ホーム ライブラリー レターズ ピクチャーズ ufo 掲示板 お問い合わせ リンク

GA Site -UFO Contactee-

articles

過去更新記事

 ├ 2009年度
 ├ 2008年度
 ├ 2007年度
 ├ 2006年度
 ├ 2005年度
 ├ 2004年度
 ├ 2003年度

最新更新記事

サイト内検索



GA Site内を

新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 科学者はUFO問題に目覚めつつある ティモシー・ベクリー

第4話 そこには何かがいる(完) UFOと宇宙 No.22,23 より

別な宇宙飛行士ロナルド・エバンズもUFOは実在するだろうと言っている。彼は1973年2月6日、アリゾナ州立大学の記者会見で、UFOが存在する"明確な可能性"があると語った。しかし彼の指摘によると、彼自身は地球や月の周囲にこの種の物体を見たことはないと言い、「ただし宇宙空間にはあらゆる種類の粒子が飛びまわっている」という。

■ 宇宙空間の不思議な音響

更に彼は、彼の乗った宇宙船が月の向こう側へ回ったとき、無電をオンにしておいたところ、地球からの送信はカットオッフされるはずなのに、「ウー」という不思議な音を聞いたとつけ加えた。それ以前の数回の宇宙飛行の際にも、宇宙飛行士たちの船内の会話をモニターしていた地上の科学者は、地上からのものではなく、船内のものでもない不可解な音を聞いて驚いたことがある。

アポロ12号の飛行中に、宇宙飛行士アラン・ビーンは背後に「ヒューッ」という音を聞き続けたとヒューストンへ報告した。

それよりずっと以前のフェイス7号ロケット(1963年5月)に乗ったゴードン・クーパーは、「NASAの無電周波数で送信された奇妙な言語」を聞いたと主張している。その後、アポロ11号の飛行中にも不快な音響が電波をさえぎって入ってきた。こうした"音響"や"声"などの発信源は不明のままになっている。

テキサス州にあるジェネラル・ダイナミック社のトップクラス科学者ギャリー・ヘンダーソン博士は、UFOの実在を信ずるばかりでなく、宇宙飛行士のすべてがUFOを目撃して写真にまで撮っているのだ!と述べた。この驚くべき暴露はカナダのカルガリーにおけるプラネタリアムの講演時に話したことである。

ヘンダーソン博士によれば、NASAは宇宙飛行士から集めたUFO写真や証言類を秘蔵しているという。この資料が公開されないのは、NASAの将来の宇宙開発資金が政府から削減されるのを恐れているからである。

「人々はまだUFOについて語るのを恐れている。それは多数の人にとって ー 特に議会や政府で 一 笑い草になっているのだ。だれも自分の首をかけたくないのだから」と博士は述べた。

なぜこのような態度が政府、軍部、科学施設などに存在するのか? カリフォルニア大学の土木工学助教授ジェームズ・ハーダー博士は、次のような自説を出している。

「UFOに関しては強力なフィーリングが起こってきている。特に大気圏外から来るという仮説が強い。これは人間が自然の風物の中に自分を中心として考えてきた歴史的な記録をふりかえると、うなずけることである。大気圏外説は人類の集積したエゴを必然的にくずしやすい。こうしたフィーリングは事実の科学的な評価には無用であるが、その説はときとして私に影響を与えたと告白したい。」


■ 感覚的には認めがたい

ハーダー博士は、過去26年にわたってUFOの存在に関するぼう大な証拠が集められてきたと信じ ている。

「この証拠のほとんどは一般大衆や科学者に知られていないが、法廷などで応用されるように、資料や証拠の裁定などにもとづくと、UFOの物理的実在は疑問の余地なしに証明されている。何らかの努力をすれば、我々は知的レベルでこの実在を認めることはできるが、感覚的なレベルで認めることはむつかしい。この点で我々は自分自身の死という現象に対して多くの人が示している態度を考えてみるとよい。我々は死という事実を知的に認めるけれども、感覚的に認めるのはむつかしいのである」と博士は述べた。

だれも知っているように、科学界は今やっとUFOの謎の調査にとりかかろうとしている。アレン・ハイネック博士のような少数の勇気ある人たちは、長いあいだこの謎に対する解答を 求めてきた。


■ ヘルマン・オーベルトも熱烈な関心を持つ!

科学界のかたくなな態度に反する例外として、思想において常に大きな影響力を持ってきた人は、"宇宙旋行の父"といわれたヘルマン・オーベルト教授である。

▲ヘルマン・オーベルト

オーベルトは世界で最も高名な宇宙開発科学者の一人で、今世紀初頭以来、ジュール・ベルヌの夢 − 大気圏外へ進出しよう ー を実現させようと努力してきた。(訳注=ベルヌ<1828―1905>はフランスの科学冒険小説家、代表作は『八十日間世界一周』)

第二次世界大戦中、オーベルト教授はドイツのロケット開発計画のリーダーであり、誘導ミサイルの液体燃料推進の応用に最初に成功した人で、教授の指導下にウェルナー・フォン・ブラウンのような人たちが成長したのである。

10年ほど前、オーベルトは仲間の科学者達に警告した。たえまなく出てくるUFO報告を無視すれば大きな危険が生じるというのだ。

UFO問題になるとオーベルトは極端に堂々と話す。UFOとコンタクトした人に関する件については特にそうである。ドイツで開かれたあるUFO大会に出席した2名のいわゆるコンタクティー(宇宙人と会ったと称する人)に会ったオーベルトは、次のように述べた。

「私はこれらのコンタクティーは、いい加減な、ヒステリックな、精神分裂症な人間だと思ったが、彼らは私にある印象を与えたことも否定できない。100人に1人の割合でこうした人々は完全に正常で"何か"を見たり体験したりしたと信じたい」 

UFO乗員はなぜもっと直接に堂々と地球人に連絡しようとしなかったのかと聞かれたオーベルトは答えた。

「たぷん彼らは地球人を原始的だと考えているのだろう ― ジャングルのサルみたいに。地球の大気は、UFOを操縦する人間にとって有害なのかもしれない。大気中には彼らの生命を危険にするようなバクテリアがあるのだろう。そのため彼らは充分な準備なしに宇宙船の外へ出ることをしないのだ」 

ヘルマン・オーべルトは、宇宙人とのコンタクトの発生の可能性を認めるほどに寛大な心の持ち主で、世界的な視野でUFOの謎を調査しようと努力しているのである。

「我々はUFOの研究分野ではまだ胎児の段階にあるにすぎない。もっと真剣な研究が行われるようになるまではUFOの疑問は解けないだろう。何か物的証拠が必要なのだ」と教授は主張している。


■ コンタクトの可能性を認めるシュワルツ博士

これとは少し異なる見地でUFO問題を研究しているのは、米ニュージャージー州のモンクレア公共病院で精神科医としてつとめているバートルド・エリク・シュワルツ博士である。

同地域におけるUFO活動に対する研究は別として、博士は超心理学の研究にもぼう大な時間を費やしており、この分野でいくつかの論文を発表している人である。オーベルト教授と同様に、バートルド・シュワルツも"コンタクティーの謎"に大変な関心を持っており、こうしたコンタクティーたちの多くは、たしかに正常な世界を超えた体験を持ったのだという自説を、しばしば表明している。

4件の個々のコンタクト事件を体験した目撃者たちに会見したあと、彼は次のような結論に達した。宇宙人とコンタクトしたという特殊な人々には、精神病理学的な理由はないと。

マサチューセッツ州の40歳なかばの婦人が、自宅からほど遠からぬ場所に着陸したUFOによって、いつも調査されていると称していたので、その婦人に最近つき添っていたとき、博士自身も2個の輝く球体が絶えず色光を変化させるという不思議な現象を目撃した。この輝く球体は数分聞彼の前に無音で滑空して来るように見えた。

すると両物体は合同して一個となり、また分かれて、そのまま飛び去った。

このときシュワルツ博士のテープレコーダーは機能を停止した。その日の朝、新しい電池を入れたばかりである。しかし博士が携行した2台のムービーカメラは作動し続けて、劇的な光景をフィルムに収めることができた。

彼は自分自身の近接コンタクトばかりか、個人で調査した類似の他の多くの事件に対しても迷っていることを認めている。

「今までに行った目撃者たちの精神病理学的な研究の結果、彼らは正常な知性の持ち主であることがわかった。そして、顕在及び潜在意識によるでっちあげの精神力学的な動機の形跡はない。したがって、こうした事件は事実であり、客観的に正確であるとするのは、全く妥当である。もし何かの疑惑があるとすれば、事件に対する解釈に問題があるといえよう」 と博士は言う。

したがって、山なす証拠類を無視することは不可能のように思われる。たしかに政府は科学界が知らぬようなファンタスティックな事件のつめ込まれた莫大な記録をかかえている。ジョン・ノースロップが最近言った。

「私は空軍がUFO報告の蒐集をあきらめたとは思わないし、政府がUFO記録を科学界に発表して評価させようとしているとも思わない」 

現在そうであるように、UFOの謎は解決からはほど遠いけれども、徹底的な研究を続けている前記の有名な人々がいる限り、数年もすれば真相が判明するだろう。いや、数カ月で具体的決定的事実が解明されるかもしれない。

この記事に出てくる人々は印象的な存在だが、他にも多くの科学者や有能な人々がUFO問題に個人的な研究を続けていて、その結果を発表するのに"適当な時期"が来るのを待っているのである。

最終的な結果がどのようなものであろうと、「UFO問題は地球の人類にはかり知れぬ価値を有している」という"アメリカ航空界の父(ジョン・ノースロップ)"と同じように、我々も希望を持とうではないか。 

(完) UFOと宇宙No.22、23より

home artcles letters pictures ufo bbs お問い合わせ link