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 米政府が隠すUFO問題の驚異的真相 第1話

UFO Contactee No.134 1996 より

各種UFO事件の内幕はこれだ!
英米両政府は戦後50年間の沈黙を破って地球へ飛来したUFOに関する真相を近く発表するらしいという説が流れている。最近の各種の情報を検討しながら筆者の見解を加えてUFO問題の興味ぶかい裏世界を明るみに出してみた。

■ ロズウエルの大事件とは何か?

ロズウェル事件の解剖される直前の6本指異星人戦後大いに世間を騒がせたUFO問題について、どうやら近い将来に米政府からその真相が発表される気配が濃厚になり、しかも近来大きく問題化したロズウエル事件その他のUFO問題が近未来に公表される可能性が大になってきたらしい。

米政府のGAO(米政府の会計検査院。議会及び政府の各省や機関を補佐し、連邦政府の収支決算を確定する独立機関)は、1947年のロズウェル円盤墜落事件後、円盤の回収と異星人の遺体の解剖に関する秘密文書類の調査を終了した。この調査はニューメキシコ州の下院議員ステイーヴン・シフから任命されたのである。このGAOによるロズウェル事件の調査命令には上院議員のダイアン・ファインスタインも一枚かんでいた。

■有名なロズウェル事件というのは次のとおりである。

ロズウェル事件の解剖される直前の6本指異星人1947年7月4日、米ニューメキシコ州ロズウェル市の陸軍航空隊基地(現在はウォーカー空軍基地となっている)の北西約120キロのフォスター牧場にこ一機の空飛ぶ円盤が爆発墜落して、これを管理人のプレーズルが発見し、連絡を受けた空軍509爆撃部隊情報部のジェシー・マーセル少佐が部下達と共に機体の残骸や破片類、さらに異星人らしき小人の遺体四体を回収し、さらにこれらをテキサス州フオートワースのカーズウェル空軍基地へ移送したという大事件であった。

ロズウェル事件の解剖される直前の6本指異星人
▲上3枚の写真はロズウェル事件の解剖される直前の6本指異星人。

大体に1945年8月に大戦争が終わってから、急にUFO問題が世界の話題になり、日本でも連日のように記事が新聞に掲載された。当時はUFO(未確認飛行物体の略称)という言葉はなくて、もっぱら「空飛ぶ円盤」と言っていた。

47年7月の5日か6日頃の当時筆者が購読していた毎日新聞にも、アメリカ・ニューメキシコ州ロズウェルに円盤が墜落して、小人宇宙人の死体が発見されたという記事が掲載されたのを筆者は今でもはっきり記憶している。

航空隊から復員してまもない筆者は、空飛ぶ円盤というのは米ソの超秘密兵器だろうと思って全く閑心はなかったのだが、なぜかこのロズウェル事件の記事には引かれるものがあって、友人にこの事を話したら相手はプッと吹き出して「戦争が終わったら面白い話が出始めたのう」と大笑いしていた。

確かにこの当時は奇怪な話題が新聞を賑わしていた。たとえば日露戦争の旅順港閉塞作戦で広瀬中佐と共に戦死したはずの杉野兵曹長が、実は船外に放り出されて無意識で海上を漂流していたのをロシヤ軍に救助されて捕虜となり、第二次大戦後、上海でひそかに老齢で生きながらえていたとか、中国で戦死した軍神・西住戦車長が生きていただの、途方もない話が流れていた。しかしロズウェル事件は真実であったのだ!

狼狽した米空軍はただちにロズウェル円盤墜落事件の隠蔽工作を開始し、その処置としてまもなくカーズウェル空軍地区司令官ロジャー・レイミー准将がラジオ局から緊急放送により「あれは気象観測用の気球だった」と発表して新聞記者団に煙幕を張り、完全に否定してしまったのである。以来この事件の真偽をめぐつて世界のUFO研究界で激しい論議が展開し、テレビでも放映されて有名になった。

だがマーセル少佐と会見したロズウェル事件の研究家ウィリアム・ムーアは、「決して気球ではなくて、何かの物体が空中で爆発して落下したものだ」と少佐が詳細に説明した内容を著書で述べている。ロズウエルに関する詳しい記事は本誌127号に「ロズウェル事件とMl12文書」と題する記事が出ているので参照されたい。

大体にニューメキシコ州は世界最初の原爆製造の土地であり、ホワイトサンズはロケットの発射実験場として名高く、第8空軍509核爆撃隊が駐屯するという、戦後は世界で最も物騒な地域であった。これを別な惑星から来た異星人が重点的に観察していたと考えても不合理ではないのだ。円盤が墜落したのも放射能と関係があるのではなかろうか。

■隠蔽策に躍起な米空軍

話をもとへもどすと、GAOのロズウェル報告によれば、重要な空軍の文書はどうやら許可なしに破棄されたらしいという。シフ下院議員はこの文書類を「重要」なものと特徴づけて、この文書類によってもっと多くの情報が知らされればよかったのにと述べている。

「空軍は、誰が文書類を破棄したのか、なぜ破棄したのかを知っていない」とシフは言い、さらに、空軍の説明はあの当時施行されていた軍の極端な機密保持政策と一致していないし、ロズウェル事件に対するGAOの調査は多数の下院議員達の関心を引き起こしたという。GAOは多数の人にインタビューした上、その報告の中には各種の事実が入っていないことを知ったので、いずれ議会で公聴会が開かれるだろうとGAOは予測しているというのだ。

ロズウェル事件に関する空軍の第1号と第2号報告は出ているが、第3号報告書は出てくるのだろうか。1994年9月に米空軍はロズウェル事件に関する第2号報告書を出して、過去47年間、米国民にウソをついていたことを認めたのである。空軍によれば、極端な厳戒下にロズウェルから月収した物体は気象観測気球ではなかったというのだ。しかしその報告によれば、回収された物は「たぶん」プロジェクト・モウガルと呼ばれる高空放射エネルギー探知機を搭載したスパイ気球だったかもしれないと言っている。なんとも矛盾した話だ。

1995年11月16日に、ある信頼すべき情報筋によれば、空軍情報部内のある部署がロズウェルに関する第3号の報告書を準備中だという。この報告書の骨組みはすでにニューヨークタイムズ紙に洩らされており、米空軍のある機密文書からの情報を含んでいるとも言われている。だが空軍本部は、情報部の職員によると思われるこの漏洩事件の打ち消しに躍起になっているのである。

■遠隔透視によるUFO探知!

『UFOマガジン』誌のリチヤード・ホールは1995年の記事で、CIA(中央情報局=海外での情報収集や政治工作を担当する大統領直属機関)は、CIAのUFOとの関わりあいの歴史を発表するだろうと述べている。しかしどうやらCIAはUFOの調査結果を間接的に徐々に認めるようだ。

その報告第1号は驚くべき内容だった。それは1996年1月にニューズ通信社を通じて発表されたが、それによるとCIAは数十年間、種々の関心のある目標物、たとえば湾岸戦争時のイラクの大統領サダム・フセインの隠れ場所などを、遠隔透視能力者を使って探知していたというのだ。

報告第2号はコートニー・ブラウン博士による『宇宙航海』 と題する暴露本として2月に発行された。この著者はある大学の教授で、軍で訓練を受けた遠隔透視能力者である。

この中でブラウンは次の事実を洩らしている。つまりDIA(国防諜部局=1961年から陸海空軍の諜報活動を統合した機関)、NSA(国事全保障局)、INSCOM(陸軍情報保障司令部)などで抱えているRV凌が透視目標を拡大したというのだ。(ここで言うRVというのはレジャー用多目的車ではなくてRemot Viewer<リモート・ビユーアー>の略で、遠隔透視能力者を意味する英語である。英和辞書にはない言葉だがアメリカの雑誌ではよく使用されているので知っておくと便利)。

そのRV達が透視目標として狙ったのは地球へ来る異星人達で、その中には地球人と同じ姿をした火星人、グレイといわれる変な宇宙人なども含まれている。

ここでリチヤード・ボイランが 『ベルトウエー・スロウト』 と仮の名で呼ぶワシントン市のある情報筋は、ブラウン博士の透視能力の指導者であるデイムズ少佐が10年ほど前に米議会に対してRVに関する状況報告を行なったが、その中にはRV達が透視した未来の種々の出来事が含まれていたという。いずれ出る第3号報告は地球へ来る異星人に関する重要な事実を集めたものになるだろう。これが爆発的なショックを与えると思われるのだ。

第2話へ続く

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