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 月は異星人の宇宙基地 第8話

7つの謎と奇跡より転載 久保田 八郎
 

いったい月とは何なのか。先にも述べたように、これは自然の衛星として、地球にとってはなはだ不似合な図体をしている。


月は空洞の宇宙船? 

質量が比較的異常に大であること、表面がアバタだらけであること、クレーターの底が異様に浅いことやその他の特徴を考えると、これは本来、遠い宇宙の彼方から何者かによって内部をくり抜かれた上、一種の宇宙船として地球の近くまで持って来られたものではないかというのは、ソ連の2名の科学者バシンとシチェルバコフの月=宇宙船説である。

これを裏付ける証拠として、すでに各種の不可解な現象をアポロ飛行士の交信記録と共にあげてきたが、まだある。月のミステリーはアバタの数に劣らぬほどあるのだ。

まず、だれの目にも見える月面の現象で重要なのは、いわゆる海"である。これは本当の海ではなく、前にも述べたように、月の黒い平坦部を初めて望遠鏡で観測したガリレオが、海のように見えたので、そのように呼んだのが始まりである。実際は鉄に似た黒っぼい鉱石で覆われているにすぎない。ところが巨大なクレーターの底に、これと同じ物質が敷きつめられている例もある。径4キロもあるマーウス・タレーターがそうだ。

地球から見える側の海で最大のものは「嵐の大洋」である、この面積88万平方キロ以上もあって、地中海よりも広い。「晴れの海」はイギリスとフランスを合わせたぐらいの大きさがある。問題は、こんな広大な地域がどのようにして形成されたかということだ。これには太古の熔岩流出説や、隕石の激突による岩石溶解説などがあるが、納得すべきものではない。「雨の海」は面積88万平方キロ、直径1,200キロもある。これに隕石落下説をあてはめれば、数100キロの探さの穴ができそうなのだが、そん形跡は全くない。地球から見える側の月面の約3分の1を占める各平坦部分は大体に円形であり、また、そのうちの5分の4は右側の部分に位置しているのである。なぜこうまで片寄っているのか?

謎はまだある。あれほどに広大な各海のなかになぜクレーターがないのだろう?隕石は落下したけれども、その穴を熔岩が埋めたという説もあるが、いったい熔岩というものは88万平方キロもの広大な地域を平坦に埋め尽くすほど大量に流出するものだろうか。

ここでバシンとシチェルバコフが独特な説を出すのだ。それによると、月面内部から熔岩が流出したけれども、自然の火山活動によるものではく、遠い昔、月を利用し未知の異星人が内部を掘ったときの岩石を熔岩のものように変えて、限石が月面に落下するたびに、その熔岩を穴に流し込み、いわゆる海を作ったのではないかというのでる。この流動性のセメントに似た物質は、損傷個所を埋めて固めるのに役立った。こうして、海と呼ばれる部分が月の球体を形成するのに驚くほど正確に曲面をなしている理由が説明できるのだという。結局、人工的な舗装広場"なのである。

だが地球から見える側にある広大な各種の海も、裏側へ行くとほとんど見あたらない。けわしい山やクレーターはむしろ多いほどだが、なぜこうも表面側と違うのか?

これについて2人は言う。はるかな昔、異星人が月を宇宙空間で連行したとき、一方の側のみが隕石の猛爆を受けたのかもしれない。その面を補修して地球側へ向けた上、比較的安全だった裏側を異星人の居住用にあてたのであるという。

1962年にNASAのトップクラス科学者ゴードン・マクドナルド博士が論文を発表し、そのなかで月は空洞らしいという説を公開した。ただしマクドナルド自身がこの説を信じていたわけではなく、仮説としてそうなるという程度であった。

たしかに月は地球に比較すると軽い天体である。密度が地球の6パーセントしかないために、鉄分の核がないのか、それとも部分的に空洞なのではないかと科学者たちは考えてきた。しかし衛星が自然に空洞の内部を持つとは考えられないことである。そこでソ連の2人は、人工的に空洞化されたのではないかというのである。

しかし月の海の上空を通過するわが宇宙船が不思議な体験を持ったのは、ときとして異常に強い重力のために、軌道から外れて下方へ引っ張られるという現象が発生するときであった。これは特殊なマス・コンセントレーションによるものとして「マスコン(質量集積地帯)」と呼ばれるようになった。なぜこのような加速や減速が海の上空で発生するのか。特にひどいのは「雨の海」「晴れの海」「危機の海」「湿りの海」その他で、重力異常の平均値は大体にプラス0.1cm2/secを上まわる。しかもこれは主として円形の海でいちじるしく検出されるものなのだ。

そこでソ連科学アカデミーのトップクラス2人男は推測する。もと、ひどい亀裂の生じた個所に人工的な熔岩を埋めて修復した異星人が、その後の修復にそなえて地下に大量の材料を貯蔵したためではないかというのである。

球体としての月のふくらみは異常である。もともと真球ではなく、南方がつぶれて赤道が少しふくらんでいる。もっとも、あらゆる天体の形もいい加減なもので、真球をなしているものはない。しかし月のふくらみ方については不可解な点がある。当初これは地球の強烈な引力のためにそうなったのではないかといわれていた。だがこれが誤っていることを科学者は発見した。なぜなら月の裏側が表側よりもよけいにふくらんでいるからだ。これは月の内部に強力な力または密度の相違があるからではないか。 

ソ連の2人の科学者によると、こうだ。おそらく月の地殻はニ重構造になっていて、内核は約3キロの厚さの固い層で、その外側は厚さ平均約5キロの柔らかい薄い層ではないか。海やクレーターが存在する地域では外層が非常に薄くて、場所によっては全然存在しない個所もあるだろう。したがって内核と地殻との距離は5キロ内にある。この空間には呼吸その他に必要な空気が満ちているという。

バシンとシチェルバコフは、月の密度が低いのは、その内部が空洞になっているからだと説いている。月の奇妙な形や大きなふくらみを維持するのに、どんな奇妙な力が内部に存在していたのだろう。残念なことに、彼らはこれ以上語らない。

第9話へ続く

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