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 MOON GATE by William L. Brian
 

第8章(1) 月の地質と、地球=月システム UFO Contactee No.87 より

月の地質を調べてみると、月には強い表面引力と地球に似た多量の空気が存在する証拠をさらに示している。アポロ宇宙船が集めた地質に関する別な情報によると、月の内部構造に関する手がかりが得られるのである。

大抵の人が月について考える場合、クレーターを心中に描くが、これは月の一様相にすぎない。その他に注意を引くものとしては月面の"海"、山、谷、割れ目、地表や谷をつらぬいて曲がりくねっている水路みたいな川などがある。だがときとしてクレーターがこれらの細部を覆い隠している。

かつて月には地球に似た表面があったのではないかと思わせるほどだが、結局はすさまじい力で打撃を受けて、徹底的に破壊されたのである。

過去に月に干渉した文明があった?

従来のオーソドックスな科学者のほとんどは、月には地球の6分の1の弱い引力しかないので、大気が存在したはずはないと信じている。そして月面の特長のすべては隕石の落下、火山活動、太陽風の攻撃の結果だと理論づけなしている。

しかし大気がなければ川や風化作用などはないだろう。彼らは月は現在も過去も死の世界であったと主張する。だがオーソドックスな科学者の大部分は、優秀な武器で惑星の表面を破壊するか、または惑星全体をこなごなにするような文明(複数)が存在した可能性を考えようともしないのだ。こうした態度のために、月、地球、他の惑星などに見られるあらゆる現象にたいして、彼らは自然の原因を見いだすより他に方法はないのである。これが現在までの月の地質に関する諸発見にたいする科学的解釈の傾向であった。

また、いま述べたような可能性を過去の文明がもっていたとすれば、いまも間違いなく存在する文明もあると考えてよい。高度に発達した宇宙開発技術を応用すれば、一つや二つの惑星を消滅させてもあらゆる惑星の生命を破壊することにはならないだろう。闘争から生き残った多くの人は他の惑星や宇宙植民地を占領するだろう。もしオーソドックスな科学者が遠い過去における月の地質に知的を介入があったと考えるならば、彼らはその文明の残り物やUFOのごときものについてすぐに考えるようになるだろう。

狭い知識しか持たぬ科学者

月の地質学専門家のあいだでは、月の内部は熱いと信じる人と、冷たいと信じる人との議論が主流をなしていた。ほかにも、月はかつて熱かったが、その後冷えたと信じている人がいる。

クレーターのほとんどは隕石で造られたと信じる人もあるし、もとは火山活動によるものだと考える人もある。月の海は、内部からしみ出た火山活動の溶岩が、月が隕石の直撃を受けた後に、そこに流れ込んで盆地を造ったと考えている一グループもある。この人たちは、そのしみ出た溶岩のために、クレーターは隕石の直撃から考えられるほどには深くないと信じている。

しかし月の強い引力、大気、文明の介入の可能性などを考慮に入れないで、オーソドックスな科学者は、きわめて制限された知識情報によって研究しているのである。

カーヴランの発見

オーソドックスな科学者や地質学者に全く知られていない重要な発見がある。それは放射性の副産物や放射線を出すことなしに、ある元素が他の元素に変化するという発見である。

研究者のルイス・カーヴランは、地球大地内の無機物の堆積形成の原因となる基本的を諸関係を発見した。彼は、ある種の有機体が、ほとんどの原子物理学者の知らないような方法で、ある元素(複数)を他の元素(複数)に絶えず変えていると確信している。

彼の発見には反論できないのだが、その研究は科学界から無視されてきた。従来の学説に合わないからだ。

地質学者は、ある種の無機物はいろいろな割合で他の無機物に関連していることを知っている。カーヴランは地中の堆積物はこうしたさまざまな割合の無機物を含んでいることを示した。というのは、それを構成する原子群は、有害な放射性粒子や副産物を出すことなしに、一定期間にわたって実際に一元素から別な元素に変化するからである。カーヴランの発見の意義は、物理学、地質学、その他多くの科学の分野を根本的に変えるものであった。

無機物の堆積物と土は従来の科学的な理論で言うよりも早く変質する。したがって月の岩石の年代測定に用いられる放射性同位元素による方法は、月の本当の歴史を示す結果を出さないかもしれない。同様に地球の岩石に与えられる年代もあてにはならないだろう。

月面の風化作用

地球の大気は地表の浸食作用や風化作用の原因となる基本的な要素である。しかし地表の水がなくなったら、大気は浸食を起こすのにほとんど役立たなくなるだろう。

▲ハドリー谷方面へ向かうアポロ15号飛行士のデーヴイッド・スコット。cNASA
▲ハドリー谷方面へ向かうアポロ15号飛行士のデーヴイッド・スコット。©NASA

月の地質の特長は、月が過去に豊富な水を持っていたことを示している。なぜなら月の丘や山などはほとんど丸くて風化しているし、多くの川のように見える水路、小川、割れ目が地表に現れているからだ。写真7(原書掲載)は、ハドレー・デルタ・アベニン山地域の丸くなって風化した丘を、明るい大気とともに示している。アポロ15号の宇宙飛行士スコットが前面に立っている。

写真12はハドレー・リルのふちにある月面車のそばに立つスコットを写している(所によっては360メートルの探さがある)。これはかつて水で形成された地球の乾いた狭谷または川の流れる谷と間違えられるだろう。

写真13は月面で振られたものではなく、筆者が東部ワシントン州で撮影したものである。これは月の写真類と同じ種類の風化を示している。(訳注=丸いなだらかを丘陵地帯を写している)。

写真14はアベニン山脈の北方を写しているが、ここには下方中央から曲がりくねっているハドレー・リルの一部が見える。ヒナ鳥の頭の形なしたハドレー・リルの右側には、高さ4800メートルのハドレ一山の峰が片側を影にしてそびえている。
 クレーターのアウトリグス(径40キロ)とアリステイルス(径57キロ)が雨の海の東端付近の左上方に見える。

こうしたアポロ15号の写真類は、月に地球のような引力と大気があるという納得のゆく証拠を提供しているのであって、これにより地質の形成と侵食の説明がつくのである。

大きな割れた丸い石のそばに立っている宇宙飛行士のシュミットを写したアポロ17号の写真は、写真15に見られる。リトロウ谷を囲むなだらかな丘と、けわしいイースト・マシフの斜面が、8キロ彼方の前方に見える。リトロウ谷は静かの海の端にある。ここにも静かの海の反対側にあるハドレー・デルタ・アベニン山脈地帯にあるのと同じような風化の証拠が現れている。

月には強い引力がある

1967年にルナ・オービター4号が撮影した月のアルプス渓谷が写真16に見られる。写真の右上方から始まって、アルプス渓谷が1440キロも走り、左下の雨の海の北東端まで届いている。

この渓谷のまん中には、干上がった雨の海に注ぎ込む乾いた川床のように見えるスジがある。科学者はこのような曲がりくねったスジを小川だと言明してきたが、学者のなかにはこうした小川は水で曲がったのだと信じているのもいる。月の引力は弱くて、そのために真空状態だといわれているにもかかわらずだ。

以上の写真類は、オーソドックスな科学者が月の特長を説明するときにかかえている難問を指摘している。

「大気がないというのに、どうして水、雲、川などが存在したのか?」という問題だ。

これには証拠からみて唯一の納得のゆく結論がある。それはこうだ。月には表面に大気と豊富な水とが存在していた。したがって月は大気を保つための強い引力を持っていた。しかしそれがかつて強い引力であったとするならば、なおも引力を持つはずである。そしていまもなお強い引力を持っているので、いまも濃密な大気を持っているのだ。

月には水が存在した

かつて月に水が存在したという別な証拠があるだろうか?1973年9月号のナショナル・ジュオグラフィック詰に、アポロ15号の宇宙飛行士デーヴイッド・スコットが書いた『月面上を歩くのはどんな具合か』と題する記事が出たことがある。その中で彼は次のように述べている。

「風呂おけのような黒い線が、山々の底を取り巻いている」

▲45億年以上も前の月の原始時代の石を採取している写真。アポロ15号。cNASA
▲45億年以上も前の月の原始時代の石を採取している写真。アポロ15号。©NASA

こんな線はこれまでに水の跡だといわれてきた。岸辺にそって見られる線のように見えるからだ。しかし科学者は首をひねった。なぜなら水は最初から月面に存在しないと思われていたからである。宇宙飛行士たちが観察したところによると、ハドレ一山は45度の角度で北東の方向に傾いた明瞭な直線のスジを見たという。もしこれと同じような線が地球上で発見されたならば、堆積物と思われたことだろう。だがオーソドックスな科学者によれば、月はそのような線の存在を理由づけるような過程を経ていないという。

アポロ16号の飛行で、宇宙飛行士たちはストーン山がテラス状になっていて、スコットとアーウインがアベニン山脈で見たのと同じ種類の線(複数)を作り出しているのを発見した。

その水に何が起こったのか? これについては地球と月との類似性が、月の大気に関する章で指摘してある。月には地球に面した側に海のように見える広大な地域がある。この月の海が他の部分に比較して最低地であるというのは重要である。地球に面した側は反対側よりも3ないし6キロメートル低いのだ。しかも目の裏側は基本的に山だらけで、海の部分はほとんどない。

月は空洞の天体か

月にはたぶん強い引力や濃密な大気があるので、水は容易に大気圏外へ逃げることはできないだろう。いま月には充分な量の水がないので、大気中に発散はできないだろう。流れ込むために残っている一つの場所は月の地殻の中である。しかしこれが発生し得る唯一の見込は、月の地殻が自然の空洞状になっていればということになる。

水が地下の空洞や裂け目などに入るには、最初から空洞が創られていなければならない。このことは月が大きな隕石または進歩した武器で直撃されたとすれば発生したかもしれない。ひとたび初期の割れ目または小川などが海の底に現れたら、海は文字通り地殻の空洞の中に流れ込んで、巨大な水流を残し、川床を干上がらせ、月面全体の小川を侵食するだろう。そうなると干上がった海底はアメリカのデス・バレーのような様相を呈するかもしれない。

もし月が空洞のような構造を持っているとすれば、それを証明するのにどんな証拠が存在するだろうか? 興味深いことに、月ロケットの探査によりマスコンが発見されたし(訳注=マスコンとは月面下に部分的に集積した重い物質。月の重力分布の不均衡による)、アポロ宇宙船は地震の実験をやっている。マスコンはマス・コンセントレーションの略である。以下は頭を悩ますような発見を釈明するために科学者が憶測したことである。

「月ロケットは月のある地域の上空を通過するときに、上下左右に引っばられた」

彼らの推論によると、地下の浅い所に大きな隕石が埋められていて、これが地域的な引力の増減を引き起こすという。こうした隕石のなかには径6430キロ、厚さ4キロに達するのがあると考えられているが、これにより引力の変化が説明できるというのである。

なぜパンケーキのような隕石が宇宙空間をただよっているのだろう?埋もれた隕石の高密度が、あちこちの引力を増大させたと考えられているのだ。その地域的な引力の変化は地球上で見られる引力の変化よりも大であると思われている。

マスコン説は誤りか

科学者によって提示されるマスコンの解釈は多くの矛盾を示している。

まず第一に、引力の増大は月面のいわゆる"海"の上で見られるのだ。

ここは特にクレーターのない、なめらかな低地帯である。問題となるような大きさの隕石が海に落下したら、荒涼たるクレーターができるはずだ。これについては、溶けた物質が表面に溢れ出て穴を満たしたのだと片づけられていた。

二番目の問題は、もし月の地殻がひどく溶けたとすれば、隕石は地表にとどまるかわりに地殻内の奥深く沈み込むはずだという説がある。科学者のなかには、マスコンの不均一は熱い天体ではあり得ないと主張するのもある。

右の問題に加えて、月には火山活動で生じた多くの玄武岩があるというが、隕石によるマスコンと、火山活動を暗示する熱い月とは一致しないのだ。

右の各問題はマスコン説をひどくおびやかす。このことは月の引力の種々の変化にたいする別な理由があることを意味している。ここで二つの要素が考えられるのだ。

まず、地球の大海洋上の引力は陸地のそれよりも大きいことが発見されていることと、二番目に、月には多くの穴ぼこがあるというのが引力の変化の解釈に引き合いに出されるのだが、オーソドックスな科学者はこの解釈を無視している。少なくとも公式な報告ではそうだ。

もしも月の海が地殻の中にしみ込んで、部分的に巨大な穴ぼこを満たしたものとすれば、引力の変化の原因がわかってくるし、このことは水の涜れた跡や失われた地表の水の原因をも解明できるだろう。

第8章(2)へ続く

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