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 重力と宇宙の自然のパワー 第4話

UFOContactee No.120 1993 より

1960年代初頭、カリフオルニア州 ヴィスタの自宅における私的講義より。

重力克服の秘密は

実は重力を克服するための秘密の一つが次の事実の中に存在しているのです。

ある振動場内で作り出される力、つまり波動または活性化されたエネルギーは、日常的に機能している力よりもほんの少し上回るのであって、それは地球の軌道からいかなる物をも解放します。 

もしそうでなかったら、私たちが宇宙に飛び出して行くことは全く不可能なことになります。異星人たちが地球へやって来ることも全く不可能になるはずです。彼らの惑星もこの地球となんら変わるものではないからです。

自然の諸法則をしっかりと学ぶことにより、彼らは宇宙船の周囲に、惑星がその表面に保持しているのと全く同じ状態を作り出すことができたのです。彼らが慣れ親しんでいる重力と大気からなる状況です。私たちはこの地球上で今、1気圧と1Gに慣れ親しんでいます。それこそ私たちが自分の宇宙船の周りに作り出すべき状況なのです。そうすれば、私たちは、たとえその宇宙船が超高速で進行中にも、その上に座っていられることになります。今こうして時速10万キロメートルもの速度で移動中の地球の上に座っていられるのと全く同じことです。

そうです。私は宇宙空間でスカウトシップから外に出て、母船の上を歩いてハッチまで行き、そこから母船内に乗り移りました。そのとき私は、いかなる風も感じませんでした。無風の地球上を歩くのと全く同じように私は歩きました。それは何ら不思議なことではないのです。

ただし私たちは古い理論や古い可能性などをいくつか忘れなくてはなりません。私たちはすでに不可能の段階を通り過ぎました。今や私たちは可能の段階にいるのです。でも私たちは今なお古くさい"不可能"という枢の中に住むあまりににも多くの物事に優先性を持たせています。

求心力は地球に向かって働いています。それは、そうやってあなた方を地球にしっかりとつなぎ止めています。しかし、それは、あなたがたの頭まではつなぎ止めていません。そうでしょう? それが地球につなぎ止めているのは、あなたがたの足だけなのです。

求心力は木の根っこを地球につなぎ止めます。しかしその頭まで下に引っ張ってつなぎ止めたりは決してしません。逆にそれを根こそぎ引き抜いて宇宙空間に飛ばしてしまうことも、もちろんしません。木は地球にしっかりと根を下ろし、その一方で、その頭はたとえ地上何メートルの高さであれ、可能な限り上に延びて行くことを許されています。

なぜなのでしょうか? 人間が一般に用いる判断力をもってすれば ― それはときおり、とてもおかしなものなのですが ― 片方が地球方向に引っ張られているというのに、もう一方が上に伸びて行くというのはどういうことなのだろうか、という疑問が発生するはずです。

その答はこうです。地球の持つ二通りの動きが二通りの作用を発生させているからです。地球方向への重力と、地球と反対方向への重力です。

では、その二通りの作用はどこにあるのでしょうか? その存在をどうしたら証明できるのでしょうか?それはどこにあるのでしょうか?

惑星上のすべての生命、すなわち人間の生命、動物の生命、植物の生命のすべてが上方に向かって成長しているではありませんか?

もし重力が地球方向にだけ作用し、もう一方には全く作用していないとしたら、私たちは、足同様に頭も地面につけながら移動しなくてはならないことになります。その他のすべての生命体に関しても同様です。しかし現実はそうではありません。あらゆる形ある物が一方のみを地面につけています。そしてもう一方は可能な限り上に行くことを許されています。片方は引き寄せられ、そしてもう一方は外側に押しやられているのです。

異性人たちの宇宙船の中で私が見た物の多くは、一見とても不思議なものではありましたが、実は決してそうではありませんでした。それらは単純という言葉以上に単純なものでした。自然とはそれ自身がとても単純です。その法則を宇宙船内で利用することにより、彼らは引き寄せる力と押しやる力を自動的に作り出しているのです。

船体を保護するフォース・フィールド

彼らの宇宙船は、それが必要とするあらゆるエネルギーを宇宙空間から取り入れています。というよりも、それ以上のエネルギーを取り入れていると言っていいでしょう。実際、彼らの宇宙船は、それが取り入れて蓄積するエネルギーの10パーセントのみで通常の稼働が行なえるのです。それは宇宙のあらゆる惑星とあらゆる天体を支配し動かしているのと全く同じエネルギーです。

▲在りしのアダムスキー氏と筆者のポマロイ女史
▲在りしのアダムスキー氏と筆者のポマロイ女史

では、その余分な90パーセントのエネルギーは、捨てられてしまうのでしょうか?

いや、そんなことはありません。それは私たちの観念では不可能としか言えないような速度を出したり、急激な方向転換をしたりすることに用いられます。

要するに、宇宙船のまわりに、彼らが慣れ親しんでいる重力と大気層を作り出すために用いられるのがその90パーセントのエネルギーなのです。そのエネルギーの場を私たちは「フォース・フィールド」と呼んでいます。そして彼らがそのエネルギーをどれだけ多く用いるかによって、彼らの宇宙船が宇宙空間に対してどれだけの作動力を行使できるかが決まるのです。

彼らが高温帯を無傷で通過できるのも、そのエネルギー場のおかげです。彼らは高温帯の存在をよく知っていますが、その存在を全く感じることなしに、そこを通過します。さらにこのエネルギー場のおかげで、彼らの宇宙船は宇宙空間に存在するあらゆる障害物の間を難なく通過することができるのです。

一方、もし私たちがそのような防御機能を持たずに宇宙空間に出て行ったとしたら、私たちの地球製の宇宙船は流星などとの衝突で激しい損傷を負ってしまうことになるでしょう。流星ばかりではありません。宇宙には、顕微鏡を用いなければ見えないような小さなホコリの粒子群が、うようよしているのです。時速4000キロメートルもの速度でその中を通過したならば、その宇宙船は、傷だらけになることはもとより、それによって発生する摩擦熱によって、月に行くまでに火の玉のようになってしまうかもしれません。

しかし彼らの宇宙船は大丈夫です。フ オース・フィールドが、あらゆる障害物から常に船体を守ってくれるためです。

またすべての惑星は電離層と呼ばれる大きな壁に取り囲まれています。もし私たちが何の防御機能も持たなかったならば、そこを通過するだけでも大変な被害を被ることになるでしょう。

電離層は磁気の層です。しかもとても高密度の層です。ただし、それを通して物が見えないほどの密度ではもちろんありません。しかしいずれにせよ、その磁気の層を無難に通過するには、もう一つの磁気システムが必要となります。

私たちは現在、いわば磁気発生機と磁場との間に住んでいます。磁気発生機が地球で、磁場が電離層ということになります。私たちは今その両者間の空間に住んでいるのです。そしてその全体が一緒になって動いています。そのために私たちは地球の動きを感じないのです。しかし私たちがそこから外に飛び出そうとすると、問題が発生します。異星人たちが作り出しているような状況を作り出さないかぎり、私たちはその天空から決してすんなりとは抜け出せないでしょう。

そこである人々は電波のことを持ち出します。電波は何の影響も受けずにそこを通り抜けて月に到達しているではありませんか? 彼らはそう言います。でも電波は宇宙船とは違います。電波は波動です。そしてそこがボイントです。彼らの宇宙船を取り巻くフォース・フィールドは一種の波動なのです。それが必要な大気と重力を自動的に作り出すとともに宇宙空間のあらゆる物質との衡突を防いでもいるのです。 

宇宙空間を航行中に、異星人たちは、電離層や高温帯その他のさまざまな障害物の中を通過します。でも彼らの宇宙船は、いかなる障害物にも触れることがありません。フォース・フィールドが常に両者を隔てているからです。それはまるで、目に見える船を内部に収容したもう一つの船みたいなものです。それが彼らの進む道を常にきれいに掃き清めているため、いかなる障害物も彼らには近寄れないのです。彼らはそうやって宇宙空間を旅しているのです。もし私たちがこの地球を離れて旅したいと思うのなら、私たちもぜひそうしなくてはなりませさん。

宇宙のパワーを利用する

私たちはその力に頼ることがどうしても必要なのです。それは人工的に作り出すことができます。そして私たちはその人工のエネルギー場とともに、おそらく月に行くことも可能だと思います。今私が言っている人工のエネルギー場とは、自然エネルギー 、すなわち宇宙の電磁エネルギーを用いずに作り出したものを意味します。それでもって私たちは月あたりまでは行けると思います。しかしそれが精々でしょう。あまり遠くまでは行けないはずです。それ以上遠くまで行こうとするためには、エネルギーを常に補給し続けねばならないのです。それが何を意味しようとも私たちは絶対にその力に頼らねばなりません。

それは、こういう意味です。私たちがそのエネルギーに頼ることを始めたならば、そのときから、この世界の経済システムのすべてが変化を余儀なくされるのです。それは私たちが想像し得るいかなるエネルギーよりもはるかに強力なエネルギーです。なぜならば、それは宇宙のパワーだからです。それは宇宙全体を動かしているパワーなのです。この宇宙のあらゆるものがそれによって活性化されています。あらゆるものがです!それによらずに活動しているものは、この宇宙に何一つありません!したがって、それは多くの変化を引き起こすことになるでしょう。

それは、もし有効利用が可能になったならば、多くの物事をより良い状態へと変化させます。それは人間の生活をかつてなかったほどに素晴らしいものへと変化させるでしょう。人間はもはや恐怖とともに生きなくなります。病気もなくなります。なぜならば、それはまさに生命の種子だからです。

重力、反復力あるいは何と呼ぼうと、そんなことは問題ではありません。この法則を学び、その活用を始めた時点から、この法則は人類の進歩のために、人類の福祉のために、それ自身で生き始めます。それは、人類が夢見たことに何らかの種子を植え、刈り取ることができます。それで、そこそこのものを何とか手にすることができます。でも、それだけです。それ以上のものを私たちは何も手にすることができません。それ以上のものを手にするためには、そこにもう一つの法則を持ち込まねばならないのです。 

それは自然の法則です。その中にはあらゆる物事に関するあらゆる知識が横たわっています。私たちは、それを学び、その利用者とならねばなりません。ただし、その法則には、とても謎めいた性質があります。正しい動機を持たないかぎり、決して学ばれることも利用されることもない、という性質です。そこにこそ人間がそれを学ぶことの困難さが存在しているのです。(以下次号)

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