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新アダムスキー全集

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中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 月はUFOの基地!?

第2話 UFO Contactee No.81 1983 SUMMER より転載
 

 アポロ17号が月に着陸して巨大なUFOに遭遇したことは最初に述べたが、飛行士たちは水の跡も発見している。鮮明な水流の水位マークを見つけたというのだ。これからみると、月は水も何もない固いコンクリートのような岩盤から成る世界だという古い天文学上の概念は完全に間違っていたようだ。
 というのは宇宙飛行士たちが歩いた月の地面は砂漠地帯で、しかも彼らのクツの跡まで鮮明に残るのだ。乾燥しきった砂ならばクツの裏の模様まで残るわけがない。おそらく湿地帯のような場所なのだろう。ということは砂地に水分が含まれているにちがいないのだ!


謎の「トラック」の意味

 17号のシュミット飛行士は興奮して叫んだ。

 「トラック(複数)が見えるぞ! クレーターの壁まで続いている」

 この"トラック" という言葉が実際には何を意味しているのか、さっぱりわからないが、なにかの驚異的な人工建造物を見たことはたしかである。というのはアポロ15号も1971年8月1日に不思議な物を月面で見て、これをやはり"トラック"と表現しているからだ。

 アーウインが管制センターと交わした記録は次のとおり。

 「傾斜を降りるにつれて"トラック"があるぞ」「その跡をつけてみろ」とセンター。
 「了解。かなり長い。こんな物にはとても勝てないよ。ハドレ一山上にまで敷かれているんだ」
 同僚のスコットも叫んだ。
 「こりやすごい光景だ!」
 「ほんとに美しいなあ」  センターが叫んだ。 「機構について話してみろ」
 「こんな見事な構造物はいままで見たことがないよ!」 とアーウイン。
 「幅がみな一定しているぞ」とスコット。
 「各トラックの頂上から底まで、こうまで同じ高さでそろっているのを見たのは初めてだ!」 とアーウインが感嘆の声をあげる。

 いったい2人は何を見たのか。"トラック"だけでは意味不明だが、途方もなく壮大な建造物を見たことはまちがいない。暗号でごまかしているのか。

 17号のシュミット飛行士の報告にたいする管制センターの応答も奇怪な暗号の連続だった。

 「きみの写真はピアースとピースのあいだをいっているぞ。ピアース・ブラーバ。ブラーボへ行け。ウィスキー、ウィスキー、ロメオ」

天文学者ハーシェルも光体を見た

 月面上の不思議なドーム、その他の異様な物を発見したのは、宇宙飛行士たちが最初ではない。実は数世紀にわたって地球より望遠鏡で観測され確認されていたのだ。特に多かったのは奇妙な光点の発生である。

▲1930年代にアメリカのローウェル天文台が撮影したガッセンディー・クレーター。内部に白いスジが見える。人工建造物か?

 イギリスのトップクラス天文学者パトリック・ムーアと、米アリゾナ大学の月・惑星研究所のバーバラ・ミドルハースト教授による研究によれば、月面の異常現象について天文学者が報告した例は、過去四百年以上の長い時代にわたって、約400例あるということになっている。その観測者たちのほとんどすべては誠実な科学者であったと、『サイエンス』誌に掲載された2人の論文で述べてある。 その中で注目すべき報告例を2、3挙げてみよう。

 イギリス最大の天文学者の1人、ハーシュルは、1783年の月食の最中に不思議を輝く光体を望遠鏡で観測したと報告した。(注=フレデリック・ウィリアム・ハーシュルは1738年ドイツに生まれて後にイギリスで大成した大天文学者。天王星の発見者として名高い)。この光体は一個だけではなかったらしい。

 1787年8月18日には、「灰で薄くおおわれた炭火のような」輝く光点群を見たという。結局ハーシュルは7度の機会に同じような光体を月面で発見したのである。そして「何者かが月面上の空間を移動しているようだ」と述べている。 しかも1821年の11月には1カ月のうちに彼は類似の光点群を月面に連続3回見た。

 もともとハーシュルはイギリスで宮廷オーケストラのオーボエ奏者をやっていた音楽家であった。音楽理論で必要な数学を学び、更に光学を研究して望遠鏡に関心をもつようになった人で、天文学は独学で身につけた、いわばアマチュアである。しかし好奇心と直感力は抜群で、この太陽系の地球以外の全部の惑星に人間が住んでいると信じていた。430個もの反射望遠鏡を製作し、最大のものでは口径50インチ(125センチ)に及ぶ大望遠鏡がある。天王星ばかりではなく、妹のカロライン・ハーシュルと共に観測研究を続けて、実に2300個の星雲や星団を発見し、天文学史上不滅の名を残した。1822年に84歳で没し、妹は26年後に98歳で兄のあとを追った。星雲の発見には妹の力が大であったといわれている。

巨大な謎のオニール橋

  その他にも月面における不思議な光体の発見例は沢山ある。「世界の天文学者はUFOを見ていない」 という説はまっかなウソだ。古くは1587年の5月にイギリスの科学者が、新月の両端の中間点に輝く光点を発見したと報告している。

 以来17世紀、18世紀、19世紀を通じて月面の奇妙な光体現象が観測され続けた。一部の天文学者は月の火山活動だろうと推測したけれども、ハーシュルも見たように移動する光体もあるので、火山活動としてはかたづけられない。知的生命体によって操作される、なにかの発光体が月に存在していたとしか考えられない。

 近代における月面の謎の現象で最大のものとして、名高い"オニール橋"がある。これも現代人に忘れられようとしているので、ここに実状を再録することにしよう。

 今を去る30年むかしの1953年7月29日の夜、ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙の科学部長であったジョン・J・オニールは、愛用の3インチ屈折望遠鐘を持ち出して月の観測を開始した。目標は月面の東側のリム(縁)に近い『危機の海』である。海といっても本物の海ではなく、月面で黒く見える平坦部だ。

 アイピース(接眼鏡)をのぞいているうちに、彼はハッとした。それまで見たこともない異様を物体が見えるのだ!高い山と山とのあいだに長さ約20キロもある細長い物体が橋のように横たわっているではないか!

  彼はわが目を疑った。光学的なイルージョンではないかと思ったが、何度のぞいても物体は見えるのだ。そこは以前にたびたび観測した地域で、こんな物は存在しなかった。

 不思議な物の出現に首をひねりながらも彼はこの状況を月・惑星観測家協会へ報告し、「巨大な自然の橋」と書いた。

 だがこれは多数の天文学者の猛烈を攻撃の的になった。そんな物がその地域に存在するわけがないというのだ。

 しかしまもなく天文学者達は沈黙した。イギリスの高名な、月を専門とする当代一流の天文学者H・P・ウィルキンズもその巨大な"橋"を見たと公表したからである。群小のプロ・アマ天文家を蹴散らしたライオンの出現というところか。 彼はこの"橋"を「月面における最も驚くべき、謎の、人工建造物を思わせる現象の一つである」と述べている。

 これに追い討ちをかけたのがイギリス天文学協会のトップクラスの科学者、パトリック・ムーアで、彼もこの不思議な物体を観測したと報告したのである。これでオニールは助かった。誤認の汚名を着せられずにすんだばかりか、この物体は『オニール橋』と呼ばれて語りつがれることになった。

 しかし謎は続いた。この"橋"はオニールが発見してから忽然と姿を消したのである。これは到底自然現象とは思えない。明らかに人工的な物体である。

アダムスキーの体験は真実だった!

 以上で読者はもうお気づきだろう。地球人類が月へ到達するはるか以前から月世界には"だれかが"いたのだ! その"だれか"とは別な惑星から来た、月を基地としてひそかに居住し、活動していた異星人ではあるまいか。地球から望遠鏡で観測され続けた月面の"動く光体"とは、彼らの発光する宇宙船ではないか。 そして巨大な"オニール橋"も異星から来た大母船ではなかったか。

 これについてはUFO研究界の大先駆者、ジョージ・アダムスキーが1955年に刊行したInside The Space Ships 『宇宙船の内部』の中に、彼が土星の大母船に乗せられて宇宙空間から月面を観察した記録があり、これこそ過去の天文学上の観測や宇宙飛行士たちの月世界探険による驚異的目撃などで裏付けされていると思われるので、次にその部分を掲げよう。


▲アダムスキーが6インチ反射望遠鏡で撮影した月面付近を飛ぶUFO。

 土星人パイロットが言う。「私たちは月からそう遠くない位置にいます」

 この言葉を聞いて私は興奮に震えて、そこへ着陸するのではないかと思った。「いいえ」 と彼は言う。

 「今回は着陸しません。月には空気があります。それを記録できるほど接近していますから、本船の装置によってそのことがわかります。

 空気というものは本来他の天体を観察するのに障害にはならをいのです。地球からは月の上空を動いている厚い雲(複数)が見えませんが、地球の科学者たちは、ときたまいわゆる"ゆるやかな空気の流れ"を観測しています。特にいわゆる"クレーター"と呼ばれる谷のポケット地帯の中にです。

 たしかに彼らが見るのは動く雲(複数)の影なのです。地球から見える側の月面には実際の雲(複数)を見るチャンスはあまりありません。これは雲が濃密にならないからです。ところが月のリム(緑)のすぐ向こう側の、温帯ともいえる部分の上空には、地球の上空の雲と非常によく似た濃密な雲が形成され、それが流動したり消滅したりしているのがこの装置でわかります。

 地球から見える側の月面は地球の砂漠地帯にたとえればよいでしょう。(注=アポロ計画よりもかなり以前にアダムスキーが「月面は固い岩盤である」という従来の天文学上の説とは異なる状況を述べていたことは注目にあたいする。しかも砂漠地帯説は後にアポロ飛行士たちに実証されたのだ! また月面上空の雲も飛行士たちが撮影している)

 月の中心部には美しい地帯があって、そこには草木や動物などが生きていますし、人間も快適に生活しているのです。地球人さえもそこに住むことができるでしょう。人体というものは宇宙で最も順応性に喜んだ一種の機械なのです。

 月は全く生きた天体で、人間を含む生命を支えているのです。私たちは月のリムのすぐ向こう側の、温暖ながら少し冷たい地域に一大研究所を建設しています。

 月は地球や私たちの惑星ほど多量の空気を持ちません。これらの天体よりもはるかに小さいからです。それでも大気はあるのです」 

  近距離にして月を観察する装置が調整されると、私は地球に最も近いこの天体に関する地球人の概念が完全に誤っていることを知って驚いたのである。クレーターの多くは、実際には過去における月の内部のすさまじい隆起によって形成された、けわしい山に囲まれている大峡谷なのだ。地球から見える側には、かつて多量の水が存在したと思われる明確な跡を見ることができた。

 ズール(異星人)が言う。

 「月のこちら側の山々の中にはまだ多量の水が地中深く含まれていますが、向こう側にも沢山の水があります」

 続いて彼はクレーター群で囲まれた山々の斜面に、大昔の水流のはっきりした跡があることを指摘した。

 続いて眼前のスクリーンに映される拡大された月面を見ていると、地面や深い谷の中などを通っている深いスジ(複数)に気づいたが、これは過去の大水流で作られたものにほかならない。(注=こうした水流の跡もアポロ飛行士によって確認された)

 この地域にはまだあちこちに非常に小さな植物帯があるのが見える。その地面の一部分は美しい砂粉状だが、一方、粗い砂、または紳かい砂利に似た大粒の石を敷いたように見える部分もある。じっと見つめていると、その見つめていた地面を一匹の小さな動物が走って横切った。

 毛皮の4足獣であることはわかったが、走るスピードが達すぎて、どんな動物かは見当がつかない。


 アダムスキーによると、月面にはすでに大昔から別を惑星の人々が建設した基地があり、月の裏側には都市があって、人間が快適に生活しているという。ただし大気が薄いので、着陸してから宇宙服なしで地面に降り立つには、24時間を要する体内の減圧処置を受ける必要があるといっている。これも医学的には全くの不可能事ではない。いずれはこのような装置が開発されるだろう。

なぜ 政府は隠すのか

 こうなるとアダムスキーの偉大さよりもむしろ、一般大衆の好奇心の乏しさ、宇宙にたいする関心のなさ、当局の声明や一部科学者の所説についての盲信ぶりに言うべき言葉はない。

▲月面上空を飛ぶUFO。アポロ撮影

 それはともかくとして、米ソ両大国政府はなぜ大気圏外の真相を隠すのか。理由は明白だ。巨費をかけた"軍事目的"を有する宇宙開発の大実験の真相を正直に洩らすわけがないのだ。しかも恐怖心のかたまりみたいな地球人に、「月やその他の惑星に偉大な文明を築いた人間が住んでいる」と公表しようものなら世界的なパニックが発生して収拾のつかない状態になるだろう。大国の為政者はバカの集まりではないので、その点も計算ずみなのだろう。とすれば現在の隠蔽策はむしろ賢明といえるかもしれない。

「死人の箱に15人  ラム酒1本ヨーホーホー」

  ロング・ジョン・シルバーの率いる海賊の一味は、目指す宝物の隠し場所へ来たけれども、穴はすでにだれかに掘られて、中はもぬけのカラだった。失望した海賊たちの耳に不気味を歌声が響いてくる。

 ステイーヴンスンの名作『宝島』 では間の抜けた連中の狼狽ぶりが見事に描かれているが、貴重な無機物の宝庫と思われた月へ最初に降り立ったアポロ11号の飛行士たちが地球へ持ち帰ったのも、わずか22キログラムの石ころだけだった。そして数百億ドルの巨費をかけたアポロ計画は17号でもってばったり打ち切られた。なぜか? この宝島に、すでに何者かがやって来て資源を占有していたことを米政府が知ったからではないだろうか。

(完)

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