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新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
  金星人イエスの実像と出現の意義 

UFO Contactee No.142 より

有史以来最大の人物の一人とみなされるイエス・キリストに関しては新約聖書の記述が絶対視されて幻想に近いほどに神格化されているけれども、現実の生きた人間としてどのような姿態を示したのか。これにはきわめて興味深いものがある。

イエスは金星から転生してきた

大体に彼はキリスト教という宗教団体を確立するために出現したのではなかった。ジョージ・アダムスキーによると、二千年前、彼は荒れ果てた地球世界を救うために超絶した進歩を遂げている惑星の金星から転生をとげて地球で生誕したのであるといい、この件は新アダムスキー全集第一巻「第二惑星からの地球訪問者」の第二部「宇宙船の内部」に異星人の言葉としてきわめて重要な話が出ている。

1953年2月18日に異星人からのテレパシーを感じたアダムスキーは、カリフォルニア州南部のパロマ一山腹の住居からロサンジェルスへ引き寄せられるようにして行った。(注=彼はオーシャンサイドからグレイハウンドバスで行ったと、むかし政アリス・ウェルズ女史がアダムスキーの家で筆者に語ってくれた。筆者もアリスを取材訪問後にこのバスでオーシャンサイドからロサンジェルスへ出たが、快適なドライブであった)。

その夜、火星人と土星人の男がアダムスキーのホテルへ来た。(注=このホテルはロサンジェルス市中心部のヒルストリートにあったクラークホテルで、アダムスキーの常宿であった。現在は解体されている)

そして車で砂漠地帯へ連れ出し、そこで小型のスカウトシップ(注=数人乗りの小型円盤型宇宙船)に乗せて、さらに超高空に滞空していた金星の大母船に乗り移り、船内で金星人のマスター(指導者)に会って講話を聞いた後、金星人女性のカルナがイエスに関する重要な事柄を次のように伝えたのである。(同書206頁。カルナというのはアダムスキーが付けた仮の名前)

彼女がグラスをくばってから私は(アダムスキーは)言った。

「他の惑星から来て私たち地球人のなかで生活しておられる人たちのことですが―このようなことは長く行なわれてきたのですか?」

答えたのはカルナである。「たいそう大昔からです!そうですね、すくなくとも」と彼女は訂正した。

「過去二千年間はつづいています。地球人を助けるためにあなたの世界で生まれ変わるように送られてきたイエスのはりつけ以後、地球で生まれ変わるよりも関係者にもっと危険の少ない方法で使命を遂行するようにきめたのです。これは私たちの宇宙船の大発達によって可能になりました。肉体を持ったままで志願者をつれて来ることもできました。この人たちは使命を果たすために注意深く訓練されていて、個人の安全に関する教育を受けています。
本人は決して正体を洩らしません。ただし一定の目的をもってごく少数の人に洩らすことはありますが、あなたは(アダムスキーは)その一人です」

以上の記述によれば、イエスはもと金星人であって、転生(生まれ変わり)によって地球のパレスティナの土地で一婦人を母体として誕生したということになる。事前に大天使ガブリエルのお告げによって処女のマリアが生んだことになっているが、これには謎が多く、極めて非現実的な童話的物語に近い。実際には現実の生臭い人間達の生活の渦巻きの真っただ中に生を享けた人間そのものであって、父親を持つ出生の状態は現代のわれわれと同じだったはずである。

その彼が異様なまでに神格化されて人間界から隔絶した世界に置かれるようになったのは、中世以来の聖書絶対主義のためである。

ところがここにイエスの実像を示す極めて興味深い資料が出てきたので、それを紹介がてら彼の実体を究めてみたいと思う。この資料はイギリスのアクスミンスター・ライト・センター主宰者で筆者の古くからの研究文通仲間であるパトリシア・フィンチ女史が今年三月末に送って下さったものである。

口ーマ皇帝ティベリウス

イエスの時代に絶大な権力国家であったローマ帝国がパレスティナの統治について重要な役割を演じているので、まずこれについて概観しよう。

この大帝国の歴史については有名なギボンの『ローマ帝国衰亡史」と題する膨大な著書があるが、それはさておいて、要約すればローマに王を頂く都市国家が成立したのは前600年頃である。一時期はエトルリア人に占領されたけれども、前510年にローマの貴族はエトルリア人の王を追い払って共和制ローマを成立させた。この古代に共和制をしいたローマ人は政治的にすごく進歩的であったといえよう。

その後、複雑きわまりない紆余曲折を経て、クレオパトラとのロマンスで名高い勇猛な武将で悲劇的な最期をとげたカエサル(シーザー)の愛顧を受けた騎士のオクタウィアヌスが前29年にローマに凱旋して元老院からアウグストゥスの称号を受け、これが元首制の成立となり、やがてローマ帝政の創始とみなされた。

このアウグストゥスの子がユリウス・クラディウス朝で君臨したけれども、次に帝位についたティベリウスの頃になると元老院との対立により調和を欠いた。このティベリウス帝の治世の頃にイエスが出現したのである。なお、その後のローマ皇帝は習慣的にカエサルの称号を帯びることになった。

ボンテオ・ピラトの素晴らしい報告書

イスラエルはダビデ王の子ソロモン王の繁栄を謳歌して以来、栄光は長続きしなかった。王国は二分されて北はイスラエル、首都はサマリアとなり、ダビデ王家は南のユダ王国に拠ったが、後に両国とも離散し、複雑な経緯をたどった後、ハスモン朝がローマのポンペイウスによって前63年に廃絶されてから、完全にローマの支配下に入ることになった。そして最後にはイエスに死刑を宣告した名高いピラトがローマから派遣されてユダヤ総督としてエルサレムに赴任してきた。

ボンティウス・ピラトゥスというのはローマ帝国の国語であるラテン語名で、普通はボンテオ・ピラトと呼ばれる。彼はイエスの裁判を行なった重要人物なのだが、彼自身に関しては詳細が伝えられていない。ユダヤ人に対しては高圧的な態度をとったが、イエスにはむしろ同情して無罪を考えていたらしい。しかし公開裁判において群衆が「殺せ」と叫び続けるので、やむせ得ず死刑に処したということになっている。というのは、もし彼が無罪放免しようものならローマ皇帝によって彼自身が処罰されるかもしれず、それを恐れたからだと思われるのである。

ところが、彼がイエスに関してローマ皇帝に送った報告書がなんと現存しており、そのコピーが米議会図書館に保存されていたのである。以下、英訳文書の内容を紹介しよう。

イエスの身体的特徴と性格の描写

▲イエスの肖像  ジョージ・アダムスキー画
1977年8月、メキシコ市を訪れた筆者はアダムスキーの高弟であったマリア・デ・エルダ夫人宅を訪問した。夫君はメキシコの不動産業を営む大財閥で城のような大邸宅である。ここの2階の特別室に案内された筆者は、アダムスキーが描いてマリア夫人に贈与したというイエスの等身大に近い油絵の壁面を飾る大画面に圧倒された。画才のあったアダムスキーが渾身の力をこめて描いた力作である。大超能力者でもあったアダムスキーが、ある日過去世を透視していたとき、突然四角な窓枠に似た囲いの中にイエスが出現してアダムスキーを見つめたという。その記憶を元にして描いたのだとマリア夫人が説明してくれた。ふだんはこの絵は秘蔵されており、少数の特殊な人だけに見せていたと言い、日本人でこの絵を見たのは筆者だけだと語っていた。その後夫人は逝去したが、遺言によって絵のキャンバスははずして巻かれ、遺体とともに棺に入れて焼かれたという。

「ティベリウス・カエサル皇帝陛下へ 

自分自身をこの世へ遣わした神の名のもとに謙虚な情熱をもって新しい法則を説く一人の若い男がガリラヤに現われました。当初私は、彼の計画は人民をローマに対抗させようと煽動しているものと懸念しておりましたが、私の杞憂は消えました。ナザレのイエスはユダヤ人の友というよりもむしろローマ人の友人として話しております。

ある日私は、大勢の群衆の真ん中で樹木に寄りかかって静かに話している若い男を目撃しましたが、それはイエスであるということでした。これを私はあやうく疑うところでした。というのは彼と群衆とのあいだに大差があったからであります。

その黄金色の髪と顎髭によって彼は神々しい姿を呈しております。年齢は30歳ぐらいに見えました。これ以上に柔和で穏やかな容貌を見たことはありません。黒い顎髭を生やして黄褐色の皮膚をした群衆と彼とのあいだに、なんという大きな相違があることでしょう!

私の存在によってイエスの邪魔をすることを好まなかった私は、そのまま歩き続けましたが、秘書には群衆の中へ入って話を聴くようにと指示しました。

その後秘書が報告したところによりますと、あらゆる哲人たちの思想のなかで、イエスの教えに匹敵するものは全くないということでした。しかもイエスには煽動的反乱的な態度は全くないと従者が言いますから、私たちは彼に保護の手を差し伸べました。彼には、人々に対して自由に行動したり、話しかけたり、集めたりさせておきました。この自由な立場がユダヤ人たちを怒らせたのです。貧乏人、金持ち、権力者らがみな怒ったのです。

イエスの前で震えたピラト

その後、私は総督官邸で彼に会いたいという書簡を送りましたら、彼は来ました。そのナザレ人が姿を現わしたとき、私は朝の散歩をやっていましたが、彼と対面しましたときに、私の両足は大理石の歩道に鉄の鎖でつながれたように感じて、罪人のように全身が震えました。一方、相手は冷静なのです。

私はこの並外れた男に感服しながらしばらく立っていました。彼の態度には反抗的なものは何もなく、彼の性質もそうでしたが、それにもかかわらず私は彼の存在に畏怖の念をおぼえたのです。

『あなたの個性には人々を引き付けるような純粋さがあり、そのために今の時代の哲人たちや指導者たちよりも、あなたがはるかに重視されるのだ』と私は彼に語りました。概して彼は私やあらゆる人に深い印象を与えましたが、これは彼の親切さ、純粋さ、謙虚さ、愛などのためです。

皇帝陛下。以上がナザレのイエスに関する事実であります。それで私はこの件に関して時間をかけて詳細に書くことに致しました。水をワインに変えたり、死人を生き返らせたり、病人を健康にしたり、嵐の海を静めたりすることができるような男は、いかなる犯罪者でもありません。そして人々が言っておりますように、真実この人は『神の子』であるということを、私たちも認める必要があります。

陛下の忠良なるしもベ   ボンティウス・ピラトウス」

イエスに関するもう一つの叙述 

まだある。次に紹介するのはププリウス・レントレルスという人によって書かれたもので、ティベリウスの治世下にユダの住人であった。これは11世紀にカンタベリトの聖アンセルムの文書の中で初めて発見されたものである。

「今このユダの時代に救世主イエスと呼ばれる非凡な美徳をそなえた男がユダに住んでおります。異教徒たちは彼を預言者とみなしていますが、彼の信奉者たちは彼を不滅の神の子として愛し崇拝しています。

彼は墓場から死人を呼び戻したり、一言声をかけるか触るだけであらゆる種類の病人を癒したりします。

彼は背の高い人で、均整のとれた体格をしており、親切で崇高な顔をしています。彼の髪は似つかわしくないような色をしており、優雅なカールを見せて垂れ下がり、波を打ちながら両肩に非常にこころよく届いています。それは頭の上で二つに分けられて、ナザレ人の流行にならって前面に水の流れのように落下しています。

彼の額は高く広くて堂々としており、両頼にしわなどはなく、優しい赤みを帯びた美しい顔です。彼の鼻と口は絶妙に均整がとれており、髪に似た色の顎髭は顎の下に垂れて、フォークのように真ん中で分かれています。

その眼は明るいブルーで、澄み切った目付きです。無邪気で品位を保っているように見え、男らしくて成熟した人です。

体の均整はほぼ完壁で魅惑的です。彼の両腕と両手は見て楽しいほどです。彼は威厳をもって叱責し、柔和に忠告します。彼の話しぶりは、言葉にせよ行為にせよ、雄弁で荘重です。

誰も彼が笑うのを見たことはありません。しかし彼の態度は極端に楽しそうです。しかし彼は人々の前でときどき泣いていました。かれは控え目で、慎み深く、賢明な人です。彼のように極端な美しさと完全さを求める人は、あらゆる意味で人の子たちを超えています」

真実と虚偽のはざま

以上によってイエスの実態がかなり明確になったと思う。彼は宗教童話の主人公ではなく、れっきとした実在した人物であり、心身ともに比類なく均整のとれた超偉大な人物であったことは間違いない。ただ、彼の出生にまつわる謎はまだ解けない。いずれは宇宙情報によって真相が伝えられるかもしれない。

また、イエスに死刑を宣告したピラトはとかく悪人視されやすいけれども、実際はイエスの言動に打たれた心の美しい人であった、というのが真実であろう。彼はパレスティナにおける失政の責任を問われてローマに帰還後、処刑されたとも自殺したとも伝えられているが、詳細は不明である。

イエスに関する物語で真実と虚偽の区別は困難である。新約のすべてが絶対に正確だとは言えない。かなりフィクショナルな面もあるだろう。しかしイエスの実在と彼の言動が二千年間も世界に巨大な影響を与えた事実を否定はできない。そこにはやはり人間の真実なる「何か」を揺り動かすパワーが潜んでいたと思われるのである。

ついでながら、新アダムスキー全集第一巻「第二惑星からの地球訪問者」第一部に、1952年11月20日、アダムスキーはカリフォルニア州南部の砂漠地帯デザートセンターに着陸した金星のスカウトシップ(円盤型小型宇宙船)から降り立った金星人の男性と劇的な会見をした様子が詳述してあり、アダムスキーはこの人を仮にオーソンと名づけているが、この人こそ二千年前にゴルゴタの丘で礫刑に処せられたイエスが元の金星人に転生した姿であり、アダムスキーは最後までイエスを救出しようとしたヨハネであったことを側近に洩らしたと筆者は聞いている。

アダスキーはこの件を書物には書かなかった。彼は膨大な知識と体験を秘したまま世を去ったらしい。

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