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▲火星の謎のピラミッド型物体。火星探査機マリナー9号が撮影した不思議な物体ー人口建造物か? |
最近報道されたところによると、昨年9月に打ち上げられたアメリカの火星探査機マーズ・オブザーヴァーの通信がとだえて、タイムリミットとされる24日午後5時40分を過ぎても通信が回復しないため、10億ドルのプロジェクトが水泡に帰すことが確定的になったという。
この探査計画は1976年のヴァイキング以来16年ぶりのことで、24日に火星周回軌道に乗り、686日間にわたって火星表面の写真を地球に送り続けることになっていた。
ところが21日午後9時(米東部時間)になってカリフォルニア州パサデナにあるNASAのジェット推進研究所との通信がとだえた。回復した過去の経験から20分ごとに電波を送ったが反応はゼロだったという。
NASAのプロジェクト・マネジャーのグレン・カニングハム氏は語る。「火星探査機を失うことは太陽系の研究に計り知れない損失になる」と。
同様の探査機を再び打ち上げようにも議会が予算をつけそうにない。来世紀には有人火星探査機を打ち上げる壮大な計画をしていたNASAにとって、これは痛い打撃になりそうだという。
賢明な読者には探査機の通信がとだえた理由が容易に推測できるだろう。考えられる1つの理由は、火星に住む人々が何らかの理由で探査機に干渉して発信を中止させたということ。つまり火星の大文明を知られたくないのだ。今回の探査機は16年ぶりとあって、飛躍的に発達した電子機器を積載し字いるはずだから、高精度の撮影によって、地球人が目を回すような火星上の大都市やその他の光景を撮影、電送するにちがいない。これを火星人が拒否したと思われるのである。
次に考えられる理由としては、マーズ・オブザーヴァーは全く故障なしに正常に作動し、火星軌道に乗る前から火星の物凄い文明社会の存在を探知して驚愕にあたいする情報を送ったために、NASA側がこれを発表するのは社会にむしろ重大な影響を与えると判断し、搭載機器の故障という名目で隠蔽策を講じたとも推測できるのである。
このような推測は決して荒唐無稽ではない。これまでアメリカが遂行した宇宙開発の諸事業には隠蔽に隠蔽を重ねてきた歴史がある。たとえば、1962年2月20日、アメリカが打ち上げた地球を回る最初のアメリカ人搭乗の衛星マーキュリー6号のカプセル、フレンドシップ7に乗ったジョン・H・グレン中佐は、地球へ帰還後、記者団に向かって「宇宙空間にホタル火のようなもの(複数)を見た」と発表したために世界で騒然たる話題となり、アダムスキーが『宇宙船の内部』で述べた宇宙空間の光景が正しかったことを証明したというので、いっとき日本の週刊誌までが派手に書き立てたことがある。これに驚いた米政府は、以後、宇宙飛行士に対して厳重な緘口令(他人に話すことを禁ずる命令)をしいたといわれている。
1969年7月16日から24日まで、アメリカは最初の有人月着陸船としてアポロ11号の打ち上げに成功した。以後1972年12月7日から19日までアポロ17号を月に送り込んで、3年間で7回連続した月探検のアポロ計画は終了した。
その間、71年7月26日から8月7日までアポロ15号が5度目の月世界訪問の宇宙旅行を敢行した。搭乗員はデイヴイッド・R・スコット大佐(月着陸船機長)、ジェイムズ・B・アーウイン中佐(着陸船操縦士)、アルフレッド・M・ウォードン少佐 (司令船操縦士)の宇宙のサムライたち3名。
ウォードンが月軌道を司令船エンデヴァーで周回するあいだ、着陸船ファルコンに搭乗したスコットとアーウインは、月面のアベニン山脈に近いハドリー地域へ着陸して両名は総計18時間半に及ぶ船外活動を行なった。
このとき両名は月面に着陸しているUFO(複数)を目撃したのだ!それを裏づける証拠がある。後年アーウインは来日してテレビで講演を行なったが、そのとき「私は月面でUF0を見た」と明瞭に英語で語ったのを編者は確かに聞いたのである。
しかし奇妙なことに、この部分だけは日本語訳の字幕が出なかった。それまでは彼の言葉が逐次日本語に訳されて画面の下に出ていたのに、なぜこの部分だけが省略されたのか、今もって不可解である。翻訳者がUFOという言葉を知らなかったのか(知らなかったとは思えないが)、それとも外部から何かの圧力が働いたのか、もはや知る由もない。
いずれにせよ、アメリカ、旧ソ連等の大国が宇宙開発において(初期においてはソ連がリードしていた)大気圏外の文明に関し驚倒すべき事実を把握していたにもかかわらず、すべてを闇に葬ってしまったと推測するに足る証拠は充分にある。
しかし賢明にして思慮深い米政府は、むしろ地球社会に凄まじい騒動が発生するのを危倶するのあまり大気圏外文明の真相発表を控えているのだろう。
だが、それにしても極端な隠蔽策はかえってマイナスになるだろう。ウサギのウンチのようにポツリポツリでもよいから洩らしてほしいものだ。
(久) |