6名の高校生、4個の気味悪い物体を目撃
ラッセル・スクリブナー夫妻の息子でイースト高校の1年生アラン・スクリブナー(17才)の話によれば、他の2名の少年と3名の少女が7日午後5時30分頃、リトルトンから約10マイル南方のダニエルズ公園へドライブした。一同は車を停めて、1軒の古い小屋まで300ヤードほど歩き、そこで火をたいてピクニックした。
すると午後9時30分頃、小屋の中にいた一同は屋根の上を歩く足音のような物音を開いた。そこでアランとドン・オーティス(17才)は調べてみようと懐中電灯を取って外へ出たが、何も発見できなかった。外は全く静かだったが、突然ブーンという音が聞こえてきた。するとあたりで何かガサガサという音も聞こえて、ドンとアランが立ちどまればその音も立ちどまった。二人は車の停めてある方の草地を見た。すると大きな円い尾燈(複数)をつけた、自動車のような物が見えた。
その光は動きまわっていたがやがて行ってしまった。2人が小屋へ引き返すと他の者はまだ火を燃やしていたが、みなが話すには、たった今大きな人影が明りの中を通りすぎるのを見たという。そ6フィート1インチもあるアランよりも大きかった。
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▲サウス・カロライナ州の円盤(1)。
1980年4月4日、午後5時半から6時までの間に、ビル・ハーマンは野原の上空に出現した直径約12メートルの円盤に仰天し、手にしていたカメラで撮影した。この写真はその連続写真の1枚。円盤は上下に揺れながら木の葉運動を続けていたが、ブーンという音を出すこともあった。 |
「そこで僕たちは小屋を離れることにして、車の方へ歩みよったとき、ドンが一つの光を見て叫び声をあげた。目もくらむような白く光る物があったんだ。更に2つの弱い青い光体と、足下にもっと強く光る光体も見えた。4名は車の屋根の上にあがって約20分見つめたよ。座りながら僕が(アランが)"おい、みんなこれを見ようじゃないか"と言ったんだ。−同はフットボールのような4個の光体を見たが、それにはみなドームが付いていて、押しつぶされた球体のようだった。周囲には奇妙な音が響いていたが、それは一定好方向から聞こえてくる音ではなかったね。強弱をくり返す音だった。
3個の光体は右手にいて、そのうち2個は空中に停止し、1個は上下に浮動していた。4個目のやつは左手からやって来たが、近づいてから色が赤に変わった。一同は車で逃げ出すことにした。僕の車は54年型のフォードだが、新しいエンジンを付けていて、よく走るんだ。だがエンジンはかかろうとせず、車内ラジオはウンともスンともいわない。
やっと走り出してから−同は1個の巨大な光体が道路上をあとをつけて来るのを見た。車から約30フィート後方にいたが、右寄りに近づいて来て、そのまま飛び会ってしまった。
「奇妙なことにその光体はバックミラーに映らないんだ」とオーティスは言う。「4個の光体は空中に浮かんでいた。はっきりと識別することができたよ。直径は約20フィートで、2個は速く動き、他の2個は上下に動いていたね。それらを見てから僕は確信したんだ。以前は空飛ぶ円盤を信じなかったが、今度ばかりは納得したなァ。あの円盤は僕らを傷つけようと思えばできたと思う」
他の同行者は次のとおり。マイクル・シミントン、パトリシア・レザフォード、ケイ・ハーリー、メリー・ゾラー、(全員高校生)。
ケイ・ハーリー嬢は言う「小屋の外にすごく大きな人が立っていたわ。なんだかわけのわからないブーンというような音も聞こえるのよ」
レザフォード嬢の話「ケイと私は怖くなって車の中に入っていたわ。するとヤプの向こうの左側に柔らかい青い光体が1ついたけど、次第に速くこちらへ近づいてくるの。すぐ目の前には車のヘッドライトくらいの大きさの赤い光体がいて、もう怖くて身動きできなかったわ」
シミントンはピクニック前に足を痛めたので松葉杖を使用していた。彼の話。「ドンと僕は小屋から出て最後に車の上へはいあがった。するとブーンという奇妙な音が聞こえた。カン高い音じゃなかったね。すぐ近くで聞こえるんだ。車を廻すと青い光体が空中に浮かんでいた。ちょっと見つめたらすぐに飛び去ったよ。」
別な光体は谷の内外を上下に浮動していた。アランの車にはブレーキがかけてなかったのにガタガタ揺れて容易に走ろうとはしなかった。
この少年少女たちは事件を通報するために警察へ来たとリトルトン警察署長のジョン・C・マカイヴァ−は言った。
「彼らはみなたいそうまじめで、女の子のうち2人は恐れおののいていた。確かにみなは酒を飲んではいなかったし、インチキな詰をでっちあげようという意図もなかった。実際何か奇怪な物を見たのだ。通報後にパトロールマンが現場へ急行したが何も発見できなかゥた」
(1966年4月9日付け ロッキー・マウンテン・ニューズ)
(終わり)
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