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 重大極まりないUFO問題 第2話

UFO Contactee Winter 1997 No.139 より

ここで疑問がわいてきます。あれほどに宇宙的な進歩した思想を持っていたケネディを、なぜスペースピ-プルは助けようとしなかったか?

人間の自由意思を尊重する異星人

これについては次のとおりです。63年11月22日にケネディが遊説のためにテキサス州ダラスへ行く前に、有名な超能力者のジーン・ディクソン女史が未来予知をやった結果、ダラスへ行けば危険だから中止するようにとケネディに忠告したそうですが、ケネディは聞き入れずに強行したというのです。その結果はディクソンの予言とおりになりました。

▲ジョン・F・ケネディ

こうした場合、スペースピープルは人間の自由意思を尊重しますから、無理やりに中止させることはしないということです。そういえばアダムスキーも1965年の4月、東部へ講演旅行に出かける前に体調が良くなかったのと気候が寒冷であったので、アリス・ウェルズ女史が行くのを止めたそうですが、アダムスキーは休むわけにはゆかないと言って出発したのです。そして旅行中に心臓麻痔で急死しました。これもスペースピープルが旅行を引き止めなかった例です。

ですから先の大戦ではヨーロッパやアジアでずいぶん悲惨な物事があったようですが、スペースピープルがあのような大戦争自体を中止させようとしなかった理由もこれで納得がゆきます。つまり宇宙の法則からいって、国々の指導者の強烈な意思の力を阻害することはスペースピープルといえども出来ないということになるのでしょう。結局は地球人自身が戦争の結果から何かを学びとることによって進化せよと言っているのでしょう。

ただし、あまりに多数の強大な核兵器を使用する全面戦争になれば、スペースピープルも黙視してはいないでしょう。それは他の惑星にも被害が及ぶからです。その意味でスペースピープルは現在、地球のある地域を厳重に警戒し、核兵器による第三次大戦の発生を防止しているようです。ですから核戦争としての第三次大戦はまずあり得ないとみてよいでしょう。今後もし戦争があるとしても局地的な小競り合い程度でしょう。これは来世紀になってもしばらくは続くようです。

"世紀末″に惑わされないことが大切 

それよりも警戒すべきは自然の猛威です。こればかりはスペースピープルも防ぎようがありません。といっても地球の自転軸の傾きによる地球全体の破滅的な大変動も当分は考えられません。もちろん局地的な火山の爆発、岩山の崩落、河川の大氾濫等は、つづくでしょうが、これは昔からあったことで、世紀末だから増加するといって騒ぐのは見当違いな話ですから恐怖心を起こすのは禁物です。

世紀末を致命的な運命に結びつけて地球に破滅的な現象が発生するという説が流布していますが、これは地球人が考え出したカレンダーに束縛されているだけのことで、自然の産物である惑星としての地球自体はそんことに関係なく、1人でで勝手に太陽の周囲を回っているだけのことです。ただし注意すべきは、原因が何であれ、地球人の恐怖心が結集すれば、その巨大な想念波動が大地に影響を与えて、良からぬ自然現象を発生させるという法則があるようですから、根本的にはあらゆる人間が温和な想念を持ちながら全体的に調和してやってゆくのが最良の方法であるということになります。そして一方では科学力によって大自然の動きを注視して防御策を講じることも肝要でしょう。

凄い超能力を持つスペースピープル 

動物が大地震の直前に大騒ぎをしたり不穏な行動を示すということはよあることで、一昨年の神戸大地震でもかなりそのような話が出ています。つまり動物は地震の予知能力を持つと言って差し支えないでしょう。これは大地と一体化して生きている動物が大地の波動を感じるからであると思われます。そこで人間も波動を感知する能力を持つべきだとアダムスキーが力説し、そしてテレパシ-や遠隔透視の能力を開発することの重要性を説いているわけです。これは大地震の予知ばかりではなく、他人と調和して生きる上で最高に重要な能力のようです。

というのは、私達が他人と不調和になるのは、相手の性質や想念の内容を知らないために誤解が生じるからです。他人が自分を憎んでもいないのに、あの人は自分を毛嫌いしていると誤解すれば、そこには必ず不調和が生ます。そこで万人と調和するには万人の想念内容を知るということが最重要になります。

スペースピープルはそのためのテレパシー能力や遠隔透視、オーラ透視その他のいわゆる超能力をそなえているものですから、彼らの世界には不調和がなく、天国のような社会を築いており、また地球へやってきても安全に身を守っているのです。

実際、彼らのテレパシックな感知力は凄いもので、私もあるとき若い女性異星人の能力に驚嘆したことがあります。私の無言のテレパシーの呼びかけに完壁に気づいて応答していました。

この女性には何度か会いましたが、いつともなく姿を消してしまいました。顔は日本人タイプでしたが背の高い、すらりとした美人でしたね。年齢は見たところ22−3歳でしが、実際にはアダムスキーが言うように数百歳なのかもしれません。 

スペースピープルのように向上する方法

私達地球人もスペースピープルのようになれるでしょうか。つまり数百歳も健康に生きたり、超人的な能力を持ったりして生きるという意味です。原則としては可能なはずですが、これは正直なところ至難の業です。だいいち地球社会の波動が低すぎるのです。その低劣な波動の影響を受けている肉体を持ったまま少なくとも150年も生きることはまず不可能でしょう。しかし普通の地球人よりもかなり長生きして健康に暮らすことは可能なはずです。その方法はアダムスキーの言うように、自分の内部に宿る「宇宙の意識」(つまり宇宙の根源的な創造者)をはっきりと認識して、自分のマインド(心)がそれと一体化するように自己訓練を続けるのです。そうすればまず肉体が変化しはじめて、見せかけの健康ではなく本当の意味で健康になるでんよう。そして超人的な能力が開発されるでしょう。その詳細な方法については新アダムスキー全集第二巻「超能力開発法」に出ていますし、第三巻「生命の科学」にも地球でまだ知られていない細胞の働きとそれの生かし方などが詳述してあります。

第1巻の「第二惑星からの地球訪問者」の第二部の中で、アダムスキーが大母船の中で異星人の長老から聞かされた言葉の中に非常に重要な話が出てきます。それは次のとおりです。

「地球や地球人に悪いものは何もありません。ただし理解力の欠乏のために"唯一の最高者″の宇宙的な生命界において彼らは幼児です。すでにお聞きになったように、私たちの世界では創造主の法則を"実行″しているのですが、一方、地球ではただその法則について語っているだけです」(196頁)

この唯一の最高者というのは宇宙の創造主であり、アダムスキーはこれを「宇宙の意識」と呼んでいます。しかし地球人で宇宙の創造主を心底から感知している人はほとんどいないようです。あらゆる人は4つの感覚器官で形成されるマインド(心)に振り回されて、ただ欲望のために生きていると言えるでしょう。

またアダムスキーは異星人から次のようにも聞いています。

「私たちはあなたがたの言う失望なるものを知りません。それは消極的な言葉です。ずっと昔、私たちは信念の力、希望の力、絶対にあきらめない力などを学びました。昨日失われたゴールを明日は勝ちとることができます。−中略−しかしご存じのように私たちの世界ではもはや病気とか貧困などは存在しませんし、犯罪もありません。私たちは人間を創造主の最高表現として、また万物の中の完全なものとして認識しています」(279頁)

どのように考えても、私たちは宇宙の創造主というものを明確に認識して、万人が創造主の現われであるとみなし、万人を文句なしに尊敬するというレベルまでゆかないことには救われようはないようですね。これは困難なことですが、しかし自分が宇宙的に発達しようと思えば、良い意味でバカになったような気でこれを実践する以外に方法はないでしょう。これを実践すれば個人的に素晴らしい運命が開けるでしょうし、多くの人が実践すれば社会がすごく良くなって天国のような世の中になるでしょう。

難病を治すには

この「第二惑星からの地球訪問者」を読むだけでも、人間が良い運命を開いたり難病を治したりする方法の真髄は語り尽くされていると思うのですが、特に人体は本人の想念の持ち方によってどのようにもなるという箇所があります。それはロサンジェルスでアダムスキーが二人の異星人から話を聞いたときの次のような一節です。

「ごらんのように私たちは外見や気分などで老化しません。これは充分に学んだ教訓の賜物を日々新たに持ち込むからであり、無益とわかったものはすべて捨てるからです。常に新鮮さを肉体に表現するので、このように若くなるのです」(283頁)

これにつづいて、彫刻家が作品を作る前には出来上がっだイメージを描いているが、人間の肉体もこれと同じであって、本人のイメージどおりに肉体も変化してくるという意味のことを述べています。

つまり何かの病気を治そうと思えば、すでに健康になったイメージを本人が描きつづければよいというわけです。

これについて最近はプラスイメージによって運命を好転させたり健康体にする方法を説いた本が氾濫するようになりましたから、むかしアダムスキがスペースピープルから聞いた話は真理そのものであったということがわかります。

特に有益な書物として「生命の暗号」(サンマーク出版)という本が出回っています。これは筑波大学教授の村上和雄氏が書かれた本です。これによりますと、人体を形成する各細胞の中にあるDNAと呼ばれる膨大な遺伝子群の中の良い遺伝子を「オン」にして悪い遺伝子を「オフ」にすれば、人生を充実させて幸せに生きることができるというのです。もちろん健康にもなります。そのためには心を変化させて、今まで眠っていた良い遺伝子を活性化させるとよいとあります。具体的には「自分は良くなる。健康になる」という想念を絶えず全身の細胞に浴びせかけるとよいのです。そして「生命の暗号」の中に次のような一節があります。

「私たちが『こうあってほしい』と望むようなことは、ほぼ100パーセント可能性の範囲内にあるといってよい。それどころか、頭で考えて『こんなことはダメだろう』と思うようなことも可能にする能力を私たちの遺伝子は持っていると考えられるのです。世の中では奇跡がときどき起きます。奇跡とは大半の人が『不可能』と思うことが『可能』になることです。しかし遺伝子的には奇跡もプログラムのうち。私たちはみんな『奇跡の人』の可能性をもって生まれてきているのです」(75頁) 

また村上氏は万物を生かす最高の英知をSomething Great(ある偉大なもの)と名づけられています。これは宇宙の創造主を意味すると考えられますが、創造主としたのでは宗教的に響くので英語にされたと思われます 。

どうです。遺伝子解読の世界的権威者として昨年度日本学士院賞を受けられた科学者がここここまで研究して発表しておられるのです。まさにスペースピープルがアダムスキーに伝えた宇宙的な生き方と、アダムスキーが唱えた宇宙哲学の内容を科学的に立証した理論と言えるでしょう。結局アダムスキーは正しかったのです。

ですから時代は進展しますね。歴史はくり返すことはありません。戦争などをやって歴史がくり返すように見えても、それは進歩のための一時的なつまずきです。

さあ、希望と信念と明るい心をもって前進しましょう。そのためには新アダムスキー全集を毎日少しずつでも読むことです。毎日のように読んでおれば、何かでハッと気づく事があって、目が覚めて全身に充実感がみなぎります。それが進歩というものでしょうね。(ここで会長はアメリカの雑誌を見せて、たった1人で大聖堂を建てた男の実例を紹介する)

常識を超えよう

以上長々とお話し致しましたが、これらは単なる観念論ではありません。実際にアダムスキー哲学を実践して素晴らしい運命を開拓した人もいらっしゃいますし難病を治した人もあります。なかにはUFOを頻繁に見るようになった人もいるかと思えば、スペースピープルとコンタクトした人もいらっしゃいます。 

結局アダムスキーの壮大な話はすべて実話なのであって、作り事ではないということがこれでわかります。アダムスキーのコンタクトが行なわれていた頃からすでに35,6年から40年がたちますが、スペースピープルは依然として地球の各地で活躍しておられます。

ですから、アダムスキーの宇宙的な体験や哲学は生きているのです。これはいわゆる常識で考えては理解できないことです。常識を超えるのです。

アダムスキー哲学を良-理解して実践する人には何らかの報いはあると思いますね。だいいち私自身がそうなのです。詳細は省略しますが、私が過去約40年にもわたって元気よくこの活動を続行できたということだけでも奇跡的なのです。それは私なりに宇宙哲学の実践を続けてきたからで、それが私の体を活性化させたのです。私は絶対くたばりません。賢明な皆様方のご理解とご発展をお祈りして、この講演を終わらせて頂きます(盛大な拍手)。

(終わり)

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