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 MOON GATE by William L. Brian
 

第12章 アステロイド帯と月のクレーター UFO Contactee No.89より

月のクレーターの多くは火山活動または隕石の落下で起こったのではなく、また現在地球上で存在している核兵器で出来たものでもないらしいことは、月の地理に関する章でその証拠をあげた。奇妙に思われるのは、月の海は比較的大規模なクレーター群に欠けているし、特に月の地球側の大部分をクレーター群が覆っているのに、月のむこう側には基本的に海がなく、ほとんど完全にクレーターで覆われているという事実である。

月のクレーターは爆撃の跡か

この不均衡な状態は、隕石が月面をめったやたらに直撃したという説を裏付けていない。本書(原書) の表紙に出ているアポロ17号が撮影した月の写真は、隕石の乱雑な落下がなかったことを例証している。この写真の月の左半分は地球から見える側の部分であり、一方右半分は大規模なクレーター現象を示す月のむこう側である。海は左半分に黒い地域として現れている。

前章で述べたように、海は月面の他の部分よりも高度がうんと低い。しかも谷を通ってこれらの海の中へ流れ込んだ乾いた川床らしきものの痕跡があるが、この痕跡のすべては、月面が破壊される前に現在海と呼ばれている部分が本当の海洋であったかもしれないことを示唆している。

もしそうだとすれば、これらの海はかって大部分無人地帯であり、戦争の場合に攻撃する理由はないということになる。そうなると大小さまざまの月のクレーター群の多くは、特殊な有人地帯を信じられぬほど強力な武器で爆撃した結果だったということを暗示している。

大昔の惑星間戦争の可能性

クレーターというものは火星、水星、木星の衛星などにも発見されてきた。もし惑星というものが比較的薄い地殻でできたもろい構造だとすれば、径160キロものクレーターを生ぜしめるほどの核爆発または隕石ならば、おそらく地球ぐらいの大きさの惑星の地殻に穴をあけるだろう。したがって月の大きなクレーター群がこうした原因のどちらかによるものとすれば、月全体は粗石ほどの小さなものになっていたかもしれない。

多くの科学者は、アステロイド帯は爆発した惑星の破片だと信じている。この破片は各惑星と同じ軌道面にあって運行しており、もとの惑星が存在してもよいような、太陽からの的確な距離を保っているように見える。しかし何が惑星を爆発させたかの説明は、オーソドックスの科学にとってはまだ謎のままになっている。

惑星というものは、その地殻内を深く貫くほどの力をもつ粒子ビームを集中させれば、たぶん粗石のように小さくなるだろう。これは内部爆発を起こして惑星を粉砕するだろう。

かわりに粒子ビームにはほとんど貫通力のない広域拡散方式のものもできるだろうから、これを用いれば数千平方マイルにわたる地表を完全に平らにして、大きな比較的浅いクレーターを造りだすかもしれない。

もし木星や火星などを含む惑星間戦争が発生したとしたら、地球も爆撃されたかもしれない。意味深長なのは、アメリカの東部沿岸地方、北カナダ、その他世界のあちこちに、月面のそれに似た大きなクレーターの跡が空中写真で見られる点である。

ペリコフスキーの結論

アステロイド帯の位置にあった惑星−今後これをモールデックと呼ぶことにする−は、ある種の彗星や隕石を生ぜしめて、それは今なお存在するかもしれない。

現在のアステロイド帯は、爆発から生じた破片だけから成っていると結論づけるのはスジが通っている。モールデックの破片はあらゆる方向に飛び散ったことだろう。

なかには太陽の引力をのがれたのもあろうし、あるいは太陽のまわりを多くの異なる面でさまざまの偏心軌道を描くのもあるかもしれない。惑星群とアステロイド帯は同じ軌道面をもつので、惑星群の軌道面と交差しているだろう。このことは太陽系のあらゆる惑星の安全を絶えずおびやかすことになる。

もし人類の記憶にとどまるような惑星間戦争が起こっていたとすれば、その出来事の伝説や記録が地球上に存在するかもしれない。イマヌエル・ペリコフスキーは太古の大破局の証拠を求めて、歴史的文献、民間伝承、考古学上の発見物、聖書類、多くの文化を伝えた文献などを研究した。この徹底的な調査から彼は約3500年昔と2600年昔に大変動が発生したと結論した。その結果は1950年に出版された『衝突する世界』に述べられている。

伝説が語る天体異変

▲マリナー10号が青フィルターをかけて撮影した金星。ベイコフスキーはこの金星が3500年前、地球の側をかすめてとおり、引力によりさまざまな大異変を引き起こしたと主張した。

▲マリナー10号が青フィルターをかけて撮影した金星。ベイコフスキーはこの金星が3500年前、地球の側をかすめてとおり、引力によりさまざまな大異変を引き起こしたと主張した。

ペリコフスキーは35世紀昔に金星があやうく地球と衝突しそうになったことがあると推測した。それは彗星のように見え、広い地球を深く水没させるほどの高潮をひき起こしたという。その尾は地球がその中を通過したときに破壊的な影響を与えた。

この金星との遭遇のあいだ、太陽は数日間静止し、地球も回転を止めたと伝説や口碑で述べている。この期間の終わりに地球は逆方向に再度回転を始めたが、これに先立って太陽は西から昇り、東に沈んだという。

また前700年頃に火星が地球と衝突しそうになって大規模な打撃を与えたとべリコフスキーは主張している。火星は金星にも接近して、このために両方が現在の軌道に乗るようになったという。

ペリコフスキーの問題のある考え方は科学界全体の怒りを買い、こっぴどく嘲笑された。しかし後の宇宙開発による諸発見で、彼の行った声明のなかには確証される傾向になったのもある。『ペリコフスキーは再考する』と題する書物にはもっと詳細にこのことが述べてある。

月のない時代があった?

またべリコフスキーは古代の記述から、月は短期間地球の衛星であったという証拠をあげている。読者は『ペリコフスキーは再考する』 の中に出てくる『月を伴わない地球』 と題する彼の記事を読むとよい。その中で彼は、アリストテレス、デモクリトス、アナクサゴラス、アポロニオス・ロディオス、プルターク(以上は古代ギリシアの哲学者、詩人、伝記作家)、アッシリア人、インド人などの言葉や聖書すらも参考にし、地球に月がなかった時代のことを引用している。これは大昔のことだが、まだ人類の記憶に残っているという。

したがって月はモールデックの破壊後に地球を回る軌道に現れたらしいことはあり得ると思われる。たぶんそれはモールデックの大破壊以前にモールデックの月だったのかもしれない。そうだとすればそれもひどく爆撃されたことだろう。

月の広範囲なクレーター群のなかには、惑星との衝突による破片の結果生じたものがあるかもしれないが、海の中に意味深長なクレーターがないことや、他の証拠などからみて、兵器による爆撃説を示唆している。

知的に操作されたプロジェクト?

モールデックが破壊されてから金星は彗星のように見える巨大なチリ雲を捕らえたかもしれない。しかし火星が突然その軌道を変えて、地球と金星の軌道と交差する新しい軌道に移り、しかもこれを全くの自然の原因であるかのように見せかけている理由を説明するのはむつかしい。

ペリコフスキーが発見した大変動に関するもう1つの有力な解釈は、モールデック破片の地球にたいする接近である。これが火星や金星と見誤られたのかもしれないという。

もしも月が最近になって地球を回る軌道に入ったとし、ペリコフスキーが言うように地球、火星、金星の軌道の変化が実際に起こったとすれば、その動きはほとんど知的に操作される必要があったということになる。

月は多くの奇妙な軌道特性を示しており、偶然でもって簡単に説明できないものがある。それは太陽と同じ直径があるかのごとくに見えるような正確な距離で地球を回っている。これは本来信じられないことだが、もっと驚くべきことは、我々には月の反対側はけっして見えないという点である。これは月が28日ごとに地球を回る軌道を回っているからである。もしこの二つの期間が同じでなかったら、月の反対側は数世紀にわたる観測で定期的に見えるようになるだろう!

月の現在の軌道による星位から1つの重要な利点が起こってくる。もし月が定期的にその南半球を地球に向けるように自転したならば、地球の引力は月の表面の水に破壊的な潮力を生ぜしめるだろう。

こうした軌道特性は、地球を回る月の軌道は地球の月面に対する潮力を最少隈にするように知的に考えられたプロジェクトであったかもしれないのだ。

大昔の文明は引力をコントロールしていた?

もしモールデックが戦争で破壊されたとすれば洗練された武器やすごいパワーが利用されたのだろう。したがって引力のコントロールは関係文明によってマスターされていたにちがいない。以上言及したような惑星の信じがたいほどの移動離れ業を達成するために、大浮揚力を持つビームまたは引力を誘起するビームを持つ巨大な宇宙船が用いられたのかもしれない。また地球の自転を逆にするために同じ宇宙船が用いられた可能性もある。

2万7千年前の大変動で死んだマンモス

ベリコフスキーの書物に述べられている軌道の変化は、地球の地質や気候に突然の激烈な変化を与えたかもしれない。こうした突然の変化に対する強力な証拠は、『隆起する地球』と題するペリコフスキーの後の著書に述べられている。たとえば、かつて熱帯であった地域が現在は凍った不毛地帯になっているという徴候がある。

冷凍マンモスの口と胃の中に熱帯植物が入っているのが発見されたことがあるし、1977年には生まれて6カ月になる、体が毛で覆われた赤ん坊の冷凍マンモスがシベリアで発見された。

ロチェスター大学の科学者団がこの動物のカーボン年代測定をするために特殊な技術を用いたところ、約2万7千年間埋まっていたことが判明したのである。

この年代は第8章で述べたように、太陽の爆発が3万年弱の昔に発生して十秒ないし百秒間続き、そのために月面を焼いたという天文学者トーマス・ゴールドの示唆に驚くほど近い。このすべてはモールデックの破壊によって直接または間接にひき起こされたのかもしれない。

多種類の大変動

多種多様の大変動が長年月のあいだに発生したとも考えられる。3500年昔と2600年昔というペリコフスキーの年代はあまりに短すぎて、モールデックの破壊または地球を回る月の軌道設定の説明はむつかしくなると思われよう。

しかし、かりに惑星の工学技術が不可欠の基礎として応用されているとすれば、たぶん金星、火星、地球などはペリコフスキーがほのめかしているように接近した時期に動かされて、大変動が発生したのかもしれない。あるいはモールデックの大きな破片または隕石の接近が大変動の原因なのかもしれない。

大変動が2万7千年昔に起こって、そのために1977年に発見された体毛を持つマンモスが死んだというのは可能性はある。その変動以前にシベリアの気候は熱帯であったのだろう。これと似たような変動が3500年前と2600年前に発生したかもしれない。しかし体毛を持つマンモスは、それ以前の大変動のためにべリコフスキーの年代までにはすでに絶滅していたのかもしれない。

スター・ウォーズは歴史的事実に近い?

映画『スターウオーズ』はモールデックの物語を基本にしているかのような感がある。その筋はルシファーを含む天空の戦争に関する聖書中の物語に似ているようにも思われる。面白いことにその映画で粒子ビームまたはレーザー兵器が惑星を破壊するために用いられているのだ。

読者は米ソが現在粒子ビームやレーザー兵器を開発していることに気づいているだろうし、そうでないかもしれない。考えられるのは、『スターウオーズ』は映画の観客が想像する以上に歴史的事実に近いかもしれないという点である。

モールデック物語は確実な根拠をもって構成されなかったけれども、月を含むこの恐るべき戦争は実際に起こったかもしれないと強く提唱するに足る証拠は存在するのである。

第13章へ続く

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