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| ├ 写 真 |
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| <巻頭言> 視点の相違 | |
UFO contactee No.144 1999 Spring より |
| 昨年9月3日(注:1998年)、NASA (米航空宇宙局) が発表したところによると、地球の衛星である月の両極には60億トンもの氷が存在することを突き止めたという。これはアメリカの月探査機ルナプロスペクターが探知したデータの解析による結果、判明したもので、これを水に換算すると日本の琵琶湖の全水量の4分の1に相当するという驚くべき実情が表面化したことになる。 |
氷が存在するならば当然水もあるはずで、さらに希薄ながらも空気もあるだろう。アポロ飛行士が月面に旗を立てるときに風ではためく場面がビデオに写っていたのは周知の事実である。 これで思い出すのはむかし書店に出ていた天文学の大著である。月の項目を見ると、月は水も空気もない死の世界であり、地表はコンクリートのような固い岩盤であるとされていた。 しかしアポロ計画による米宇宙飛行士達の月着陸の結果、月の地表は全くの砂地であって、しかも水分を帯びた湿地帯のような地層らしく、飛行士達の靴の跡がイヤというほど鮮明に残っている写真が多数公開された。前記の天文学書の著者は当時の高名な学者であったが、現在も健在ならば、気の毒な結果に終わった著者の心中は察するにあまりある。
この天文学者に罪はない。月探査機のなかった時代に望遠鏡による観測で万象が解決できると信じ込んでいたからだ。かつて日本GAP会員であった一青年が天文学の世界に憧れて、ある天文台へ就職したけれども、ここではUFO問題を語ることは厳禁されており、我らの太陽系の別な惑星群に大文明が存在するというアダムスキーの説に同調してしゃべろうものなら文句なしに解雇されると語ったという。 これからみれば、冥王星を発見した大天文学者クライド・トンボ一博士が「自分はUFOを見た」と堂々と公言するようなアメリカにはケタはずれの進歩的雰囲気があるようだ。しかもトンボ一博士は、火星には進歩した人類が存在すると唱えた名高いアマチュアの火星観測専門天文学者ぺーシバル・ローウエルが私財を投じて建設した107センチの反射望遠鏡で観測して偉業を成しとげたのである。 一方、日本の別な高名な天文学者がUFOをどう思うかと聞かれて 「あんなものは子供のたわごとだ」と答えたという実話を十数年前に質問者から聞いたことがある。日米の学者の視点の相違には進化した異星人と地球人ほどの隔絶があるようだ。 わが国のこうした地盤の醸成は学問の世界が官主導型であることに起因するようだ。学問の世界には何といってもまず自由が存在しなければならない。そのためには研究テーマが第三者から束縛されてはならない。誰がどのようなテーマを選ぼうと本人の全くの自由であって、学界の高位の人による批判や干渉などを恐れてはならない。 かつて筑波大学の学長であった江崎博士は学生達に「まず仮説を立てることだ。それが間違った結果になっても気にするな」という意味の訓示をされたというが、世界的な大学者は視点が違うことを如実に示していた。UFO問題をいまだに嘲笑する風潮が学会にただよっているけれども、実はひそかにアダムスキーの書物を読んで熱を入れている高名な学者先生や文人芸能人も少数存在する事実を編者は知っている。 ただしこの人達は公然とは語らない。 社会的地位の喪失を危倶して黙しているのである。これはやむを得ないことだ。 1930年代を囁矢とするドイツのべーネミュンデ研究所の第二次ロケット開発時代に活躍してロケット開発の父と謳われたヘルマン・オーベルト博士は戦後アメリカへ渡って指導を続けたが、彼はアダムスキーと交友があり、「我々の科学技術の開発には別な惑星から来ている人達の援助があるんだ」と語っていたという。 またケネディー大統領はアダムスキーのコンタクトを徹底的に支持して、米国内に滞空した土星の大母船にアダムスキーと共に乗り込んで長老から話を聞いているし、またケネディーは全米の軍事基地へ自由に出入り出来る特殊な許可証をアダムスキーに与えていた。この件はむかし編者がアリス・ウェルズ女史から直接聞いたし、最後の高弟であったアリス・ボマロイ女史はその許可証を見せてもらったという。これは見逃し得ない重要な事実である。 またアダムスキーは名門カリフォルニア工科大学から教授として招聴されたけれども、自分の自由時間が拘束されることを忌避して断ったという事実もある。異星人とのコンタクトはいつ発生するかわからないので極力束縛を回避したのである。この件もアリス・ボマロイ女史が伝えてくれた。 これほどの宇宙的な活動を展開したジョージ・アダムスキーをいまだに信じない人が多いのは、不信者自身の過去世からのカルマによるというのがアダムスキーのあ牒ときの講演の要旨である。転生の法則は重要極まりない問題だが、まだ科学的な裏付けがされないために一笑に付す人が多い。来世紀になって人間の知覚力が飛躍的に発達すれば転生の現象は認識されるようになるだろう。焦燥は禁物だ。大河の流れのような緩慢な進歩を忍耐強く期待することにしよう。 (久) |
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