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| ├ 写 真 |
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| <巻頭言> 何が真実か | |
| UFO Contactee No.86 1984 より転載 |
本号(UFO contactee No.86 1984)はUFO目撃特集号とした。いずれの記事も真実そのままを伝えており、飛行機や流星その他の物の誤認ではない。特に底部に3個の球型着陸装置が見えたという2篇の内容は驚くべき事実の報告である。なぜならこれはアダムスキーが1950年代初期に発表した、いわゆるアダムスキー型円盤といわれる金星のスカウトシップ(小型機)の形状そのものに関するレポートであるからだ。 |
これからみてもアダムスキー撮影の円盤や母船類の写真はまぎれもない真実の物体を示すものであって、模型を利用したトリック写真でないことがわかる。30年後の今日も同じタイプのUFOが出現し続けているのである。 アダムスキーの円盤写真が発表された当時、賛否両論にわかれて世界のUFO研究界ですさまじい論争が展開したことは編者の記憶に新しい。さまざまの珍説奇説が飛び交うなかで、一つ鮮明に憶えているのは、アダムスキーは善良を人間だけれども、米軍部にだまされて、あのようを体験記を書いたのだというのがある。つまり、アメリカの砂漠地帯に巨大なセットを組んで、この中に円盤や母船の実物大の模型を置き、本物の宇宙船に乗せられたような錯覚を起こさせられたという説である。このバカげた説はまもなく立ち消えになったけれども、このことは逆に米空軍やNASAあたりの一部首脳部による一般大衆にたいする撹乱工作の存在を示唆することになった。つまりUFOなるものは存在しないと大衆に思い込ませ、太陽系内の地球以外の惑星には人間が存在しないことが真実であるかのように信じ込ませて、大衆に錯覚を起こさせて地球のカラの中にとじ込めようとする工作である。これはまんまと成功したかのように見えた。惑星探査機やアポロ計画による月探険の結果、アダムスキーの体験記の内容が真実だとは証明されなかったという印象を結果的にうまく与えたからである。
たしかに大衆のほとんどは地球以外の惑星に人間が存在するとは夢想もしをいし、UFOを信ずる人も、これは他の太陽系から来るものと思うようになった。 UFOは四次元世界から出て来て、地球の大気圏内に入ってから物質化して可視的になるのだと説く人もある。 他の太陽系から来るという説はあながち否定できないが、地球の上空で見られるほとんどのUFOは、われわれの太陽系内の惑星から来た物体である。これは金属製の宇宙船であって、不可視な霊体ではない。またこの乗員も生きた肉体をもつ人間であり、幽霊ではない。 アダムスキーを偽善者だと宣伝するコンタクティーがいるそうだが、この者は絶対に本物のコンタクティー(異星人と接触した人)ではない。なぜなら本物の高貴な異星人は、地球人の混乱を防ぐために、コンタクティーにむかって、他のコンタクティーを非難するようなことは言わせないからである。あれはインチキだ、これはイカサマだと名指しで平気で口にする自称コンタクティーがいれば、その者自身を二セモノとみて差支えない。 また真実の高貴な異星人は、コンタクトに関連して宗教団体を作ることを絶対に認めない。彼らスペース・ピープルは、自分たちを一種の神仏のように崇敬され、礼拝の対象になることを好まをいので、もし異星人に対して宗教団体を作る人があれば、それはスペース・ピープルから無視されるはずである。 高貴なスペース・ピープルは「私たちを、あなた方の隣近所の人と同じように扱って下さい」と言っている。宇宙の法則を理解して私たちの想像を絶した進化をとげているからこそこのような謙虚さがにじみ出るのであろう。スペース・ピープルの偉大さがわかる話である。だからスペース・ピープルを神様扱いにして宗教団体を作る人があれば、その人は真実のスペース・ピープルの援助を受けてはいないとみて差支えない。 これまでにアダムスキーの体験記を参考にして作り事のUFO同乗体験記類がずいぶん出されてきた。ひどいのになるとアダムスキーの体験記にヒントを得て、まことしやかをUFO同乗記か異星人とのコンタクト物語をでっちあげた上、逆にアダムスキーをインチキと攻撃したのがいる。こんをのは人間のカスか虫ケラに等しいものだろう。 いったい何が真実で、何が間違っているかは、コンタクトストーリーに含まれているモラルをみればわかる、というのは故・徳川夢声老の言葉である。夢声老はアダムスキーの体験記に盛られた高度を哲学に心酔していた。「この哲学でアダムスキーの真実性がわかりますよ」と熱心に語っていた。偽作のコンタクトストーリーにはこのような宇宙的哲学の展開が見られない。そして心霊的な異次元の物事に執着したりする。さらに変幻自在、消滅自由な宇宙人が描かれることが多い。こうした鬼面人を驚かすようなストーリーにまどわされてはならない。 別な惑星から来た高貴な人々はわれわれと全く同じ肉体をもち、同じような容貌で体格も異ならない。そして同じような服装をして地球人の氏名を名乗って働いているから、人々は全く気づかない。 このスペース・ピープルはごく少数の特殊な地球人以外に正体を洩らすことはしない。これは地球人の乱暴者を警戒するためである。すごいテレパシーの能力をもっているので、無法者が危害を加えようとしてもだめだろう。 この人々は、官民をとわず宇宙的を活動を続けるグループをひそかに援助しているし、その他科学機関や医療機関などで働いて、地球人の科学の発展に寄与している。また大戦争発生防止にもひそかに活躍しているという。たとえば1962年のキューバ危機で米ソの全面核戦争が発生しかけたとき、裏面でこれを防いだのはスペース・ピープルだといわれている。この人たちが地球上で公然と姿を現せるのはいつのことだろう。 (久) |
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