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 海上に着水した円盤 

UFOと宇宙 No7  より転載

1970年6月27日の白昼11時40分に発生したこの事件は注目に価する。というわけは少なくとも8人の目撃者によって確実に観察されたことと、UFOが人口の密集した都会地へかつてないほどに接近しつつあることを明確に物語っているからである。
ブラジルUFO研究会会長 ウォルター・ビューラー

不思議な人物が手を振った。驚いたバチャド家は・・

1機の大きな金属的な円盤が南大西洋の海面に着水した。場所は海岸の絶壁をけずり取った有名な海岸道路であるニエミ−ル・ハイウェーから500メートルばかりの沖合である。このハイウェーはレプロンのリオデジャネーロ寄り郊外から南西の方向に伸びているもので、この道路から美しい海面の風景をながめることができる。

この円盤は30分水面に着水しておりその内部には2人の乗員がいた。2人は宇宙飛行士の宇宙服に似たヘルメットと白っぽく輝くアルミニウム色の衣服を着ていた。円盤が離水したとき、そのあとの海面に一種の浮き輪のような物を残したが、どうやら円盤着水時にフロートの役目を果たす物らしい。

▲ニエミール・ハイウェー。この道路の左上にマチャド家がある。

ニエミ−ル・ハイウェーは問題の位置の海面から30ないし40メートルの高さの所にある。そして証人たちが目撃した問題の家はこの道路の少し上あたりに位置している。その日は日曜日で、晴天下を1時問約1800台の自動車が − とわれわれは見積もったが − 通過していた。事件のあった日の早朝、私は(ビユーラーは)自分でその地区へ行っていた。午前7時だが空はまだ曇っていた。(南半球では6月は1年の内で日光の少ない月であることを考えられたい)

私がインタビューしたおとなの目撃者3人はアリステウ・マチャド氏とその奥さんのマリア・ナザレ・マチャドで(ハイウェーの318号に住む)、それに隣家のジョアン・アギアール氏である。アギアール氏はブラジル連邦警察の警官で、同じハイウェーの210号に住んでいる。4人目のおとなの目撃者はマチャド家の長女で23歳のクレウザである。あとの4人の目撃者はマチャド家の次女以下の娘たちで、14歳のコンスエロ、10歳のローゼマリー、入歳のマルガリータ、5歳のカティーアである。(私は5人の娘たちには会わないで、その両親とジョアン・アギアール氏に会見しただけである)。この事件について即刻私に通報してくれたのはリオの新聞ディアリオ・デ・ノティシアス紙のカルロス・ネット博士であり、その結果私は彼と同行して現場へ行き、同日午後4時にこれらの目撃者と話すことができたのである。

不思議な円盤と人間の出現

▲図1。デッキ上で手を振る2人の人間。

マチャド家の説明は次のとおりである。

マリア・ナザレ・マチャドは台所にいて昼食を準備していた。時々彼女はベランダへ出て行った。そこでは家族一同がアギアール氏といっしょにパーティー・ゲームを楽しんでいたのである。1度彼女は時刻を尋ねた。11時38分であった。それから約2分後にアギアール氏がふと海上を見て急に一同に呼びかけた。水しぶきを上げる1そうのモーターボートだと彼が思った物が見えたからである。この物体が着水した時に周囲へ水煙を上げたのだ。

ただちに一同はゲームをやめて、どうしたらよいか、モーターボートが援助を求めているのかどうかなどについて熱心な議論を始めた。というのは物体の内部に"水浴者"が2人いて、腕を振って合図をしているように見えたからである。アギアール氏は物体内に2人の人間がいて輝く衣触と頭部に何かを着用していたと確信している。やや厚目の上下続き服で、まったくの小人のように見えたという。

2人の人間は物体のデッキ上で働いているようであった。物体は白っぽい金属性の色をしており、長さは、4メートルから6メートルの間であるらしい。上部には透明なドームがついている。(図1)アギアール氏が救助関係機関へ電話をかけるために付近のマール・ホテルへ走ることになり、一方あとの人々は物体を子細に観察し続けた。それは海の水が黒く見える部分と明るく見える部分との境目あたりの、海水が常にどす黒く見える所に来ていた。

ディアリオ・デ・ノティシアス紙の記事(1970年6月28日付)によれば、円盤が着水していた個所は海岸から約500メートルの位置というがその後の調査では700または1000メートルあったことも考えられている。いずれにしても海岸に驚くほど近い!

私のその後の調査によって、円盤は一時海岸から100メートルばかりの位置まで接近したことがわかった。音を全然発することなく、船のように揺れ動くこともしない。

滑水して飛び上がる

▲図2。滑水して飛び上がる空飛ぶ円盤。

アギアール氏がマール(海洋)ホテルへ往復するに要した時間は25ないし35分位である。このホテルはレブロンの方向1キロメートルの所にある。彼がマチャド家へ帰った時、円盤はまだ海上にいた。それで彼も円盤離水時の目撃者の1人となったのである。だから円盤が海上に着水していた時間は約40分だったと言える。

アギアール氏の説明によると、円盤が離水した時、それは垂直に上昇したのではなく、水面上約300メートルをモーターボートのようにしぶきを上げて滑走したのだという。したがって物体が空中へ浮かび上がって低い狐をえがいて南東の方向へ飛んで行ったときに目撃者たちはそれが普通の船ではなくて空飛ぶ円盤だったということに気づいたのである。(図2)

▲図3

マリア・ナザレはすぐれた観察者であることを示した。というのは円盤が離水したとき彼女はその下部にカランボラという名で知られているブラジルの果実のように見える6角形の物体があるのに気づいたからだ(図3)。

この小付属物は、機体の中に引込んだように思われた。しかもこのカランボラ状物体の表面には多くの色光があって、緑、薄黄、赤等の光が順次にきらめいていた。(他の人の報告によると、1個の回転する光体がこのような色光を放ったのではないかという)

再び乗員が見えた

すでに述べたように円盤が海上に着水している時はアルミニウム製のように見えたが、ひとたぴ空中に飛び上がると透明になった。このときマリア・ナザレは機体内部に2人の乗員がすわっているのをはっきり見ることができた。

その頃ハイウェーには車の交通が少なくて、騒音はひどくなかったが、それにもかかわらず先に述べたように目撃者のだれも円盤から発せられると思われる音響を聞いていない。飛び上がった物体は急速に視界から消えて行った。

奇妙な輪が残った

円盤が着水していた個所の海面にトランクまたはヒツくらいの大きさの輪の形をした白い物があったが、しばらくしてこの輪は沈んでしまった。するとまた現われて、その物体から黄色のタマゴ型物体が分離して出て来た。その径は最も長い部分で約40センチメートルで、水面から約20センチほど突き出て浮かんでいた。

約3分間このタマゴ型の黄色の物体は静止した後、海岸の方へゆっくり移動し始めた。長軸を目撃者の家の方へ向けている。この物体の他の端には緑色の縁があって、あとで黄色の本体から分離して、約80センチの距離を保ちながらうしろからついて来た。

マリア・ナザレの推測によると約15分問経過後に、この黄色の物体は海岸から約120メートルの距離の所まで来た。それから左方へ直角ターンをしてガペアの海岸の方へ頭を向けたが、なおも岸辺と大体に同じ間隔を保っていた。この西方移動は当時の海流の方向とは逆である!

▲円盤が出現した方向を示すマチャド夫妻。

そこでマリア・ナザレは家の前の路上に出て黄色い物体の動きをなおも観察しようとした。そのときたまたま数名の少年が路上をやって来たので、物体の方を指して呼びかけた。少年たちは石を投げたけれども、あたらなかった。

この物体はその後約10分ばかり見えていたが、みんなが立っていた場所から500メートルばかりの所の岩の岬にかくれて視界から消えてしまった。一方、白い輪は数度見えなくなったあとふたたび浮かんでいて、黄色の物体と再会しようとするかのように、ゆっくりとガペア海岸の方へ接近しつつあった。みんなは計20分間この白い輪が見えかくれするのを注視していたが、これもやがて視界から去っていった。

円盤の出現によってパーティー・ゲームを中断するハメになったマチャド家が、何も見えなくなったのでベランダへもどったのは午後3時、そして、一同が昼食をとったのは午後5時である。

アギアール氏がかけた電話はリオデジャネーロ中心部のカラポーン空港の近くに本署のある水上警察に対するものだったので、署のパトロールボートが現場へ来るのは少なくとも1時間後と考えられた。アギアール氏が電話をかけると、警察は災難にあったと思われる沖合の″人々″を救助すると約束した。したがってわずか20分後、パルマスとコンプリーダ島に向かってやって来る猛烈なスピードのランチを見たとき、アギアール氏は非常に驚いたのである。

このランチは疑いもなくコパカバーナに停泊していたものであった。われわれはその舵手が円盤の離水を見たかどうかは知らないが、おそらく彼らは見たであろうと思われる。なぜなら彼らは円盤が離水して白い輪が浮かんだ場所に到着するずっと以前から見えたはずなのだ。

目撃者たちがそこに到着したとき、ランチは海岸から1キロメートルほど離れた場所に停止した。目撃者たちはそのときランチの舵手が船内で非常に重そうに、1つの円筒形の赤い物体を高く上げるのを見た。その後ランチは猛烈なスピードで元の方向へ引き返した。

(終わり)

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