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新アダムスキー全集

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 質疑応答 ジョージ・アダムスキー

第5回 1部 UFO Contactee No.96より


問(62) なぜ政府は宇宙から乗る訪問者たちについて大衆に知らせるのを、こうまでためらうのですか。

答 まず最初に、これはわが国の指導者のまじめな気遣いによるものと思います。なぜならもし指導者が大衆にたいして「大衆は大気圏外から来る未知の人間によって観察されている」と公式に知らせるとして、しかも相手が敵対的で地球人は充分な防衛力を持たないとすれば、大衆はパニックにおちいると指導者は思っているからです。

しかしあなたが過去十年間に発表された空軍の報告書を調べ直してみれば、その報告書は大衆に真実を伝えようとしたという充分な証拠を発見するでしょう。また多くの機会に空軍は宇宙船(UFO)の実在を認めてきたということもわかるでしょう。しかし報告書は大衆の間にパニック発生を暗示していることが認められましたので、官憲はこれらの報告書を引っ込めざるを得なかったのです。したがって、こうした報告書が宙に浮くことになった責任は大衆にあるのです。

いいですか、恐れている人とは官憲に電話をかけたり手紙を書いたりする人です。一方、友好的に地球へ来るスペース・ピープル(別な惑星の人々)の実在をまじめに信じている、ずいぶん多くの人が、同じ官憲に自分の信じている事柄をわざわざ伝えています。

私たちは大衆が起こすパニック発生の実例を多く知っています。ソニック・ブーム(注=飛行機が音速を突破するときに出す衝撃音。住民を驚かせる)はだれもよく知っている現象です。この現象についてニュースが流されるたびに、警察、消防署、新聞社などに住民からの電話が殺到したと必ず書いてあります。官憲は一般大衆の態度を示すような報告に頼る必要があるのです。したがって私たちは自分だけを非難すべきです。

一方、堅実な市民が関心を示し、信頼できる事実の発表に応じて狼狽する人が少なくなるということを政府に確信させるように市民が自分の願いを官憲に理解させるならば、かなり短期間にUFO情報は入手できるでしょう。

しかしこれは宇宙からの訪問者たちを冷静に受け入れようとする人々の粘り強い一致団結によってのみ成就されます。

問(63) なぜあなたは自分を非難する人にたいして自己防衛しないのですか。

答 自分の活動を大衆の前にさらけ出している人はだれでも、自分に同調しない人の攻撃を覚悟しなければなりません。またその活動家がわざと事実をゆがめ、それによって無知な人々をだまそうとしていることを立証しょうとする人々もいます。私はある人たちのこうした態度を知っていますが、真実は防衛を必要としないことも知っています。時機が来れば真実は常にみずからを立証します。それは真実という確固たる基礎にもとづいているからです。

だれしも1日に24四時間しか持っていません。そしてだれも自分の思いのままに時間をついやすことができます。私は自分の時間を価値のありすぎるものとみなしていますので、一度始まったら続けねばならず、しかもめったに私益をもたらさない論争などに時間を浪費するわけにはゆきません。

もし私が過去の年月を批判者に答えることにあてていたら、世界中から私に来る膨大な郵便物を読んだり返事を書いたりすることはできなかったでしょう。ましてこれまで私がうまくやってきた他の仕事については言うまでもありません。私の選択権は地球上の生命の向上のために建設的に努力することにあります。

問(64) なぜあなたは宇宙船(UFO)大会などに出席しないのですか。(注:これは1950年代から60年代にかけてアメリカ各地、たとえばジャイアントロックなどで開催されたUFO集会などを意味する)

答 私にとって宇宙の訪問者の飛来は万人から謙虚な尊敬を受けるべき聖なる出来事です。彼らの出現は兄弟愛という宇宙の法則に従っており、それによって彼らは必要な時に援助言とをさし出すのです。これは今日地球が直面している状態です。

刊行物や、その大会に出席した人々から直接聞いた報告類によりますと、こうした"宇宙船(UFO)大会"なるものは、タイトルが意味するものとははるかにかけ離れたもので、むしろ"真実"の悪用になっているということです。したがって政府がこんなお祭り騒ぎを支持できない理由が理解できます。こうしたグループの多くはたしかにまじめではあるのですが、彼らは反対派の手におちいっていることに気づいていません。大衆からUFO情報を隠そうとする反対派です。

宇宙から来る訪問者やその宇宙船に関する真相は特定のグループのものではありません。したがって、もしどこかの大会が事実の情報の堅実な確固たる基礎にもとづいて開催され、霊的な体験、希望的観測、夢想家だけにあてはまる夢 - これらは宇宙的事実と一致しないものですが - を排除するならば、私は喜んで出席し、積極的な参加者になりましょう。

このような大会は現代のUFOという重要な出来事に関する資料をうまく配布する計画をたてることができますし、こんなふうにして世界の人々に厳然として真実を広めることができるのです。

問(65) 空を観測しているとき、私はときどき光って通過する物を見ますが、あまりに速く動くので大きさや形ガよくわかりません。これは空飛ぶ円盤なのですか。

答 夜間こうした光体が見られるときはUFOか流星のいずれかでしょう。しかし疑問が残るならばそれを無視することをおすすめします。

私がUFOであると確実に言いたい唯一の目撃は、明らかに飛行機でもなく自然現象でもない物体です。たとえばもし夜間、空中に一個の光体が停止して、それから音もなく動き去るならば、本人はUFOを見ていたと確信してよいでしょう。その光体が強弱を繰り返し、光を変化させる場合は特にそうです。地球の(普通の型の)飛行機は空中に"停止"できませんし、夜間人間の目に見える自然現象は、大気圏内を急速に動くことによって燃えている流星によって起こることをだれも知っています。 

昼間ならば目撃した物体が細部まで明瞭に見られるほどに接近するか、または異常な飛び方をするか、あるいは 地球の飛行機のまねのできないスピー ドで飛んだりしない限り、私ならUFOを見たとは言いません。

もしだれかが一回だけ本当の目撃をしたのに、夜空に動くのを見た光体のすべてや、日中に見た閃光のすべてを UFOだと不注意に公言するならば、本人の報告は信用されないでしょう。

世界中から私宛に来る郵便物によりますと、このUFOは多数目撃されつつあり、しかも細部を見誤らないほどに近接目撃されているということです。

UFOを恐怖してはいけない

問(66) 地球人が円盤に乗せられて、彼らの生き方をもっと学ぶために休暇として別な惑星へつれて行かれ、1ヶ月以内に地球へ帰されるチャンスがあり得ますか。

答 あり得ます。ひとたび地球人が宇宙人にたいする敵意と恐怖を捨てるならば、このような旅行が可能になると私は信じます。しかし地球人が大気圏外から来る人々に敵意を持ち続ける限り、または彼らの宇宙船が近くへ飛来するときにひどい恐怖をもって反応を示すならば、こんな別惑星行き休暇旅行は望めません。

一度ならず私は人々が次のように語るのを聞いたことがあります。「自分たちはスペース・ピープルに心底から関心があるんだ」「自分はただひたすらにコンタクトをしたいだけだ」「もしこんな素晴らしい事が発生したら、自分は生涯をブラザーズの仕事に捧げるつもりだ」

ところが後に、こんなことを言った人たち自身がパロマ一山へ急いで登ってきて、円盤をすぐ近くに見たと言うのですが、その報告は必ず次の言葉で終わります。「いやもう恐怖で震えましたよ」とか1すごく怖かったので、まっしぐらに逃げましたよ」など。

スペース・ビープ〜は私たちを恐れさせようとしているのではないのですが、地球人が恐怖心を起こさないで本物の近接目撃をしたり着陸を見たりコンタクトしたという話を聞くのはまれです。

訪問者たちが別な角度で気づいているのは、UFOやその乗員たちとの遭遇の体験を語る人たちを、同胞が迫害するという事実です。したがって敵意、恐怖、迫害などは、『宇宙船の内部』(邦訳版アダムスキー全集第一巻『宇宙からの訪問者』第一部に収録)に説明してあるように、もっと切実なコンタクトの邪魔をするのです。

一つのポイントを明確にしましょう。私がここで言うのは、白昼夢やトランス(失神)状態、単なる希望的観測などによって別な或墓へ行ってきたと称する人のことではありません。私の言う宇宙旅行は未来のいつの日か間違いなく現実のものとなるでしょうが、その場合、人間は機械の船体に肉体のままで乗せられるでしょう(注:霊魂のままで宇宙旅行をしたという心霊的な体験は本当ではないの意)。

問(67) 円盤から放射される放射線は人間を殺すことができますか。

答 私は円盤によって致命的なケガをしたという例を聞いたことがありません。私の最初のコンタクトのことを記憶しておられるならば、オーソンの注意にもかかわらず、私は偶然に円盤に接近しすぎて、船体のフランジ(外縁)の下に私の肩を向けました。すると船体を地面から浮かび上がらせていた電磁的な震動する力が、私の片腕を空中に引っ張り上げ、ほとんど同時にそれを下ろさせました。そのため短期間、一部分がマヒしたのです。しかし私はこの体験の結果、永久的な不具にはなりませんでした。

円盤はその乗員によって示される指示に従う人を傷つけるようなことはしません。なぜならスペース・ピープルは円盤への接近の仕方について、接近する人に必ず注意深い指示を与えるからです。もちろん彼らのアドバイスに従わなければ、ひどくケガをすることがあります。

私は地上にいる円盤に遭遇したことがありますし、また巨大な母船が宇宙空間に停止している間、その頂上を安全に歩いたことがありますが、これは『宇宙船の内部』(『宇宙からの訪問者』の第二部に収録)に述べてありますし、この質疑応答の問47にも説明してあります。私の体験に関する限り、宇宙船の大きさにかかわらず、有害な放射線を感じたことはありません。

円盤が地面に接近し、だれかが近寄るように、または中へ入るようにと言われた場合、飛行中に用いられる強力な放射線(フォース・フィールド)は最少限に落とされます。しかし忘れてならないのは、恐怖は人間を死に至らしめる破壊的な力であるという点です。

これは私の意見ですが、UFOによってケガをしたという報告は、船体から出る放射線よりもむしろ恐怖の結果です。

霊媒は絶対に関係ない

問(68) 私が霊媒になったならば、そのおかげでスペース・ピープルに会えますか。

答 絶対にノウです! スペース・ピープルも私たちと同じ人間であるからです。本当の精神的媒体(テレパシスト)になるには長年月を要します。それはスペース・ピープルの到来以来、一夜のうちに出現した楽隊車宣伝とは性質が異なります。

テレパシーならば会うことはできます。テレパシーは万人に内在する先天的なものであるからです。それは人間の本質の生命そのもので、発達を必要とせず、人間の真自我の理解によって認識し応用すればよいのです。

いいですか、私がコンタクトしているスペース・ピープルは地球人と同様の肉体を持つ人間ですから、彼らは霊媒などを用いないのです。むしろ彼らはテレパシーを用います。これは万物の内部にそなわっている自然の固有の法則で、こうしてそれを一つの宇宙語にしているのです。

問(69) 私が万一宇宙人に出会った場合、どのような方法で相手を確認できますか。

答 この質問にたいしては正直なところ答えるのは不可能です。私がこれまでに会ってきたスペース・ピープルは、地球人とは異なるような顕著な特徴をそなえてはいませんでした。

たとえばパロマー・テラセズには絶えず人々が去来します(注:ここはアダムスキーがコンタクト時にグループと共に居住していたパロマ一山中の場所。以前に住んでいたパロマー・ガーデンズより数百メートル上方)。毎月第一、第三日曜日の午後1時から4時まで、自宅で人々を相手に話をするのが私の習慣になっており、興味ある話題に関して講演をしたり質問に答えたりしています。

 時折スペース・ピープルがこの客人たちのなかにまじっていることがありますが、私が気づかなかったことが何度かありますし、彼らも後日のある時期まで正体を明かしませんでした。私の最も親しい仲間たちも、これらのスペース・ピープルと会い、話をしているのに、相手を見抜くことばめったにありません。

私はこれまでの全生涯を通じて、宇宙的な意味から自分自身を理解しようと努力してきましたので、ほとんどの人よりもはるかに多くの時間をかけて自分の心を開放し続けています。たとえば数年前、私はニューヨーク市の五番街をぶらぶらとショーウインドーをのぞきながら歩いておりました。

あるウィンドーの中の陳列品に感嘆していますと、ゆっくりと通り過ぎて私に微笑を投げかけた一組の若い男女に気づいたのです。最初、この人たちはたぶんテレビに出演した私を見たか、それともどこかで私の講演を聴いたことがあるのだろうと思ったのですが、しかしすぐにこの人たちはスペース・ピープルかもしれないという印象が起こりました。そこで続いて、もしそうだとすれば彼らは引き返して自分たちの正体を明かすだろうと思っていましたら、果たしてそのとおりにしました。

二人が私のそばまで来たとき、男性が言いました。

「あなたの想念は正しいのです」

それから二人は私を彼らのアパートに招待してくれて、そこで一緒に楽しく語り合いながら数時間をすごしたのでした。

しかし私の想念にたいする彼らの反応といえども充分な身元証明とはいえなかったでしょう。なぜなら地球人のすぐれたテレパシストでも私の想念をキャッチして同じように振舞ったかもしれないからです。だが「この人たちはスペース・ピープルなのだ」と私に確信させたのは、私の内奥のフィーリングでした。そしてあとで二人は疑う余地のない証拠を見せてくれました。

これと同時に私が強くアドバイズしたいのは、ニセ宇宙人に気をつけなさいということです。現在ニセ者が増加しているからです。もしあなたが自分自身の何たるかを理解せず、内部からわき起こる印象類に気づかないならば − このことは個人的な欲求とは別問題です −、見知らぬ人がどこかへ行こうと誘いかけても決して受け入れぬほうがよいでしょう。

再度申しますと、私たちは別な惑星から来たブラザーズ (注=偉大な発達をとげた友好的な人々)に気づくようになる前に、まず自分自身を知らねばならないのです。彼らは(肉体は同様でも)理解力の点だけでは私たちとは違うからです。

>>第5回 2部へ続く

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