらこの世で生きているのが人間です。
これではどうして私たちは肉体レベルで互いに尊敬し合えるでしょう。各感覚器官は互いに信頼し合っていません。人間も互いに信頼し合いません。別な惑星ではこの点が違うのです。あちらでほまず各感覚器官がコントロ−ルされ、次に肉体の手足のコントロールが自動的に行われました。
■ 一体何をやっているのだ!
私たち地球人は何をやっているでしょうか? 私たちは自分と同じような人が語る言葉を聞き、それから家へ帰って、あとは何もしません。18年間もミステリー(UFO問題)が続いてきたのに、進歩的な、何かをやっている人々は、それについて何も知らず、曲解し、問題を最悪の状態にしています。したがって今日だれもその問題を聞こうともせず、もうニオイを喚ごうともしません。それは今や悪臭を放っているのに −。
ここに最新の報告があります。これは私がワシントン市にいた3月15日のものです。それによると1年間に663回のUFO目撃が報告されたということです。これは大変な数字です。これは空軍がそれを否定していないことを意味します。マスコミは必ずしも報道するとは限りません。
今回私がワシントン市へ着く前に ― 私は2月24日にカリフォルニアを出発して同じ日にワシントンへ着いたのですが ― 元の8ミリフィルムからコピーした16ミリ・カラーフィルムをマデリン・ロドファーに送りました。それが空輸される1日前に、15機のUFOが白昼ワシントン記念碑の周囲に目撃されました。そのフィルムがついにワシントン市でテレビで放映されたとき、その光景と同じようなフィルムがあったことをだれも知らず、驚いたのです。
ロドファー夫人の夫はワシントン・ストリート病院で3000人の人を使用しています。彼女は人々や私たちがそのフィルムをまず政府の役人たちに見せたがっていることを知っていました。それで政府関係者と接衝する必要がありました。
彼女が下院議長のジョン・マコーミックと会見したとき、マコーミックは「それを放映しなさい。我々はいつでも見れるが、とにかく今放映しなさい」と言ったのです。白昼ワシントン記念碑のまわりで15機のUFOを見た人々、すなわち政府関係者やエンジニアーなどがスタジオへ招待されて、その映画を見たり意見を交換しました。ロドファー夫人がとったそのときの録音テープがあります。そして出席者たちは、記念碑のまわりで見たUFOはその映画に写されているUFOと同じものだと言ったのです。それは今夜お見せしましょう。
ワシントン市上空にはもっと多くのUFOが出現するでしょうし、今年はますますふえるでしょう。私たちすべてが出現を願っているUFOは、私たちが一言終わるまでには出現するでしょう。私もロドファー夫人も大統領に手紙を出しました。大統領が私たちの手紙を受け取ったことは、わかっています。
私は団体を組織していません。私は団体の代表者ではありません。それは問題ではありません。私は個人活動家です。私の話を聞きたい人がいれば、どこへでも行ってだれとでも話します。団体というものはときどきゆがめられます。最初はうまく出発しますが、ついには自分たちの促進活動のために堕落するのです。
それで私たちは活動に出かけて、映画フィルムを上映しましたが、これは政府関係機関のある一部門に多くの騒動を起こしました。それは空軍です。宇宙問題委員会も映画を見たがりましたので、私が到着する前にマデリンがそれを見せました。それ以来、要求にこたえて何度も上映されています。私は月曜日にワシントンへ引き返します。言い換えれば、地球には宇宙人が来ているという事実を一言いう必要があります。
なぜなら、私たちがすでに知っている事柄の中に、多くの情報があるからで、私は、戦争になった場合には防衛に応用できるような情報を各種の政府関係機関に伝えてきました。防衛以外の他の面で何があるかは私たちにはわかりません。したがって、私たちは世界が平和になったと確信できるまでは、その情報が外部に洩れないことを望んでいます。宇宙人さえ、そんな話し方はしないでしょう。
今年私たちは、今そこに人々の否定できない何かがあるという事実を証明するフィルムを持って活動しています。そして現時点では洩らすわけにはゆかない他の方法も考えていますが、私たちはすでに活動に入っており、結局、もっと多くの活動が行われるでしょう。今、次のように言ってよいでしょう。世界のあらゆるUFO研究グループがやってきたよりも、ほるかに大きなスケールで物事を首尾よくやりとげる人が7人ばかりいます。この7人のいずれも団体には加わらず、真理のために活動しています。
今年末までには何かがあるでしょうし次の2年間には確実にあるでしょう。ある情報が与えられるでしょう。これはでたらめな話ではありません。
■ 地球人は死人
人々は実際には生きた人間ではありません。人々は自分で考えようとしないからです。第一、あなた方のなかには、円盤を信じない人もいるでしょう。そうすると私たちは何を追求しているのでしょうか。存在しない物を追求しているのでしょうか。私たちは1947年以来、この追求をやってきました。そして10数回以上のUFOを追跡するための小旅行をやらなかった日は1日たりともありません。UFOはソ連のものではありません。ソ連の人々も同じ事をやっています。
あなた方は死ぬ前に眼覚めなさい。自分が死んでいることさえ気づかなかったのです。人々はマルコーニをさえ信じなかったのです。彼が無線通信の可能性を予言したとき、多数の人は信じませんでした。しかし今日私たちは彼が発見した物によって恩恵を蒙っています。私たちはラジオ、テレビなどを持ち、電子装置を他の惑星へ送っています。今は地球から6百万ないし1千万マイル彼方の眼に見えない装置を修理することもできるのです。もしマルコーニが尻込みしていたら、そのような業績をあげることは不可能だったでしょう。なぜなら、人は彼を狂人、夢想家と呼び、「不可能だ」と言っていたからです。彼がそうだったとしたら、私たちは今日持っているような通信器具類を持たなかったでしょう。
■ 月面のビルディング
この月の画面の放映が行われたとき、大変興味深いものなので、みなさんも、それをごらんになったと思います。テレビ画面の左手の下の所にアルフォンススが示されたとき、あなた方はそこを見ていたでしょう(訳注=月ロケットで撮影した月面写真のテレビ放映を意味するらしい)。
私も見ていましたが、右手の上下を見ていました。そして全体を見ました。アルフォンススだけを見たのではありません。すると上隅のクレーター"クライン"と他のクレーターとの間に1つのビルディングがこちらを向いているのが見えました。メクラでも見のがさないでしょう。私は昨日テレビでそのことについて質問されたばかりです。それはカマボコ型兵舎みたいな形でした。それを見た人は、どんなに大きかったかがわかるはずです。それはおそらく長さ2〜3マイルの宇宙船、少なくとも6隻の大母船を収容できる格納庫です!しかしみんなはその方に指を向けていませんでした。自分でごらんになればわかります。
しかし出演者たちはアルフォンススを指さしていました。そうした写真が示される場合、いかに物事を見のがしやすいかがわかるでしょう。全体に関心を向けないで、小さな一部分だけに眼を向けるからです。
3月10日のハントリーとブリンクリーの報告で、ブリンクリーが言ったことですが、最初私は聞いていなかったので、彼がだれの言葉を引用したのかは知りませんが、10トンのチリが月面から舞い上がっていると言うのです。そしてその内の5トンが地球へ降りそそいでいるということです。ここで私が分析してみましょう。あなた方には、意味のないことかもしれません。「ああ、どこかへ落ちねばならないだろう」と思うでしょう。しかし私にとっては重要な意味があります。
私は研究者なのであって、自分という人間をでっち上げる話のしゃべり屋ではありません。私は他人に質問しますが他人からも質問を受けます。この年齢にしてはかなりの記憶力があるのです。
4年前に原子力委員会はあからさまな声明を出して、それがあらゆる新聞に掲載されましたが、それにょると無機物、岩石、隕石等の原子の構造からみて、それらは太陽系から生じたにちがいないということです。この太陽系の全惑星はかってメンドリの下のヒナ鳥みたいに創造されたとか、そして太陽系の年齢は40億ないし60億年のあいだであるといわれています。百万年や十億年ではありません。ここで月を考えてみましょう。その天体から10トンものチリを放出して、地球に落としているのです。地球すらも元は砂浜の一粒の砂のような微小な物質で、それが今日我々の知っているような大きさになったのかもしれません。
そして月は実際には巨大な天体だったのかもしれず、それが40億年間、毎日、それ自体から10トンのチリを放っていたのかもしれません。現在、月に空気がないという声明が真実であるとすれば、一体どうして月は多量のチリを放出できたのでしょう。チリはどうやってそこを離れたのでしょう。私たちはテーブルや机の上などにゴミをためて、数時間、数日、数遇、数カ月間とそのままにすることがありますが、余分な圧力がそれに加えられない限り、ゴミは動きません。それを払いのける風または人間の息がなければだめです。したがって、月に空気がないという声明は誤っています。あの大量のチリを吹き飛ばす何かがあるにちがいありません。
>>第4話へ続く |