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 月面上の神秘

ダン・ロイド著 NewsLetter No.37 1969 より転載

人間が最初に空を凝視して天休について思索して以来、月は畏敬と尊崇の対象となってきた。古代の崇拝者はそれを神として見上げたし、詩人や恋人たちは同じく神々しい力を有する物といつも感じてきたが、今やわが宇宙時代の科学者はこの地球の衛星の永遠のナゾにもう一つの神秘を加えたのである。

 1966年11月に米国の宇宙ロケット、ルナ・オービター2号が打ち上げられ、11月18日に月の探索使命を開始した。11月21日に48キロ(30マイル)の高度でこのロケットの望遠レンズが静の海の一部分を撮った一連の写真を地球へ送信した。月の中心部の北東にある乾いた平地である。

 左に示される写真は165メートル×225メートルの地域にわたるもので、カリフォルニア州のゴールドストーン追跡センターで記録された原板を5倍に拡大したものである。写真では月の表面に6個の大釘型の影をはっきり示している。科学者はこの影を月の前代未聞の特徴の一つと言っているが、影を投げている突起物は月面の自然の地勢であると感じている。

 しかしシアトルの人類学者でボウイング社の生物工学班の一員であるウィリアム・ブレアー氏は、この"尖塔群"は人間が建てた円柱群に似た幾何学的な図形を描いていると述べている。

 この尖塔群は一時的な知的生物の仕事だと断言するわけではないがと強調して氏は次のようにつけ加えた。

 「もしこのような建造物の合成体が地球上で撮影されたなら考古学者の最初の仕事は調査の上でテスト用のトレンチを掘って、目をつけた場所が考古学上の意義があるかないかを確認するだろう」

 氏はコンパスと分度器でその写真を入念に調べたところ、尖塔群が6つの二等辺三角形と各3個の点から成る2本の軸線とによる基本的なXYXの直角座標を形成することを発見した。

 氏はまた70フィートの高さがあると考えられる最大の尖塔の真西に、大きな長方形のくぼ地または穴のように見えるものを写真中に発見した。このくぼ地からできる影は4つの90度の角を示すように思われ、そして掘られたくぼ地型構造物に似ているとブレアーは言う。

 ブレアーはこの写真を米国南西部にあるかもしれない先史時代の考古学的な遺跡を探すために航空地図を利用したのと同じ方法でこの写真を分析した。

 披は地球の構造物において幾何学的な模様を探すのを常とした。

「それは原始的な遊牧民族を除いて、人間は幾何学的な形の単純かつ多様な構造物を建設する傾向があるからだ」

 ブレアーの推論にはルナ・オービターを作ったボウイング社の宇宙科学者の殆どが賛同しなかった。彼らは月面上の何かの自然現象によって尖塔群ができたのだと信じている。

 月物理学の専門家でボウイング科学研究所のリチャード・W・ショートヒル博士は「月面にはこんな岩石は沢山ある。手あたり次第に岩石類にあたってみれは、結局は何かの模様に従うように見えるグループを発見するだろう」と言う。

 しかしブレアーは確信を持つ。もし上と同じ原理が地球上のこのような特徴(この月面写真のような特徴)の起源を探るために応用されるならば、現在知られているアステカやマヤの建造物は自然の地球物理学的過程の結果たる樹木やヤプの散在する地下に依然として未発見のままにあることになると彼は言う。

 「こうなると考古学の科学は決して発達していなかっただろう。 そして人間の自然科学の進歩に関する現在の知識の殆どはなおも神秘のままとなっているだろう」

 かくて科学者たちが論争を続けているあいだ、月は相変わらず大きなナゾのままとなっている。環列石柱(注=英国のソールズベリー平原にある有史以前の二重円陣巨石柱群)や類似の先史時代記念碑類の巨石群と月面の尖塔群とのあいだの何らかの開運について推論するのは魅惑的である。

 しかし、このような推論は知的な遊びとはなっても事実の客観的な蓄積の代用物とはならない。充分な事実が集められたとき、それらがみずから語り出すのだ。学説というものは事実に適合するように改作されることもあるが、事実を学説に適合するように曲げることはできない。ゆえにわれわれは人間が月のナゾの微笑を解明する地位につくまでは、月に関する事実をまだうんと多く必要とするのである。

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