あなたはそれを"魂"とか何とか呼ぷでしょうが、実際にはそれは個々の実体としてのあなたが長い時代を通じて持ってきた体験の綜合体なのです。
「どうしてそれがやれるのか」とあなたは言うかもしれません。答は全く簡単です。創造された各綜合体がそれ自体の波動を持つのです。例をあげましょう。
一粒の砂は常に一粒の砂です。それは他の物質と混ざったり、または引き潮や海水などで一カ所から別な場所へ運ばれるかもしれませんが、正体を失うことはありません。あらゆる創造物もこれと同様です。
個人は自己の周囲の世界で見い出せない物を求めて生涯を費しますが、ほとんど知ることはできません。しかし自分が求めるものは"自分自身の内部"にあるのです。
この"自己知"のカギは種々の方法で見い出せます。私に対してはジョージ・アダムスキーが理解と知恵のカギを与えてくれました。初めて彼が話すのを聞いたとき、この事実を悟り、彼の門下生になってから少しずつ私の記憶チャンネルが開いてきました。アダムスキー財団にいる私たちは、永遠の真理を探求する人のすべてに対し、彼の知恵の言葉をおわかちする特権を謙虚に感謝しています。
コズミック・プレティンの1965年3月号がジョージ・アダムスキーによって発行された最後の号になりました。当時彼は東部の講演族行のために2月に出発しましたが、3月号のプレティンは編集されて、出発前には印刷の準備ができていました。次にそのときの抜粋を掲げます。
「私たちの労力の実が収穫され始めているので皆様も喜んでおられると思います。近い将来、世界の人類は無知から解放され、生命の目的を理解するでしょう。」
「1964年の1月に『生命の科学』コースを学習し始めた人たちは12課を終了し、プラザーズも私もその結果に満足しています(注=『生命の科学』は1課ごとに分冊として配布された)。この知識を学んで応用した人の大多数は、自分の能力の著しい拡張を得ています。たしかに多数の研究者は奇跡と呼んでもよい物事を達成しました。このことは学習した人にとって『生命の科学』が今後偉大な価値をもつことを示しています。」
「学習と宇宙の原理の応用には終わりがありません。宇宙の原理の古い概念を明確にし、日常生活で生かせるようにしてくれたプラザーズに感謝します。この講座は私たちの精神生活はかりでなく、あらゆる行動にも応用できます。この学習だけでも良き未来をつくるのに役立つでしょう。
すでに何度も述べましたように私たちにかかわりがあるのは宇宙船(UFO)の目撃ではありません。一つの目撃は他の目撃と異なるものではなく、それよりもプラザーズがもたらした知識が私たちの生活の改善に役立つのです。この知識がなけれは、良き社会は望めません。私たちが真剣であるならば、当然プラザーズの知識を個々に生かすべきです。政府は私たちにかわってこれをやってはくれませんし、宇宙から来る訪問者に関する情報がやってくれるわけでもありません。知識というものは役立たせなければ価値はないのです」 |