世界のトップクラス科学者の1人がソ連に対する公式な抗議を出して、1985年に木星の衛星に古代の都市を発見しながら、ソ連の科学者たちはこれを隠蔽していると称して非難した。
|
▲ 木星の衛星イオ
1979年3月5日、アメリカが打ち上げた惑星探査機ボイジャー1号が36万kmの距離から撮影した写真。目に見える最小の点すらも径約10km近くある。噴煙活動をする活火山が発見されて話題となった。13個ある木星の衛星のうち、1610年にガリレイが発見したイオは直径3,640km,明るさは5.5等級あり、小望遠鏡でも容易に見られる。 |
ヨーロッパの科学誌に掲載されたその抗議文でアルパート・フェルトシュタイン博士は、「ひそかに持ち込まれた公式文書と写真類はソ連が世紀の秘密の科学的発見を隠そうとしてきたことを明瞭に示している」と述べている。
またこの抗議文は、火星で寺院の廃虚の存在を発見しながらソ連と同じように完全に口を閉ざしてきたアメリカの宇宙開発関係者をも非難している。
「アメリカもソ連も火星と木星の衛星イオに都市跡があることを知っている。なぜ彼らはこうまで隠しているのか?」とハンガリーの天体物理学者は抗議文の中で問いかけている。
「彼らは大衆がパニックを起こすのを恐れているのか。自分たちの威信を失うと思っているのか。彼らはわれわれのほとんどがすでに知っていることーこの宇宙は地球人だけのものではないということを、なぜ認めるわけにゆかないのか」
フェルトシユタイン博士によると、氏がソ連のある軍事筋(氏名を明かしていない)から受け取った文書と写真類は、1985年7月19日に1機の惑星探査機がイオの地表に古代の都市を発見したことを証明しているという。
「この都市は廃墟になっているけれども、残っている建築様式はすごく洗練されている。コンピューターの分析によって、ゴバン目の広い大通りと小さな歩道があるのがだれにもはっきりと見える。建築物(複数)自体は巨大な長方形の構造物である。
それらには平たい傾斜のついた屋根があったらしい。また飛び控え(壁)やある型の建築デザインと構造などは、われわれがいまだに地球でそれを用いていることを裏付けていることもわかる。これは古代アテネの異星版を発見したようなものだ!」
ウイークリー・ワールド・ニューズ誌の1984年11月20日号で報道されたように、ソ連の一探査機は1982年ないし83年に火星の表面に寺院群と思われるものを撮影した。この建造物(複数)は青みがかった灰色で、ドーム状であり、少なくとも5万年昔のものだといわれた。しかしソ連はこの発見もできるだけ秘密にした。
クレムリンのソ連高官連はフェルトシユタイン博士の抗議を受け取ったことを確認も否定もしていない。彼らは博士の”隠蔽工作”の主張をバカげたことだと言っている。
「彼ら(ソ連当局)はチェルノブイリ爆発惨事についても、ドイツとスエーデンの放射能測定器の針が飛ぶまではたいした事故ではないと私に語っていた。 ソ連はウソつきだが、アメリカも同じようなものだ。 両国とも同じ知識を持っているけれども、それは表面に出てこないだろう。 アメリカの”知識情報の自由″法にもとづいて何かを知ったというのなら、それは笑い事だ。アメリカは自由人の故郷かもしれないが、その国の指導者たちは大衆に知ってもらいたい事だけを知らせているのだ。 別な惑星に存在する古代都市の発見のニュースは世界のものなのだ」とフェルトシユタイン博士は述べている。
ー終わりー |