この宇宙飛行士はチャールズ・ヒンソン海軍中佐。この人がどのようにして宇宙飛行で生き延びたのか、如何なる方法で地球へ帰って来たかについては、NASA(米航空宇宙局)は発言を拒否しているけれども、「たぶん我々には準備できないような何事かが宇宙空間で発生したのだろう」と情報筋は個人的に肯定している。
「我々には絶対に説明できないような何事かが起こったのだ」
「それ以外に何が言えるというのだ?」とNASAの内幕に通じている高官が続ける。
「ヒンソン中佐が1963年に打ち上げられて各種の指令を受けてから4時間後に連絡が途絶えた。我々は彼が死んだものとあきらめるより他に方法はなかった」
「しかし彼が宇宙空間で消えてほぽ28年後の今年3月26日、海軍の一軍艦が救助を求める信号をキャッチして、南太平洋に着水した中佐を救出したんだ。
彼はとても健康そうに見えたが、方向感覚を失っていたし、とてつもなく正常な感覚をもたなかった。だが地球外生物または超自然的なカをもつ物などに明白に言及して彼は『これ以上は言えない。あなたがたは理解する必要がある。彼らは我々の友人ではないんだ』と言い続けている。
それが何を意味するかを私が(情報筋が)言えるとすれば言うだろう。だがヒンソンは詳しく話さないだろう。彼はワッと泣き出しただけだ。
NASAの権威筋は1963年のロケット打ち上げに関する前代未聞の秘密のふたをピシャリと閉じてしまった。いま69歳になるヒゲを生やしたヒンソンがずっとNASAの職員であることを、NASAは肯定も否定もしていない。
インサイダー(内幕を知る人)たちはこの件であまり隠しだてしない。しかも実際にはヒンソンの写真と着水したジェミニ宇宙船の写真も公表した。これは過去28年間ヒンソンの住み家だったものだ。
「この宇宙旅行はもともと6カ月間続けることになっていた。そして宇宙船がテストされていなかったために秘密裡に行なわれた。連絡が途絶えたとき、我々は宇宙船に故障が起こったと思ったのだが、そうではなかったことがいま分かっている。もちろん今のところほとんど心配はしていない。 それよりも我々は6カ月分の酸素、食料、水などがそろえてあっただけなのに、どのようにしてヒンソンが生き延びたのかを知ることにもっとも関心がある。地球外生物かまたは超自然的なカをもつ者がヒンソンの生還となんらかの関係があるかどうかー」
NASAはこうした疑問に答えようとしているのだが、ヒンソン中佐はいまカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地で検疫を受けていると情報筋は言う。ジェミニ宇宙船がどこにあるかは不明だが、これも、エドワーズ空軍基地で調査されているという噂がある。
「我々の調査はいまヒンソンを調べている精神医学団の成功いかんにかかっている」とインサイダーが言う。彼が話すまで我々の言えることは、彼は不可能な旅に出て、なんとかして、なんらかの方法で帰って来たということだけだ」
サンニューズ紙の編者注=本社の12名から成る記者、編集者、カメラマン等がこの宇宙飛行士の事件にとりかかり、今後もこの件に関して発展があれば掲載するつもりである。
編者注=この記事はメイン州に住むアリス・ポマロイ女史から送られたもので、現在、これ似上の詳細は判明しない。アメリカ文化センターに照会したが、このような打ち上げの記録は文献に出ていないという。記事内容に関しては真偽いずれとも判定しがたい。真実であったとしてもインサイダーが内容を歪めているか、または事件全体が情報工作によるフィクションなのか、全体が真実なのか、真相はまだ闇の中にある。今後のNASAの動向を注目したい。上の写真はサンニューズの記事。 |