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新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 <巻頭言> 信と不信

UFO Contactee No.133 SUMMER 1996より

1955年、ジョージ・アダムスキーが2冊目の著書『宇宙船の内部』を発表したとき(この書は新アダムスキー全集第一巻『第二惑星からの地球訪問者』<中央アート出版社刊>に収録) はおそろしいほどの非難と冷笑をあびた。『空飛ぶ円盤同乗記』 と題して日本語版が出た当時、轟々たる悪口と椰扱が渦巻いたことを覚えている。 イギリスの高名なFS作家のアーサー・C・クラークに至っては「こんなでたらめな本は宇宙船に積み込んで宇宙空間へ捨ててしまえ」と放言していた。

しかしそのクラークでさえも1970年の著書『初めて月に』 の中で次のように述べている。

「たとえ何かの生命体が月面上で生きているにしてもそれは原始的なものだろうと想像するのは大変な誤りである。

月面のクレーター・ティコの荒涼たる丘陵地帯、ライプニッツ山脈の高度9000メートルの峰、または月の裏側で威容を誇るツィオルコフスキー・クレ-夕-等には何が潜んでいるか分かったものではない」

彼がこうまで転向したのは、アポロ計画による月探査の結果、驚くべき事実が明かるみに出たからだ。

本号冒頭の記事『月は異星人の基地だった!』(近日掲載予定)は、アダムスキーの月面に関する描写を実証する決定的な証言が宇宙飛行士の口から出ているのだが、二人の実在する勇気ある男ピトー・サッチェリーとレスター・ハウズの物語は、もともとジョージ・レナードの著書、『Somebody Else on The Moon』 に刺激を受けた結果である。 この本は1978年に日本語版が 『それでも月に何かがいる』 と題して啓学出版から出たので、ご存じの方も多いだろう。

しかしアポロ宇宙飛行士達が決死の覚悟で38万4千キロ彼方の月に到達して撮影した、月面の人工的な物体の存在を示す貴重な写真類を満載したレナードの辛苦の結晶も、ほとんど世間の耳目を揺るがすことはなかった。生活確保を第一条件として苦闘する地球人にとって、月の生物などはウサギ以外に関心の対象にならなかったのだ。

▲1971年7月末から8月上旬にかけて月へ向かったアポロ15号の着陸船ファルコン(右後方)から月へ降り立ったジェームズ・アーウィン中佐が米国国旗に敬礼している勇姿。後方はアペニン山脈。

アメリカは1969年から72年までに9回のアポロ宇宙船を打ち上げて、そのうち6回が月面着陸に成功し、一機の着陸船に2人ずつ乗り込んで、計12人の宇宙飛行士が、西は嵐の海から東はタウルス山脈までの諸地点に着陸した。そして地球へ持ち帰ったのは計390キロ弱の土と石ころだけと思わせたが、どっこい物凄い発見をして、NASA(米航空宇宙局) の少数の高官達の度肝を抜いたのである。我らの月にはすでに何者かが住み着いて、そこを基地化していたからだ。

ただし当局はこんな凄い秘密をあからさまに発表するほどの間抜けではなく、宇宙飛行士達には厳重な箝口令をしいて一切沈黙を守らせた。そしてアポロ計画は17号をもって唐突に打ち切られ、以後は月のツの字も言われなくなった。月はすでに異星人に占有されていたために方針を変更し、別な惑星へ進出するための中継基地として宇宙空間の巨大な宇宙ステーションの建造を計画したのである。これはアメリカ、カナダ、日本、ロシア、EU(ヨーロッパ連合) が共同で着手する。その膨大な費用のうちの相当額を日本に拠出させるために、その見返りとして先般のスペースシャトルに日本人宇宙飛行士を搭乗させたのだ。

月面でUFOや建造物を見たと告白した宇宙飛行士は何人かいる。いかに箝口令をしいても、「隠されている事で洩らされないものはない」 というイエスの言葉の真実性を、この人達ほどに例証した者はいないだろう。人間だから無理もないのだ。

しかしもっと問題なのは、月面どころかこの地球上でざらに目撃され、写真にも撮影された例が多数あるのに、いまだにUFOをプラズマだの幻覚だのと称して実在を否定する人が絶えないことだ。この世界の新事実の発見が市民権を得るには、なんと長年月を要することだろうと切歯扼腕する必要はない。これは時代の潮流のひとコマであって、いつまでも寝ぼけた世界が持続するわけではないからだ。

ドイツの大物理学者マックス・プランクは言っている。

「反対論者をしだいに屈伏させて転向させるという形で重要な科学的革新が行なわれることはめったにない。サウロがパウロに変わることはほとんどないのだ (注=迫害者サウロは後に転向して使徒パウロとなり、不滅の名を残した。サウロはへブル名)。それが変わるのは、反対論者がしだいに死に絶えると次の世代は革新的な学説を支持するからだ。結局未来は若者の手にあるのだ」 

このプランクの言葉をUFO問題や月面の状況にあてはめてもおかしくはない。若い人達に期待しよう。

いつの時代でも新発見や画期的な理論を展開する人は必ず攻撃の矢面にさらされる。しかしジョージ・アダムスキーはいつまでも無名の殉教者ではあるまい。いつか今世紀最大の偉人として脚光を浴びる日が必ず来ると確信する。そのときには彼を罵っていた人達が首を吊らないことを切に望むしだいである。パウロのように悔い改めて転向すればそれでよいのだ。   

(久)

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