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新アダムスキー全集

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中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 <巻頭言> UFOと大衆

UFO Contactee No.87 より

昭和36年の九月にGAP活動な開始して以来、今年の九月で満23年になる。

■ その間多くの出来事があった。

UFO問題にたいする一般人の知識も高まって隔世の感がある。今夏のロサンジェルス・オリンピックの閉会式では空中に巨大な円盤な出現させ、ET(宇宙人)がスタジアムに立って、「面白そうなことなやっているので見に来た」と挨拶した。アメリカならではの奇抜なアイデアである。

しかしUFOの正体については依然として謎扱いし、発進地、機体、知的生物の存在などに関しては明確な線が浮かんでこないというのが一般の現状である。 アダムスキー問題も肯定よりは否定論のほうが多い。この原因はわれわれの太陽系の地球以外の惑星に人間のような高等生物が住む可能性はないと大衆が信じ込まされている点にある。果たしてそのとおりなのだろうか。

かつて金星探査機が金星の表面に不思議な白熱光を大規模に発見したと新聞に報じられたことがあるが、この報道はショッキングなニュースにはならずに消えてしまった。米救府の一部高官やトップクラスの少数の科学者は、われわれの太陽系の地球以外の惑星群に高度な進化をとげた人類が存在していることを知って知り抜いているけれども、現状ではどうすることもできないので、ひた隠しにしているのだと、編者はアメリカでUFO研究家から聞いたことがある。この研究家は政府の役人の訪問を受けて、そのことを聞かされたという。

大衆やマスコミにも一端の責任があるのだろうが、大国政府が重大きわまりない驚異的な事実な隠し、正反対な発表をして大衆なあざむいていると考えられるフシがUFOや惑星問題には充分ある。 特に米空軍がUFOに関していい加減な説明をしてきたことは、むかしからUFO研究界でよく知られていた。

なぜ真相な隠すのか? いうまでもなく価値観の大変化による教育界や経済界の大混乱と世界的な大パニックの発生を恐れているからである。

まさか、それほどまでは、と思う人は1937年の火星人襲来事件な思い起こすとよい。この年、有名な俳優兼監督のオーソン・ウェルズが組織するマーキュリー劇団がラジオで放送したSF劇『宇宙戦争』 で、タコのような形をした"火星人"が大挙してアメリカへ着陸し、各地に襲いかかっていると迫真的な演技なやったとき、大混乱が生じて多数の発狂者まで出たという事実がある。こうしたパニックに乗じて戦争も発生しかねない。

だいいち、米政府が太陽系の地球以外の諸惑星に偉大な文明が存在していると公表しても、ソ連はこれに猛反発して、アメリカの権威の失墜な図ろうと画策するだろう。そのソ連政府も他の惑星の驚くべき真相な探知していると思われるが、極秘主義のこの国は発表どころかアメリカの勇み足な手ぐすねひいて待ち構えているのかもしれない。

こうして謀略が渦巻き、互いの手の内を知ろうとすさまじい諜報活動とかけひきが展開している新冷戦時代に、世界的規模で対ソ優位の確立をめざすレーガン大統領の米政府が 「地球以外の惑星に人間がいる」というような間の抜けた発表なするわけがない。それどころかSALT1(第一次戦略兵器制限交渉) 暫定協定以来SALT2、START (戦略兵器削限交渉)、INF (中距離核戦力)制限交渉その他の軍縮問題もなかば空文化し、ソ連の核兵器運搬手段が優位になってエスカレートする一方では、到底UFO問題どころではあるまい。

以上は、「米政府が他の惑星の真相を知っているのなら、なぜ発表しないのか」という疑問をもつ人への説明である。

しかしUFOは依然として出現し続けている。本誌先号の素晴らしい目撃報告の掲載以後も、国内の各地でひんぴんと円盤や母船が見られた実例が編者に報告されている。特に九月には国内のある地方で驚異的な大事件が発生した。これはアダムスキーの体験が真実であることな証明する重大な出来事であって、詳細は次号に掲載する予定であるから期待されたい。

これの意味するところは、要するに地球以外の惑星に人類が存在し、いわゆる空飛ぶ円盤といわれるスカウト・シップ、特にアダムスキーが伝えた金星型円盤なるものはまぎれもなく地球に飛来しているということにある。

この型のスカウト・シップはこれまでにも世界各地で出現しており、日本でも目撃されていることは多くの報告で明らかである。だれが何と言おうと、どのように否定しようと、他の惑星から来る宇宙船は地球の上空を飛んでいるのであって、これは厳然たる事実である。しかも近頃は、GAP会員の熱心な人たちがテレバシーで空中に送信すると、それに応えるかのように飛行物体や光体が出現する例が多くなってきた。何かの重大事発生の前兆ではないかと思われるような現象が頻発しているのだ。なかには明瞭な円盤の写真を撮影している人もあるが、事情あって公開を差し控えている。

こうしたことを容易に信じない人が多いかもしれないが、しかし未来の地球文明に大変革をもたらすかもしれないUFO問題は、いずれ確実に大衆の意識の中に浸透してゆくだろう。そしてアダムスキーの体験が絶対に真実であったことも認められるようになるだろう。世界のUFO出現の状況からみてそのように断言できるのである。

だがGAP活動に専念するわれわれはアダムスキーの伝えた偉大な宇宙的哲学の研究実践な主体にする必要がある。なぜならアダムスキー問題には宇宙的な科学のみならず形而上的な要素が根本をなしているからだ。そのティーチングを重視するからこそGAPにはスペース・ピープルからの援助があるのだろう。

1984 Winter

(終わり)

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