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 質疑応答 ジョージ・アダムスキー

第1回 2部 UFO Contactee No.91より


問(11) 彼らの家庭生活はわれわれの生活に似ていますか。

答 似ています。彼らの親密な家庭生活は私たちのそれに大変よく似ています。子供は地球と同様に妊まれて生まれます。生活はもっと楽しいのですが、これはあらゆる人が共通の利益のために働いて生きているからです。

彼らは働き、学び、遊び、私たちと同じような関心事に加わったりします。 好みの点で言えば彼らは菜食者ですが、厳密にはそうだともいえません。ときには肉も食べますが、屠殺用に家畜を飼うことはしません。

彼らの家屋は家族の必要に応じて大きさがまちまちです。あらゆる家庭には家事仕事の労役を除くために画期的な装置類がそなえてあります (注:これは主としてロボットを意味する)。 生活にたいする強い関心をもつて彼らは地域社会の集会やスポーツの競技会などを楽しみます。言いかえれば、彼らの生活は私たちの標準からみて”普通”なのですが、地球の多くの家族につきまとっている病根のような嫉妬深い所有欲はすべて克服しています。

問(12) スペース・ピープルは地球のわれわれよりも異なる次元に住んでいる不可視なエーテル体または霊魂なのですか。

答 違います! エーテル体ではありません! 彼らはあなたや私と同様に普通の肉体を持つ人間です。”エーテル”という言葉は混乱を起こします。 自然の万物は有形無形にせよみなエーテル体なのです。理解し得る最高の現象は不可視のガス類であって、そこから万物が生じています。可視的な物体は、このいわゆるエーテルまたはガスのより粗い現れにすぎません。

たとえば、私たちはラジオやテレビのメッセージはエーテル波で受信機に入ってくると言います。しかしこの波動はわれわれの耳に聞こえ、目に見えるようになる前に周波数が下げられねばなりません。したがって”エーテル”という言葉が正しく理解されるならば、それは霊魂または肉体のない実体とは関係がないことがわかるはずです。

宇宙それ自体は不可視なものですが、しかしその内部には宇宙のエーテル波によって活性化された、さまざまの密度をもつ自然の天体が動いています。

しかしこのエーテル波をつたわってきた人々 (スペース・ピープル) によりますと、宇宙の中にはエーテル体人間は存在しないということです。あらゆる人間は私たちの地球とほとんど同じ固形の土でできた惑星に住んでいるのです。(注:右上のエーテル体人間は霊人という意味で用いられたらしい)。

問(13) 彼らの宇宙船(UFO) は、なぜときどきわれわれの眼前で消えるように見えるのですか。

答 これには二つの理由があります。

一つは遠近の変化で、このために突然消滅するかのように見せかけます。ちょうど地球の飛行機がある角度でターンすると、眼前で消えるように見えるのと同じです。もう一つは、非常な高頻度または高速で動く物体を人間の肉眼でとらえることはできないという理由によります。

扇風機が非常によい例になります。 電源を切って回転羽根が静止すると、羽根ははっきりと見えますが、スタートさせてスピードをゆっくりと加速しますと、最初は羽根がぼやけて見えますが、次に混合してしまいます。高速で回転すると扇風機をすかして向こうが見えてきます。それでも羽根は静止しているときに視界をさえぎった固い羽根なのです。ただスピードによって羽根が”消えている”かのような錯覚を起こさせたにすぎません。宇宙船(UFO)の場合も急に加速すると同じことが起こるのです。

問(14) 彼らはテレパシーによって地球人と意志伝達をやっていますか。

答 はい、やっています。しかし宇宙的な性質を帯びたテレパシー通信と、地球でよく受信されて知られている心霊的な″メッセージとは決定的な相違があります。地球人が自分自身や自分の心の動きをよく知るようになるまでは、宇宙的な源泉から来る情報と、地球を取り巻く想念帯から来る情報とを区別するのはむつかしいでしょう。

長い時代にわたる人間の居住と思考にょり、大自然界から出る放射物と相まって、ほとんどの人が気づく以上にはるかに実際的な波動が確立されてきました。したがって、こうした想念帯と、真実のテレパシー通信をともなう放射物とを混合しないように、極端な注意を払う必要があります。

問(15)  スペース・ピープルから発信され受信されたと思われている多くのテレパシツクなメッセージをどのように説明しますか。われわれ地球人の波動を高めよと言ったり、未来の出来事の恐るべき警告を発したりしていますが―。

答 私に言わせれば、これも地球を取り巻く想念常に霊媒が同調した結果です。スペース・ピープルからのテレパシツクな通信の受信ではありません。そのメッセージの与え手が自分の名前や地位のような身分証明を用いていることにあなたは気づくでしょう。『宇宙船の内部』 (アダムスキー全集第一巻『宇宙からの訪問者』第二部) に述べてあるように、スペース・ピープルは地位や名前を用いて自分の正体を明かすことはしません。

また彼らは私たちの未来を予言しません。彼らはある一定の方向に続けられる活動から起こる筋の立った結果を私たちに語るかもしれませんが、その時期を決して言いません。彼らは無数の諸条件が干渉して出来事のコースを変え得ることを知っています。だから私は何かのメッセージ、特に未来の”予告”を含むメッセージ類については、まじめに疑うことをいつもすすめているのです。

問(16)  地球と別な惑星の人々とのあいだに真実の連絡が確立されているのですか。

答 そうです。地球人との連絡のほとんどは個人的なコンタクトを通じてなされてきました。これは私たちが自分自身や心の働きをほとんど理解していないからです。過去数年間、多くの回で個人的な会見が行われました。こうしたコンタクトに関する情報が今や少しずつ大衆に洩らされています。以前はこんな体験を持つ人々は、事実を洩らすのを恐れていました。知識を持たず信じていない大衆によって、疑惑と嘲笑が彼らに投げかけられたからです。

ここで警告の言葉を一つ。現在、宇宙人のようなふりをして地球の街路を歩いている多くのペテン師がいます!

問(17)  なぜスペース・ピープルは大挙して着陸しないのですか。

答  それは地球の大多数の人がこのような出来事を受け入れる準備がまだできていないからです。人々は当然のことながら自分たちの理解していないことを恐れますし、そのために起こるパニックが大破壊をもたらすでしょう。

忘れてならないのは、数百万の人々は別な惑星から来る訪問者の実在を認めるのに、他の数百万の人々はそれについて聞いたこともないか、または嘲笑し続けているという事実です。そして、スペース・ピープルの正体や地球へ来る目的に関する理解がなければ、彼らの突然の出現は確かに恐怖すべきものとなるでしょう。私たちは自分の尺度で他人を計りますし、一惑星として私たちはまだ好戦的です。したがって、より以上に進歩した人類が友好的に地球へ来つつあり、それは地球を征服するためではないとぃうことは、ある人々にとっては理解しがたいようです。

世界の各国政府と宗教の指導者の両方から公式な認定が出れば、大衆にこの事実を伝えることができるでしょう。

アメリカの『マーキュリー』誌1957年7月号の125ページに掲載された記事の引用は、こうした問題とともにこの事実を見事に述べています。

「現代の無頓着なタイプの神学者たちは、このような出来事の精神的な意味にたいして張り合うことができるのか?または政治的意味において、国際関係が惑星間関係になる場合に、何が起ころうとするのか? 社会的経済的意味で、いかなる破壊を期待したらよいのが?」

地球の宗教界の指導者や政府関係者がこうした疑問に答えるならば、スペース・ピープルの承認が得られるでしょう。

問(18)  別な惑星では交換手段としてお金を用いるのですか。

答 用いません。彼らの交換手段は、必需品とサービスの交換システムです。

あらゆる生産品は万人の便宜のためにあり、各人は必要に応じて受け取ります。お金のような交換媒体は関係ないので、金持ちも貧乏人もいません。万人は共通の利益のために働きながら、平等に分配します。これは利用のための生産システムと呼んでよいものです。

問(19) 彼らの政府の形態はどんなものですか。

答 あらゆる地方やあらゆる階層から選ばれた代表者の一団から成る政府が一惑星に一つあります。人々の必要事はこの代表団によって公平に考慮され、諸問題は万人の共通の利益のために解決されます。

これは私が理解していることですが、法的なコントロールの必要はほとんどありません。立派に行われる仕事にた いして充分な承認と報いが与えられますので、地球の貨幣システムがもたらすような誘惑は完全に排除されています。

また彼らは次のように語っています。

その代議員団に選ばれるのはこの上ない名誉と考えられています。というわけは、このことは「創造主の子供たちに奉仕することによって創造主に奉仕すること」の特権を、その選ばれた人々に与えるからです。

問(20) 敵対的な宇宙人や怪物などについて多くの事が語られてきました。これについて何かをご存知ですか。

答 この質問そのものが多くの人の心に恐怖をもたらしていますが、これは別な惑星から来る訪問者を政府が認めようとしない怠慢ぶりに責任があります。しかしちょつと深く考えてみればだれにとつてもこの質問の答が出てくるはずです。宇宙旅行ができるほどの進歩した科学知識があるというのですから、もし彼らが敵対的だとすれば、とっくの昔に地球を征服できたではないでしょうか。しかし彼らはそんな動きを全く示していません。

忘れてならないのは、いかなる科学的発見といえども両刃の剣だということです。私たちの核分裂が全人類の平 和な進歩に用いられる一方、文明の絶滅にも用いられ得るように、彼らの宇宙の電磁力の知識もそれがやれるでしょぅ。彼らが放出してきたパワーをもってすれば、私たちの最大の爆弾すらをも7月4日(独立記念日)に哀れな爆竹程度に見せかけてしまうでしょう。

こうした事実は彼らの”敵意”に関する疑問に正しく答えるものではありませんか。私の知る限り、地球人にたいするスペース・ピープル側の敵意を示す事件が証明されたことはありません。

報道された怪物については、高空飛行用に重装備したジェット戦闘機のパイロットの一人をあなたは見たことがありますか。彼は飛行機について全然聞いたことのない人にとつては、恐ろしい姿に見えるでしょう。あなたには”怪物”の目撃報告はUFOの不思議さと接近、見なれないユニフォームの出現などで引き起こされたひどい恐怖の結果だったことがわかると思います。

私たちは創造主の似姿であると考える一方、別な惑星の人間だというので創造主の名でもつて彼らを奇形扱いにするのは、創造主にたいする冒漬であり神聖さを汚すものです。創造の物語は宇宙的なもので、私たちの小さな惑星地球だけに限定されたものではありません。 

 (第一分冊完)

>>質疑応答 第2回へ続く

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