ホーム ライブラリー レターズ ピクチャーズ ufo 掲示板 お問い合わせ リンク

GA Site -UFO Contactee-

articles

過去更新記事

 ├ 2009年度
 ├ 2008年度
 ├ 2007年度
 ├ 2006年度
 ├ 2005年度
 ├ 2004年度
 ├ 2003年度

最新更新記事

サイト内検索



GA Site内を

新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 MOON GATE by William L. Brian
 

第7章(2) 信じられないほどの発見事 UFO Contactee No.86 より

月の写真から青空がどのようにしてフィルターで変えられたかについて、すぐれた例がある。アポロ14号の飛行士ミッチェルが月着陸船のハシゴを降りる光景を撮った映画がそれだ。

月の青空をフィルターで変えた?

月の写真から青空がどのようにしてフィルターで変えられたかについて、すぐれた例がある。アポロ14号の飛行士ミッチェルが月着陸船のハシゴを降りる光景を撮った映画がそれだ。

彼が降下を始めたとき、空からの光の拡散の量がひどかったので、空全体が青味を帯びた白色に近い状態だった。加うるに、光の量のためにミッチェルと着陸船の細部を見るのは困難だった。信じられないことだが、彼がさらにハシゴを降りるにつれて、青白色の空はしだいに薄青色に変わり、続いて濃い青色になり、最後に彼が地表に達するまでには極端に濃い青または黒に変わってしまった。そのときまでには、フィルムの細部すべてはわずかを光の拡散現象をともなって、輪郭は鮮明になっていた。

▲アポロ14号の国旗掲揚シーン。cNASA
▲アポロ14号の国旗掲揚シーン。©NASA

画面中の次の場面は、前に述べた国旗掲揚式の光景で、暗黒の空になっているミッチェルを写したこの画面は、カメラがフィルターをつけた可能性、またはフィルムを地球へ持って帰った後に他のフィルムと交換したかのどちらかを示しでいる。

いずれにせよ、この出来事は濃密をブルーの月の大気の存在することを証明しており、これは同じ映画の揺れる旗によってすでに与えられた証拠を裏づけるものである。意味深長なことだが、月面写真や映画フィルム中の青空をフィルターで変えた可能性がある、という証拠をそれは提供している。

不思議な黒点の動き

これまでに月面上でモヤ、雲、その他の変化が見られたと言われてきた。こうした多くの観測は『月は死の世界か』と題するポール・M・シアーズの記事で言及してある。この記事は『ナチュラル・ヒストリー』誌の1950年2月号に掲載されたものだ。以下はこの記事で述べられた観測の部分的な要約である。

月の大気を示す薄明以外に、もっとすごい証拠は、月の空気中を落下する隕石かもしれない輝く点の動きの観測である。太陽が昇るときに、広がって大きくなる点"として知られる不思議な黒い地域が毎月出現するのだ。これは月の表面の他の部分に比較して黒くなるのである。

この"黒点"のなかには日没にしたがってふたたび消えてゆくのがあるし、夜になるまで黒い状態を保つのもある。

こうした黒点群は毎月のように大きさや形が変わるし、なかにはときとして消滅してしまうのもある。また、まばらな雲がときどき地表の上空をただよって、地表の細部を不鮮明にすることがある。この裏のなかにはそれ自体の影によって山のふちに輪郭を描くのもあるし、他の場所よりももっとひんぱんに雲が見られる特定の地域もある。

たとえば、19世紀に6名の天文学者が月の上空のモヤによって、プラトン・クレーターの底の細部が不鮮明になったのを見たと報告している。

月面の不思議な現象

右の発見をした天文学者たちは、まじめにとりあげられなかった。目の6分の1の引力ではこんな現象が起こせるとは考えられなかったからだ。

1960年に書かれた『不思議な月の世界』で、著者のX・A・ファーソフは、月食や月の昼間に、暗い、または輝く斑点の強度の変化を、有能な観測者が記録したと述べている。月面の他の部分が影響を受けないときは、部分的にしだいに見えなくなると言っている。

モヤや雲に似た影や斑点は、輝きや光と同様に、ある地域で何度も現れるのがずっと観測されてきた。ファーソフが言うには、こうした現象のすべては簡単に光現象または地球に関しての月の位置のせいにすることはできないという。

ファーソフによれば、月のアルプスに輝く地域が存在し、そこの峯によっては、周囲の地域が鮮明に輪郭を出しているのに、ときおり輪郭が不鮮明になるのがあるという。しかも危機の海の南東側部分で、ピカール・クレーターの近くに、ぼんやりとした地帯が多年絶えず見られており、しかもこれは地表の細部を完全に覆っているのである。 ファーソフは月の明暗境界線の近くで見られる太陽光のことを述べている。これは月の上空高く太陽があるときよりも赤く見えるという。彼はこれを微小な結晶と結合したガスの拡散と考える以外に他に説明のしようはないと言っている。

その他の緑、茶、青、紫などの色が海やクレーター内部などで見られてきた。これらの強さ、位置、広がりなどの定期的な変化は、色現象が物理的または化学的を変化によって起こることを暗示しており、これは太陽熱の量によるのである。

ファーソフは生物の活動がこの現象を説明しているのかもしれないと考えている。この考え方は、結果的にNASAが提供した実質的な大気存在の証拠に信用を加えるものだ。

月による星の掩蔽

月による星々の掩蔽は大気の存在にたいする別な証拠となる。チャールズ・フォートは1923年に『新しい土地』と題する本を書いたが、その中で彼は月によって隠された星々の多くの観測について論じている。見たところ月によって隠れる星々の見かけ上の動きは、フォートが月には大気があると確信していた時代には、きわめて普通に観測された現象だった。

ところが具合の悪いことに、これまで収集されてきた掩蔽に関するデータは、月の輪郭の不規則な形によってやや不確定にされているのだ。加うるにデータがきわめて変化しやすいので、月の大気の密度の見積もりはあてにならないのである。したがって掩蔽の測定は、そこに大気があるということをはっきりさせるだけで、その密度までは出せないのだ。

月のハロ現象は大気を示すか

日食時のハロ現象は、月のために隠れた星々の場合と同じ問題を提起する。『ライフ』誌1979年4月号の表紙に載った日食の写真は、このハロ現象を示すものかもしれない。しかし批判する人は、このハロは全く太陽のコロナでできたもので、月の大気ではないと反論するかもしれない。いずれにせよ太陽のフレアーとは関係なく、このハロの厚さは表面から240キロの高度ではほとんど感じられなくなる。

この高度になると、月の大気の密度は無視してよい。それはきわめて希薄なので、太陽の光は希薄を空気の分子に全く影響を与えなくなる。

月の大気に関する結論は、大気中に保たれるホコリの微粒子や水蒸気の程度ないつも考慮に入れなかった。この微粒子こそ大気を通して光の拡散を支配する最大の要素なのかもしれない。ファーソフによると、月の大気はたぶん純粋をガスのように光を拡散するのだろうという。

一方、これとは違って地球の大気は高い割合のホコリ、氷の結晶、水滴などを含んでいるのである。彼はピクデュミディ天文台の高度(2800メートル)でさえも、地球の大気はレイレーのガス拡散公式が示すよりもはるかに多くの長波長の光を拡散させるが、これは大気の中に多くの分子を含んでいるためだとファーソフは言っている。

月の大気は地球で普通に見られるようには強風その他の気象条件を起こさないようだが、これは昼と夜が長いからで、それに月の表面には大量の水が存在しないからである。したがって月の大気はたぶん地球のそれよりもはるかにきれいで、光の拡散現象もわずかなものだろう。

加うるに日の出と日没の色はさほどひどいものではなく、大気のハロは日食のときには低下するだろう。星々の掩蔽も予想されるほどはっきりしたものではなく、諸発見事を解釈すれば、月にはきわめて希薄な大気があるということになるだろう。だがやはり大気の密度は明白なものではないにしても地球のそれと同じかまたは大であるかもしれない。

大気中で燃える隕石

地球と月はその大気ともども同じようにして創造されたと考えても不合理ではない。大気というものは地殻の上層部から固形とガス状の物質の放出によって生じたのかもしれない。地球や月のような天体は、その両方の引力が同じで大気を保つほどのものならば、同じ深さの大気を保つだろう。もし片方が弱い引力を持つとすれば、その大気はもっと深くなるだろう。なぜならガス類は、強い引力を持つ方の大気よりも圧縮される度合が弱いからである。

大気の深さは引力場の強さに逆比例する。このことは閉じ込められたガスの量は、それに加えられる圧力に逆比例するという、ガスの圧力と量に関する法則に従ったものである。言いかえれば、圧力が倍になれば量は半減するということになるのである。

もし月が地表に関して地球と同じ量の大気を持つとすれば、そのことを示す直接の証拠があるだろうか? 先に引用した記事の中でポール・M・シアーズが述べているところによると、1930年代の月天文学者たちは、月面に撃突していると思われる隕石の運命について推測し始めた。計算の結果、月面の暗い部分に落ちる4・5キロかそれ以上の重量の隕石は(空気がないものとして)、肉眼で見えるほどに輝く閃光となって崩壊することがわかったという。こうした閃光が毎年百回以上も起こるはずだが、実際には今までの観測史でわずか2、3回の閃光が報告されたにすぎない。これは地面に撃突する前に大気中で燃えつきてしまうことを意味している。つまり月は地球以上に隕石から保護されているらしいのだ!

月面の閃光

このパラドックス(矛盾した事柄)を説明しようとして天文学者は、月の表面の大気密度は地球の大気の1万分の1にすぎないけれども、88キロ以上の高空になると地球の同じ高度よりも密度が大になるのだと言っている。これは月面付近の大気を圧縮することができない6分の1という低い引力にもとづいた考え方なのだ。

しかし、かりに月の大気密度が地球の表面のそれの1万分の1にすぎなかったとして、しかもその引力が地球の表面引力の6分の1にすぎないとしても、1単位面積の上空の大気の量は、地球を保護している大気の1万分の6にすぎない。

空気の量は地表における隕石の落下を防ぐ最重要な要素であるから、先のパラドックスは天文学者の説明では解決できない。6分の1の引力しかないとなると、隕石の燃焼を説明するに足りるほどの空気は月の大気中にないということになる。

シアーズの記事によると、地球で発生すれば火球と報告されるような最も強く輝く隕石ならば、望遠鏡で見ればかすかに見えることがはっきりしているという。

そこで1941年に月面観測の最大のベテランの1人であるウォルター・ハースが、月の隕石の長時間観測を開始した。

望遠鏡により月の暗い部分を170時間探索した後、ハースと仲間たちは月のあちこちの地点で始まって終わった12個の動く光体を発見したのである。この観測期間中に4、5個の地球上空の隕石が望遠鏡の視野を横切った。月面の閃光の1、2個はかすかに光る地球の隕石だったかもしれないが、確率の法則によればあとの閃光は月面で発生したことを示している。

濃密な大気があるとすれば

隕石が月の大気中を通過する際に、地球よりももっと実際的に停止するように見える理由は今や明らかである。

アポロ飛行を実施中におこなった測定によると、月の表側にはふくらみが存在していることが示されている。このことは月の裏側の大気の密度と深さが平均した密度や深さよりもはるかに大であることを意味している。意味深長をのは、月の表側は基本的にいわゆる海から成り立っていることだ。もと海という名がつけられたのは、それらがみなひからびた海のように見えたからだ。

裏側はほとんど山脈ををしており、地球の山脈よりもはるかに高い山があるということになっている。地球でも海洋が水を失えば同じ状態になるだろう。

したがって、もし月の大気の平均密度が地球のそれと同じぐらいだとすれば、月の表側の大気密度は地球のどの場所よりも大になるだろう!

そこで濃密な大気は次のような驚くべき暗示をすることになる。すなわち月の大気のガス類が地球のそれと同じであるとすれば、月のほとんどの地域において宇宙服や生命維持装置は必要ないということだ。このことはアポロ宇宙飛行士たちが極端に軽い背のうをかついでいたかもしれないことを暗示している。というのは必要な酸素は月の大気が供給してくれるからだ。

こうなると当然のことながら宇宙服は真相隠蔽を大にするために映画撮影をやっているあいだだけ使用されたのかもしれない。一場面を撮り終わったあと、宇宙飛行士は宇宙服をぬぎ捨てて背のうをはずし、全くの自由な状態で月面探険や他の活動で歩きまわることができたかもしれない。

しかし他の地域では地球の高山地帯のように宇宙服が必要だったかもしれない。もし地球の海洋がなくなれば、多くの山脈地帯や高原はもはや生命を維持するのに充分を大気を持たなくなるだろう。大気は最低の地域を求めて、何マイルもの深さに達する干あがった海底を満たすだろう。地球の海洋は地球表面の大部分をカバーしているので、数百万平方マイルの地域は無人の土地になるだろう。

月には生命体や植物がある!?

月には長い昼夜があるにもかかわらず、ある地域には生命体や植物が存在し得ることは考えられることである。適当な高度や地域の覆われた谷などには、人間の住めない地域に見られるような極端を温度差はないだろう。地球の極地帯で発生する極端に長い昼夜は、月のある地域に非常によく似た状態を生み出すかもしれない。重要なのは地球でも生命体がこの極端を状態によく適応するという事実である。

先に述べた漂う雲やモヤは、月面に水があることを暗示している。観測によると、雲の形成は山脈地帯やクレーターの内部のほうが規模が大きいという。そこでは自然の壁のあいだに湿気がとらえられるのだ。漂う雲はそれを動かすのに風を必要とする。真空中では放出されたガスは急速に拡散し、漂わない。

大気があるために司令船は月の高空を飛んだのか

月に濃密な大気が存在する別をシルシは、アポロ宇宙船や月探査機が月の表面から120キロ高度の平均距離で軌道に乗ったときに示されている。この高度を選んだ理由についてはNASAから特別な理由が公表されていない。

▲アポロ14号の司令船cNASA
▲アポロ14号の司令船©NASA

たしかに月に大気がないとすれば、月をまわる衛星にとって最上の高度は、うんと低くなるだろう。ルナー・オービター類は写真を撮るために月へ送られたのである(訳注=1966年8月10日、アトラス・アジエナロケットを使ったルナー・オービターl号が月面の211枚のテレビ画像を送信して以来、1967年8月1日発射の5号まで、いずれも成功して総計1156枚の画像を送信している)。したがってもっと低い高度ならば月の表面のもっと精密を地図を作ることができたことだろう。アポロの司令船でさえもこの高度で軌道をまわっている。

大気があれば、最小限の許容軌道は、空気の摩擦の抵抗により実質的に宇宙船や衛星の速度を落とさぬ程度の高度にせざるを得ない。低い高度の宇宙船に大気が影響を与えると、軌道は急速にくずれて、そのために宇宙船はスピードが低下し、燃えて墜落する。このためにスカイラブその他の衛星のごとき地球の宇宙船が、地球から160キロ以上も高空にとどまったのである。 どうやらNASAが選んだ軌道用の高度は、月の大気のためだったらしい。というのは長時間、もっと低い高度で飛ぶならば、大気が安全な軌道周回をさまたげるからだ。このことは月の大気の密度が地球のそれに似ているかもしれないことを意味するのである。

第7章(3)へ続く

home artcles letters pictures ufo bbs お問い合わせ link