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新アダムスキー全集

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中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
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  金星は生きている?

UFO Contactee 97,112,114 より 転載

昨年ソ連が打ち上げた金星探査機ベネラ15、16号の観測結果によると、金星にはこれまで科学者が夢想だにしなかった大褶曲山脈が存在する事実をつきとめたという。これはベネラからのレーダー観測にもとづいて合成した写真をソ連科学アカデミーのベルナッキー地質研究所が発表したもので「大変な発見だ。これまでプレートテクニクスのような地殻運動がどうして地球だけに存在するのか全くわからなかった。その謎を解く重要なカギになる」と東大の惑星科学の専門家も言っている=下写真。

褶曲山脈というのは、平坦な地層が横圧力を受けて波状にできたもので、超高空からの写真を見るとチリメン皺に似た山脈が写し出されている。べネラの金星写真は長さ1キロの地形まで見分けられるという精密なもの。アルプス山脈を思わせる高さ数千メートル 級の大褶曲山脈が鮮明に浮かび上がっている。

これまでこのような褶曲山脈が発見されなかったのは、アメリカの探査機パイオニア金星2号(1978年打ち上げ)のレーダー識別能力が百キロ程度という未発達な状態のため百キロ以内の物は発見できなかったからだ。

このニュース源は昨年5月22日付の静岡新聞に写真入で報道された記事で、いささか旧聞に属するが、一般人の関心の的にはならず、依然として金星は地球とは全く異質な死の世界と考えられているようだ。

しかし、褶曲が発生するのなら地殻運動もあるはずで、これは「惑星というものは皆同じだ」というアダムスキーの説を裏付けることになる。つまり地球と同様金星も生きて呼吸する天体だということになる。 

8年前の79年初頭にはアメリカの星探査機パイオニア金星1、2号が観測した結果、金星の空には雪が絶え間なく光り、地表では不思議な白熱光が輝いている事実が発見されたとNASA(米航空宇宙局)エームズ研究所の科学者が同年2月7日に発表している。この記事も国内の有力紙に大きく掲載されたが、なぜか大衆は注目しなかった。

民衆は賢明である、と信じたいが、こと大気圏外の問題になると現実離れのした無関心事の域を出ないのだろう。

昨年11月には日航貨物機がアラスカ上空で巨大なUFOに遭遇して大センセーションを起こした。しかし後にアメリカの航空宇宙専門誌の編集者フィリップ・クラスが 「あれは木星と火星の誤認だ」という信じられないほど不合理な説を出したところ、国内各紙が一個人の説に同調し、「UFOはUSO(ウソ)?」という茶化し半分なタイトルで流した新聞もあったために、読者は簡単に誤認説を信じ込み、あの素晴らしい大事件も葬られてしまった。

「あの物体は人間には考えられない物凄い推力を持ち、遠くの星から来た非常に高度な文明を持つ人々の宇宙船に間違いない」と寺内日航機長が断言しているという情報もある。 

(久) UFO contactee 97号1987より


UFO contactee 112号 SPRING 1991 巻頭言より

◆レーダーによるこの画像は、今年9月25日に、金星探査機マゼランが金星地表ラクシュミ地帯の横80km,縦37kmにわたる地域をキャッチしたもの。非常に不思議なのは太くて白い線群と細い線群が直角に交差している現象。細い線群は各間隔が約1kmある一方、太い線群は間隔が不規則で、しかも各線群が細い線群と交差する位置で切れているように見える。このような地形はこれまで金星ばかりでなく他の惑星群でも発見されたことがない。 ー米NASAジェット推進研究所発表ー写真ロイター提供

惑星探査機マゼランが奇妙きてれつな写真を送ってよこした。本号18〜19ページに掲載した『金星の不思議なスジ模様』である。評判のわるいNASA(米航空宇宙局)といえども、こんなものを合成写真で偽造するようなことはしないだろう。とすれば、やはり本物の金星地表だろうか。

 編者がロイターから入手した写真に添付しているNASAによるキャプション(説明)によると、これは金星のラクシユミ地域と名づけられている地帯(この名称は地球の科学者の命名による)を撮影した写真で、このタイプの地形はかつて金星はおろか他の惑星群にも見られなかったものだという。

人工的な植物の栽培地域を示すのか、それとも全く自然に形成されたものか、なんとも理解しがたい様相を呈している。真相は一体何か?

詮索する前に一つ重要な事をあげる必要がある。NASAは近来大気圏外の探査に関する極端な隠蔽工作のタガをゆるめてきた形跡があるという点だ。

その理由は言うまでもなくソ連との雪解け現象にある。米ソ冷戦に終止符が打たれた現在、軍事機密となっていた宇宙開発の諸問題は今後少しずつ漏洩される方向に向かいつつあるとみてよいだろう。1960年前半にアメリカが打ち上げた金星探査機マリナー群によって、米当局は金星に大文明が存在することを突き止めたとアダムスキーは言明している。

 当時、日本の新聞にも全米科学促進協会の重鎮が「金星は温暖な気候であることが分かった。フロリダ州のようであるかもしれない」と述べた短い記事が出たのを編者は記憶しているが、まもなくそれを否定するような米政府筋の見解が報道されて、それきり金星は摂氏四百数十度の焦熱地獄の惑星ということになってしまった。


金星に七つのドーム

米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(カリフォルニア州パサデナ)は16日、金星探査機「マゼラン」から送られたデータによる合成写真6枚を公開した。

このうち注目を集めたのは、赤道南側の「アルファレジオ」と呼ばれる地域に、ホットケーキの形をした七つの山が重なったり離れたりして並んでいる写真=AP共同

同研究所の説明では、地球上でも見られるような粘度の強い溶岩が穴から噴出して固まったものか、地表に押し出されたマグマの跡ではないかという。ドーム状をした山の直径は平均25キロ、高さ750メートル。

今回は、観測データから金星の地表の色を推測して赤みがかった黄土色に着色した写真も1枚出された (11・18毎)。


ーA Long Channel on the Planet Venusー

●金星の水路

惑星探査機マゼランが撮影したこの写真は、横幅77キロ、天地が85キロの範囲を示している。中央に見える水路は金星の北緯76.5度、経度335度のデニツァ地域のフレイヤ山脈の北約100キロの位置にあるヴィレス・アッカ大峡谷に曲がりくねっている。

写真中に見える水路の長さだけでほぼ120kmを越える。水路といっても水があるのかどうかは分からないが英文キャプションでは「Channel」となっている。

写真中央上の白いモヤはコンピューターのスクリーンを撮影した際のカメラのフラッシュ。

UFO contactee 114号 AUTUMN 1991より

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