明確なのは、今後絶対に戦争は発生することなく、これで恒久的な平和が到来するという保証はないということである。まだ戦争はあるだろう。 しかしキューバ問題であわや第三次大戦になりかかったとき、これを防止したのはスペースピーブルの集団であったと言われている。全面核戦争の脅威を排除して地球の安全確保に挺身している別な惑星から来た訪問者達の偉大な恩恵を知る人は少ない。
無理もない。この太陽系は惑星が九個しかなく、しかも知的生命が存在する惑星は地球だけであるという既成概念で地球人はがんじがらめに縛られており、表現はわるいが盲目の状態にあるからである。ここにおいて知識という問題が重要になってくる「知満と無知との間には、科学という橋が架かり得ないほどの裂け目がある」とアメリカの哲人へンリー・ソーローは言っている。
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▲1968年3月21日、米ユタ州カナブ付近でフリッツ・ヴァン・ネスト氏が撮影したUFO。典型的なアダムスキー型円盤である。 |
ところが人間は自分の価値観に照らして好ましくない事象に関しては知識を得ようという努力をしない。アダムスキー問題にしてしかり。これを軽侮し揶揄したがる人間に限ってアダムスキー関係の文献の読破どころか頭から無視する。これでは知識の得ようはない。反論するのならば、まずアメリカへ足を伸ばしてアダムスキー関係者に片っ端から会い、文献を渉猟して、徹底的に検証した上で反論するべきだろう。
編者が多年に渡る海外の取材調査で判明したのは、アダムスキーの著書の記述は彼の凄まじい経験のうち、ほんの一部分のみを洩らしただけで、重要極まりない事実の大部分は隠されていたという実相である。そしてあらゆるUFO問題は結局アダムスキーに帰着するという結論こそ、まさに正鵠を射たものと思うのである。
なんとなれば、化石燃料による文明が次第に行き詰まりの様相を呈する方向に向かっている現在、アダムスキーが伝えた別な惑星の宇宙船に応用されている電磁エネルギーに着目して、画期的なエネルギー革命を遂行しようという動きが少数の国々で出てきているからだ。アメリカではアダムスキーを支持していた某大統領の時代にこの立案がなされていたと伝えられている。
アダムスキーは地球に対する起死回生の物凄い知識を伝えていたのである。実は日本政府の一部門でアダムスキーの著作を研究して代替エネルギーの開発に着手しようという動きがある。詳細は差し控えるが、これは来世紀の主要課題になるだろう。人間はここらで目覚めて創造主の最高のギフトである電磁エネルギーという素晴らしい宝物の発掘に取り組むべき時代に入っているのだ。
地球外惑星群の実態についても次第に真実が伝播するようになるだろう。昨年秋以来、金星探査機マゼランが伝える金星の様相も従来の憶測を越えた説明のつかない不可思議な地形その他を報告し初めている。たぶんNASAはとっくの昔に真相を把握しているだろうし、まだ隠蔽部分がかなり存在すると思われるにしても、「隠されている事で洩らされないものはない」という法則によって早晩、金星その他の惑星の驚異的な実態が地球人に知られるようになるだろう。
編者は確信するが、あと40年もすれば地球は全くの宇宙時代に突入し、全地球的規模で別な惑星の大文明の仲間入りが実現するだろう。愚かな戦争や病魔は消滅し、科学と精神の両面に渡って高次元な進歩が見られるだろう。それまでに多少の戦争は散発するかもしれないが、それは陣痛の苦しみであり、自壊作用である。
我々は無知であってはならない。高度な知識をもたらす天使に対して、それと気づかずに、愚昧かつ低次元な価値観でもって無視し去るような鈍感な人間に堕してはならない。他人や他のグループを攻撃することしか能のない蛇蝎(だかつ)のような人間によって世の中が改善され世界が向上することはあり得ないのだ。この世界の進歩のために素晴らしい研究活動を行なっている卓越した人々に期待して明るい希望のみを持ちたいものである。
新アダムスキー全集は結局全10巻で完結することになった。この膨大な文献の中に盛り込まれているものは、すべて科学と精神の両分野に及ぶ高度な情報である。これに着目して検証し、生活に応用する時代はいずれ到来する。 前述のごとく既にその兆しはある。私達はその先駆的役割を果たしたというプライドを極力抑制しながら今後も一層の活動を続行したい。
以上でアダムスキーの伝えたUFO 問題なるものは地球の未来を左右するほどの重要なテーマを含むものであることが理解できることと思う。彼を如何に誹謗しようと、現実の趨勢は確実に彼が示唆した方向に進展しているのだ。特に科学の分野で顕著である。アダムスキーが正しかったことは自明の理である。
(久) |